この記事を読んでいる人の中には、「投資なんて考える以前に、毎月の借金の返済で精一杯だ…」という方もいるかもしれません。
もし、あなたが住宅ローン以外の借金(クレジットカードのリボ払い、消費者金融、自動車ローン、一部の奨学金など)を抱えているのであれば、申し訳ありませんが、投資を始めるのは今すぐストップしてください。

貧乏なら、NISAも仮想通貨もやっている暇ではないぞー!
投資の目的は、「手元のお金を増やすこと」です。
しかし、借金を抱えている状態は、「常にお金が減り続けている状態」です。
このマイナス状態を放置して、プラスに転じようとするのは、底に穴が開いたバケツで水を汲むようなもの。



こんなの無駄な労力しかないし、校長が言う「労働執着」になる原因ね。
本記事では、なぜ借金返済が最優先なのか、その「利息」という見えないコストの恐ろしさを具体的な数字で解説し、最短でマイナスをゼロにするための精神的なアプローチについてもお話しします。
借金の利息が実は非常に高い:投資リターンを遥かに超える「確実なマイナス」
もちろん投資は、あくまで「増える可能性のあるもの(リターン)」ですが、借金の利息は「確実に支払わなければならないコスト」です。
この二つを比較すれば、どちらを優先すべきかは一目瞭然です。



人は得られるものより失うものの方を恐れる
クレジットカードの利息は年15%?これは「確実なリターン」の裏返し
まず、クレジットカードの支払を疑いたいところ。
一般的なクレジットカードのリボ払いやキャッシングの金利は、年利で15%前後に設定されていることが多いです。



15%!?これすごいねー…
儲かるからかな?



さすがわが仮想学園の生徒会長はこの数値の恐ろしさをわかっているな!



あんだけお金に関することを教育をしているならわかりますって!
これはどういう意味か、投資と比較して考えてみましょう。
項目 | 年間リターン(目安) | 特徴 | 確実性 |
S&P500(NISA) | 10% | 史上最高峰の指数だが、変動あり | 可能性 |
ナスダック100(NISA) | 17% | 成長性が高いが、リスクも高い | 可能性 |
クレジットカードの借金利息 | 15% | 確実に取られるコスト | 確実 |



これでもわからない方に言うと、10万円を買ったものは1年間払わずにいると11.5万円も払わないといけなくなる
(実際にはこの数字にはならないが、あくまで参考指数)
確実な15%のマイナスを抱えている状態は、「投資で15%以上のリターンを確実に出し続けないと、プラマイゼロにならない」ことを意味します。



おなじ金額で例えると
- S&P500で10%のリターンを出しても、借金が15%で増えているなら、差し引き5%のマイナスです。
- 仮想通貨で大きく増やせる可能性はありますが、それは「ギャンブル」思考。確実なマイナスを、不確実なプラスで打ち消そうとするのは、極めてリスキーな行為です。
日本はモノが多い国なので、節約がしやすいと冒頭で述べました。



まあ最近はインフレで以前よりしにくくなっているけど、それでも中古とかで行けるところはいきたいところね
しかし、目先で行える最大の節約は、この「借金利息という無駄な出費」をゼロにすることです。
15%の利息をなくすことは、15%のリターンを得ることと同じ価値があります。
奨学金ですら年最大3%:配当金投資の旨味を消すほどの負担



これは盲点かもしれない
「奨学金だから大丈夫」と思っている方もいますが、有利子の奨学金は利息が付きます。例えば年3%だとしましょう。



厳密には「第二種奨学金」というものでな、これがいかに危険か知りたい。



これを投資で例えるとどうなるか?
これを投資に例えると株式投資の配当金に該当します。
- 高配当株の利回り:一般的に1%~5%程度。
もしあなたが年3%の利息を払っている場合、配当利回り3%の株を買っても、トントン(プラスマイナスゼロ)。
時間と労力をかけて投資をしても、得られるはずの利益が、そのまま借金の利息として消えていきます。
「労働執着文化からの脱却」を目指すには、まず「お金に囚われない自由な状態」が必要で、借金は、その自由を奪い、より長く、よりつらい労働を強いる最大の原因となります。
借金があるうちは、自由への第一歩ですら踏み出せていない状態なのです。
借金の重さは想像以上にきつい:「心の平穏」を奪う最大の敵
借金の恐ろしさは、利息の高さだけではありません。
それは、あなたの心の平穏(メンタルヘルス)を蝕む最大の敵であることです。
借金があるうちは創造性が生まれない
創造性やゼロから生み出す力は、「心の余裕」から生まれます。
日本に創造性がないと言われるのは、「不安」が蔓延していることも大きな要因です。
借金は、その不安を個人レベルで最も増幅させる装置です。



そもそも借金は安定しないものだから絶対に駄目
SNSやフードデリバリーが便利に行き過ぎて味が薄くなったと別の記事でも伝えたが、借金のプレッシャーは、生活の「味」を極端に苦くします。


この苦さを解消することが、人生の味を濃くする上で最も重要です。
基本は「住宅ローン以外」の借金
なぜ住宅ローンは別なのか?
- 金利が極めて低い: 住宅ローンは、一般的に年利0.5%~1.5%程度と、非常に低い。
- 資産性がある: 借金であると同時に、購入した不動産という「資産」が手元に残る(もちろん価値が下がるリスクもありますが)。
- 社会の仕組み: 住宅ローンを組まないと、家を買うという社会的な仕組みに乗れないことが多い。
これに対し、クレジットカードのリボ払いや消費者金融の借金は、金利が高く、手元に何も残らない「消費の借金」。
これは、一刻も早く清算すべき負債です。
まとめ:マイナスをゼロにすることこそ最高の投資
借金返済は、「年15%の確実な利益」を生む、最強の安定投資です。借金がなくなって初めて、あなたはNISAという安全な道を進む資格が得られます。
一方で借金がある状態で仮想通貨に手を出すのは、ただの無謀なギャンブルです。
真の挑戦とは、まず足元のマイナスをゼロにするという、最も困難で地道な一歩を踏み出すことから始まります。
借金から解放されて初めて、WEB3という新たな世界に胸を張って飛び込めるのです。
借金返済は、投資です。
最も確実で、最もリターンの高い投資です。
まずは、自分の借金を正確に把握し、高金利のものから順に、生活を極限まで節約して返済計画を立ててください。
そして、借金から解放された日、晴れてNISAや、少額での仮想通貨への挑戦をスタートしましょう。
心の平穏と労働からの自由は、借金がない状態から始まります。