今回は、私が開発を進めている3DCG Gen2が、一体なんのために存在するのか、その根本的な理由についてお話しします。
これは単なる技術開発ではなく、私たちが生きる社会の未来を見据えた、壮大なプロジェクトなのです。
限られた人しかできない構図
現在のデジタル世界では、プログラミングや画像、動画制作は、ノーコードツールや生成AIの登場によって、誰でも簡単に手を出せるようになりました。

しかし、3DCGだけは例外。
AIがどれだけ進化しても、3DCGが簡単に扱えるようになることはありません。
今後もずっと、難しく限られた人しか扱えない状態なのです。



その理由は、3DCGの「表現の広さ」にあるね
プログラミングや画像、動画が「平面」の世界を扱うのに対し、3DCGは「立体」を扱います。
この次元の違いが、技術的な壁を圧倒的に高くしています。
空間の把握、物理法則、ライティング、テクスチャ…これらすべてを理解し、思い通りに表現するには、膨大な知識と経験が必要となります。
この「限られた人しかできない」という構図は、非常に大きな問題を抱えています。
創造性を発揮できる人が、特定の技術やソフトウェアに縛られてしまうからです。
本当に新しいアイデアを持った人が、その技術的な壁に阻まれてしまう現状は、イノベーションを妨げる大きな要因となっています。
見た目だけの差別化の限界はいずれか来る


今の3DCGは、SNSの世界では加工された美しい写真のように通用していますが、それはあくまで「誤魔化し」に過ぎません。
いずれメタバースが本格的に普及する頃には、その限界が明らかになります。
2030年代には、6Gの普及によって、デジタル空間に「匂い」や「感触」といった要素が追加される構想があります。



でもそれが何が問題なの?



違和感がどんどん強くなってくるからだ。
例えハードウェアがそれ入れても、肝心な3DCGはいまもポリゴンを使用している。
そうなれば、単なる視覚情報としての3DCGは、その存在価値を問われることになるでしょう。
これは、まるでInstagramで写真加工が流行した後に、多くの利用者がよりリアルな「中身」を求めるようになったのと同じです。
第1世代の3DCGは、見た目の美しさに特化して進化してきました。



しばらくは続くとは思うけど
ただ、いずれにしろ人は見た目だけでなく、その「中身」を求め始めます。
事実SNSのようになっているため。
しかし、第1世代、第2世代を問わず、3DCGの制作はそもそもあまりに難しすぎます。
コンピューターが得意なものと人間が得意なものって実は逆なことが多いんですよね。
この辺はコンピューターがその役割を果たします
だからこそ、私は素人でも簡単に扱える第2世代3DCGを構想しているのです。
誰もが、自分のアイデアを、技術的な壁に阻まれることなく、3Dの形で表現できる世界。それが、私が目指す3DCG Gen2の姿です。
3Dの資産性を高めるため


前述の通り見た目だけの3Dモデルには、資産価値に限界があります。
それは、ただの「データ」であり、複製やコピーが容易だからです。



たしかに3Dに限らず、画像や動画とかも…
しかし、もしそこに「機能性」という概念が加わったらどうでしょうか?
車であれば、「ただのオブジェ」から「自動運転が可能な車」へと進化します。
これは単なる視覚的な情報ではなく
- なんのために役立つのか
- どんな性能を持つのか?
- どれぐらいの寿命があるのか?
という新しい価値を付与します。機能性を持った3Dアセットは、もはや単なるデータではなく、現実世界と同じように「資産」としての価値を持つことができます。
第1世代が「見た目」に特化していたのに対し、第2世代は「機能性」という新しい軸を持つことで、3Dの資産価値を飛躍的に高めることができるのです。
これは、デジタルコンテンツの経済圏を根本から変える可能性を秘めています。



ただ、WEB3じゃないと性能発揮できないようなものなのでWEB2以下やオフライン環境では使えないと思っていいだろう。
そしてAIアバターのように人間性に大きく関わるものは最初からコピーできないようにします。
ソフトウェアという限られた壁を排除するため


多くのゲームソフトは、特定のソフトウェアでしか動かせません。
UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンに依存しているのが現状です。



一見すれば合理的に見えるけど、この構造は高度化すればするほど限界がある
この構造の問題点は、ゲームエンジンがゲームの世界のコントロール権をすべて持っていることです。
3DCG自体には、車を動かすといった機能は一切ありません。
ゲームエンジンがあって初めて、その機能が使えるのです。
この構造には、「他の世界へ行けない」という致命的な欠点があります。
マリオがマイクラの世界にそのまま行けないように、異なるプラットフォーム間でのデータの引き継ぎはできません。



しかもいろいろとシステムそのものが面倒なんだよな
コラボレーションは可能ですが、それは元データを一から作り直しているに過ぎません。



そういうことだから3DCGやIT系は多様性とは真逆の画一化が良いのね



そういうことだ
システムが画一化しても十分に多様化はできるからね。
余計な多様化は不要ってこと。
そこで、3DCG Gen2は、3DCGそのものに機能を持たせるという前提で動かします。
これにより、ソフトウェアの縛りを排除します。
非常に難しい開発のため、拡張子は「設計図」として、WEB3の世界に落とし込んで初めて3DCG化するという方式をとります。
もちろん、この方式はNFTと非常に相性が良いです。
そして、ソフトウェアという縛られた壁を排除します。
いわば、羽田空港の国際便で直接別の世界へ行けるような、そんな感じです。
あなたの3Dキャラクターやアイテムが、どのメタバースやゲームでも、その機能や価値を失うことなく利用できる。そんな世界を私は作りたいのです。



なお、この話には続きがあって、それは無料では言えないからFANBOXにて有料公開させるね