2020年に起きたパンデミック騒動による工場閉鎖や巣ごもり需要拡大による半導体不足、2021年に起きるマイニング需要による高騰でさらなる価格上昇でこの1年頃価格上昇が続いていました。
しかし、今年に入り世界における全体的な物価による価格上昇でさらなる価格が上がると思いきや、中国がマイニング規制したことでマイニング通貨価格が下落しました。
それにともなって現在、40seriesやRX7000seriesが今年に登場することもあり
また、RTX 4090が製造を開始されたという目撃があったため現行の商品が円安にも関わらず値下げ状態が続いています。
これは在庫が多く抱えて処理するために値下げをしていますが、それでもGTX10seriesであった在庫処分に比べても価格はやはり未だ高い状態です。
一方でハイエンドクラスではドル価格の値下げを発表、価格がTITANクラスのRTX 3090 Tiも1499ドルに落ち着いています。
さて、9月1日現在、GPUの価格は以下の通り。
価格(ドル) | 価格(日本円) | 現在の最安価格 | |
---|---|---|---|
RTX 3090 Ti | 1499ドル | ¥ 327,800 | ¥189,800 |
RTX 3090 | 1299ドル | ¥ 229,800 | ¥159,980 |
RTX 3080 Ti | 1099ドル | ¥ 179,800 | ¥119,700 |
RTX 3080 12GB | 799ドル | ¥ 129,800? | ¥98,303 |
RTX 3080 10GB | 699ドル | ¥ 109,800 | ¥90,981 |
RTX 3070 Ti | 599ドル | ¥ 89,980 | ¥74,378 |
RTX 3070 | 499ドル | ¥ 79,980 | ¥69,780 |
RTX 3060 Ti | 399ドル | ¥ 59,980 | ¥54,980 |
RTX 3060 | 329ドル | ¥ 49,980 | ¥46,480 |
RTX 3050 | 249ドル | ¥ 39,800 | ¥31,800 |
RTX 2060 12GB | 299ドル | ¥ 44,980 | ¥37,800 |
RTX 2060 6GB | 299ドル | ¥ 44,980 | ¥35,980 |
GTX 1660 Super | 229ドル | ¥25,700 | |
GTX 1650 | 149ドル | ¥ 24,980 | ¥22,880 |
GTX 1630 | 不明(推定99ドル) | ¥18,800 | |
GTX 1050 Ti | 139ドル | ||
GT 1010 | 40ドル |
価格(ドル) | 価格(日本円) | 現在の最安価格 | |
---|---|---|---|
RX 6950 XT | 1099ドル | ¥149,800 | ¥149,800 |
RX 6900 XT | 999ドル | ¥127,800 | ¥130,083 |
RX 6800 XT | 649ドル | ¥118,778 | ¥95,800 |
RX 6800 | 579ドル | ¥99,800 | ¥85,800 |
RX 6750 XT | 549ドル | ¥99,000 | ¥64,722 |
RX 6700 XT | 479ドル | ¥64,790 | ¥64,800 |
RX 6700 | 不明(449ドル?) | ¥65,800 | |
RX 6650 XT | 399ドル | ¥49,980 | ¥46,980 |
RX 6600 XT | 329ドル | ¥36,800 | ¥45,800 |
RX 6500 XT | 199ドル | ¥24,400 | ¥19,800 |
RX 6400 | 159ドル | ¥22,980 | ¥15,800 |
ハイエンドクラス
現在の価格相場はハイエンドゲーマークラスが9万円、プロフェショナルクラスが15万円となっており、それぞれ小売希望価格を下回っている状況です。
これはRTX 40seriesやRX7000seriesがもうじき登場することやGPUの需要減少で価格が下がっていて、特に例年GPUはハイエンドクラスから先に登場するため上のクラスほど価格が大きく下がっている状態です。
