日本は、歴史上、市民が主体となって体制をひっくり返すような大規模な「革命」を経験したことがありません。
明治維新も、外圧や上層部の内乱による変革であり、産業革命も海外からの導入でした。
これまで、日本の生活は時代とともに変わってきましたが、「トップダウン(上から下への指示)」という上下関係の価値観と、個人の自由度の低さは、2000年以上も天皇制というもの構築し変わらない、強固な構造として根付いていました。

これは歴史の動画や歴史的な学習をしていたら、いずれも上が全部支配した世界ということがわかるのだ。



いずれも貴族とか殿様とかいろいろ出てきますよね…
しかし、インターネットというこれまでなかったツールは、この長い歴史の中で築かれてきたピラミッド構造を、音を立てて崩し始めています。
先の記事で述べた「対立的な距離の拡大」は、この崩壊の予兆であり、日本革命はもしかすると現実味があるかもしれない、と私は考えています。
これまでの革命とは一線方向を逆転する価値観
これまでに起きた世界の革命は、主に「生存」に直結する課題を解決するためのものでした。
- 食糧革命:飢餓からの解放
- 産業革命:大量生産による物資の供給、貧困からの脱却
- 政治革命:圧政からの自由、権利の獲得
つまり、「足りないもの」を満たすための革命でした。



言われてみれば確かにいずれも生命ですもんね…
しかし、今回、日本で起きそうな革命は、これまでのそれとは一線を画しています。
労働からの解放と「過剰」への反動
今の日本は、モノもサービスも過剰すぎるほど便利に溢れています。



実はこの便利はもう今かなり害悪になっている


ネットショッピングもフードデリバリーも、あまりにも便利になりすぎて、生活の「味」が薄く、幸福度が下がっていると感じる人が多いのではないでしょうか。



なので不便というのはじつは必要な存在。
だからキャンプのように火を起こしたり、テントを立てたりなど今も存在するほどなんだ。
一方で、人々が最大の不満を抱えているのは「労働」です。



税金かと思ったけど…



税金はもちろんそうだけど、それ以前から日本は労働にかんする異常な執着心があり、まさしく労働執着である



でもそれなら会社のはずじゃ



まあこの話には続きがあるから
この便利すぎる世の中になってからか、人々の労働は以前よりも増して増えてきている。
- 労働力の不足:人手不足は深刻なのに、給料は上がらない。
- 外国人優遇と日本人放置の異常事態:日本人が報われないという不満。
- 労働執着文化:長時間労働やサービス残業が当たり前の価値観。



でもこの便利すぎる世の中と労働の問題って何が関係するんだろう?



例えばネット通販とかも個人配達をすることが増えたため以前よりも運送が忙しくなっているということは気づかないかな?



そういえば言われてみれば車の中でパンパンに荷物を入れていた動画を見たような…
今回起きるかもしれない革命は、「足りないもの」を求めるのではなく、「過剰なもの」を削ぎ落とし、「労働から解放されて、真の自由を手に入れる」ための革命になるかもしれません。
「便利になりすぎた結果、不幸になった社会」をひっくり返す、これまで進化した革命とは全く大きく異なる、2000年以上も一度も起きなかった日本の革命が、今、爆発しようとしているのです。
WEB3が目指す「非中央集権型社会」への移行も、このトップダウン構造を壊す大きな力になり得ます。
現在のWEB3は難しいですが、誰もが使えるくらいに簡単にして、既存の権力構造に対抗する仕組みを推進していく必要があります。
今後どうなるか?
流石に、この先の未来がどうなるか、私にも明確な答えはわかりません。



けど、危険すぎるのは確かで
ただ、言えるのは、このまま対立的な距離が広がりすぎた状態で放置することは、一気に社会システムが崩壊した場合、「無法地帯」になるリスクと、多くの人が精神を病む「精神崩壊」のリスクが非常に高いということです。
過剰な情報と過剰なサービス、そして過剰な対立。
これまでに人類が経験したことのない、異質な崩壊過程です。
少なくても、今の「天下り」や「政治と経済が癒着した体制」は絶対に無理です。



よくて暴動による政治家の殺人、最悪の場合内戦クーデターを起こす可能性はある。



でもこれあるんですかね?



警察も昔のように体力があるわけじゃない。あの数の総量を押し切るのはいくら警察とかでも無理。
もうSNSだと怒り狂っているほどだから警察も全く働いてないという批判も多く、警察だろうが多分やると思うよ
政権交代があったとしても、この「対立的な距離の拡大」と「過剰な社会」という、これまでにない複合的な問題は解決できません。
しかし、歴史は繰り返します。
この「壊れる」という危機こそが、私たちが創造性やゼロから生み出す力を最大限に発揮し、新しい価値観と仕組みを作り出すチャンスかもしれません。
あなたが「◯か☓か」ではなく「グラデーション」で世界を見始めるとき、それは小さな革命の始まりです。
この崩壊と革命の「只者じゃない」側面については、いずれまた別の記事で深く掘り下げていきます。