プロフェショナルクラスでの90番台や900番台は正直絶対買いではありません。
なぜならRTX 4090が製造が始まっているという報道があり、早ければ今年中に登場するからです。
RTX 3090 Tiですら、RTX4070 12GB(リーク情報)とほぼ同等なため、ますます消費者の買いが冷えている状況です。
しかしこれでも18万円だし、異常な円安事情やメモリ数など加味してもせめて10万くらいまで下げないとおそらく買い損でしょう。
ハイエンドゲーマークラスの80番台や800番台も9万円くらいになってきたものの、これも買いではない。
RTX4080は在庫処分で遅れ、2023年位に登場すると予想されています。
しかしそれはおそらく早ければ1月か2月なので新型として行くのは余命はないと思ったほうが良さそうです。
なお、いずれも在庫処理の関係でRTX3080 12GBが継続して製造しているのを除き、全て製造終了していますので、買い価格になったら競争です。
ハイクラス
アッパーハイクラスの3070Tiが8万円、ハイクラスの3070およびRX6750XTやRX6700XTは7万円、準ハイクラスのRTX 3060TiおよびRX6700は6万5000円が相場になっています。
このクラスはハイエンドクラスと違いまだ製造されていることは確認されていて、次世代モデルはもう少し時間はかかると予想されています。
このクラスでおすすめは RTX 3070が一択、RTX 3070 Tiに関しては少し前まで、マイニングやゲーマー不評によって価格が逆転して無印より安く買うことができたのですがもとに戻り消費電力が高すぎることから今は買いではないです。
一方の価格の下がりが特に鈍いRTX 3060 Tiでさえようやく定価を下回りました。
超円安でありながらもこの価格のため実際のドル価格ではかなり低くなっていると思われます。
ミドルクラス
ミドルクラスのRTX 3060、RX6650XT、RX6600XTは相場で5万円、準ミドルクラスのRTX 3050と前世代のRTX 2060は3万円ほど、非RTのGTX 1660Superは2万円ほどです。
このクラスは機能性が有り無しが激しく、最新モデルでの購入をおすすめしたいです。
ただし、RTX 3060に関しては後継モデルが近く最新としての寿命はあとわずか、しかしRTX 4060は8GBしかないとの情報ガあるため12GBである特徴を持つこのモデルは引き続き残る可能性があります。
RTX 3050はGTX 1660Superを置き換える形で今年に出てきたばかりのGPUです。
50番代はいつもなら早いですが、今回はかなり遅く出たためしばらくは残るでしょう。
以前は6万円とすごい高額だったが、現在は3万円とだいぶ安くなりましたので、今は買いです。
ロークラス
ロークラスの代表格の GTX 1650は2万円、ローエンドのGTX 1630やRX6500XTとRX6400は2万円未満になっています。
あれほど割高だった、GTX1630は2ヶ月ほどで2割ほど値下がっていますが、それでも GTX 1050 Tiより性能が低いのに高価です。
ロークラスのGPUは当面の間は安泰の模様だが、今後しばらくはまともにレイトレ使用のプレイには期待があまりできないでしょう。
GTX 1650は登場から3年経過していますが、後継モデルが今のところ出ておらず(RTX 3050は出たが過去のGTX 〇〇60番台扱い)RTXの30番代が出るまでは安全、GTX 1630に関して今年出たばかりで流石にすぐに入れ替えは過去の例から今のところありえないでしょう。
一方のGTX 1050 Tiはすでに登場から6年近く経つが、リーク情報でまだ製造されています、GT 1010は…わからんが現役でしょう。
RX6500XTやRX6400は相変わらず値下がり状態が続いており、マイニング情勢等とかでもエンコード機能がないことから元の値が安かったためあまり寝下がっていないです。
ロークラス自体の変動は上のクラスに比べて静かであるもののこちらでは内蔵GPUに追いつかれるということもあるので、コスパ的に少し微妙です。
強いて言えば GTX 1650が今のところ性能も悪くなくコスパもいいのでおすすめです。
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