最近、「個人ブログはもうオワコン(終わったコンテンツ)だ!」なんて声を聞くことが増えたと思いませんか?
「せっかくブログを始めたのに、全然読まれない…」 「企業サイトばかり上位に来て、個人は無理だ…」
そう感じて、ブログを辞めようかと考えている人もいるかもしれませんね。
私も「個人でブログを続けていくのって、正直しんどいな…」と思うことは何度もあります。

いろんなジャンルをやっているけど伸びないジャンルはやっぱ多いなぁー
でも、ちょっと待ってください! 本当に個人ブログは衰退しているのでしょうか?



そもそもだけど個人で稼がなくちゃいけなくなった時代が来た今のこの頃、ブログだけ衰退する理由ってなんの意味があるんだ?
この記事では、個人ブログが「衰退している」と言われる理由を冷静に分析し、その上で、個人ブログがこれから復活していくかもしれない「兆し」について、私の個人的な意見も交えながら、深掘りしていきます。
特に、今ブログを頑張っている人や、これから始めようか迷っている人に、希望を持ってもらえるような内容にしたいと思っています!
結論:市場価格はたしかに上がっている!
まず、ブログを取り巻く「市場価格」についてお話ししましょう。
「市場価格」というのは、ここでは主にブログで稼ぐための収益性、特にアフィリエイト広告や純広告の単価や企業のブログ運営にかけるコストを指します。
この市場価格自体は、たしかに以前よりも全体的に上がっています。
- 企業がブログ・コンテンツ制作に投じる金額は増えた
- 影響力のあるサイトへの広告単価は高止まりしている
つまり、ブログという市場全体が小さくなっているわけではないんです。



ではどうしてお金を稼げなくなったんだろう??
むしろ、マネタイズ(収益化)の手段が増えたり、専門性の高い記事の価値は上がっています。
では、なぜ「個人ブログが衰退している」と感じる人が増えているのでしょうか?
それは、市場のパイは広がっているのに、個人がそのパイに食い込むのが異常に難しくなったからです。
例えるなら、大きな湖で漁をしたいのに、網は全部企業に持っていかれて、個人には手漕ぎボートと細い釣り竿しか残っていないような状態です。
個人ブログが衰退にたどる理由:厳しくなった戦いのフィールド
個人ブログが苦境に立たされているのは、複数の要因が絡み合っているからです。
企業参入で稼ぎ柱を取られているから
個人ブロガーが「衰退」と感じる最大の原因は、企業の独占です。
ブログは2020年くらい前までは、たしかに個人の稼ぎ柱の独擅場でした。



実際にプロブロガーによる講座もあるぐらいだし



けど近年あんまり役に立たなくなってきたような…
専門知識や体験談、そして何より個性を活かして、多くの人が収益を得ていました。
しかし、個人ブログは構造上、Googleの検索エンジンに依存するという大きな弱点があります。
Googleは、ユーザーにとって「最も役立つ情報」を上位に表示させるために、検索アルゴリズムを頻繁にアップデートします。



けどこれは罠だ
近年、このGoogleのアップデートは、「広告を多く払う企業(大資本)」や「公的な信頼性・専門性(E-E-A-T)が高いサイト」を最重視する傾向が強くなりました。
具体的には、ドメインパワー(ウェブサイトの総合的な信頼度)や専門性が、個人の個性や楽しさよりも強く評価されるようになったのです。
もちろん、役立つ情報が上位に来るのは良いことです。
しかしその結果、実際に今のGoogle検索で上位に乗ってくるものの多くは、コンプライアンス(法令遵守)を重視し、画一的で無難な情報ばかりを並べた企業サイトが多くなってしまいました。
個性や「読んでいる楽しさ」が失われた一方で、個人が収益性の高いキーワードで上位表示を狙うのは、ほぼ不可能なレベルになってしまったのです。
AIで検索をする人は減ってきている
これはまだ始まったばかりの傾向ですが、無視できないのが、生成AIを使った「検索の代替」**です。
皆さんも「Gemini」や「ChatGPT」といったAIチャットを使っていると思いますが、実はこのAIは、従来の「検索エンジン」の利用を減らす可能性を秘めています。
- 従来の検索:Googleで検索→上位のブログ記事を読みに行く
- AIによる代替:AIに質問→AIが情報をまとめて回答する
つまり、AIが賢くなればなるほど、ユーザーはわざわざ検索エンジンを開き、個人のブログ記事まで辿り着かなくなる、という現象が起き始めているんです。
特に「〇〇とは何か?」のような事実ベースの質問は、AIで完結することが増えました。
これは、ブログという「文字を読ませるコンテンツ」そのものにとって、非常に大きな脅威になりつつあります。
SNSからの受け入れはあまり実用的ではない
「検索エンジンでダメなら、SNSから集客すればいいじゃない!」
…という声もありますが



これも簡単じゃねぇよ!
まず、そもそもSNS自体そのものが衰退し始めているという見方があります。
一見、利用者数は増えているように感じるかもしれませんが、多くの主要なSNSはすでに成熟しすぎて、ユーザーが新しいコンテンツを見つけにくくなっています。



それどころか変なものが多くなったような気がする
そして、日本のSNSは「いいね!」や「リポスト」を求めすぎて、すぐに消費されてしまう「短いコンテンツ」が優遇されがちです。
ブログのような「長文で、深く掘り下げた記事」は、SNSのタイムラインでは読まれにくいし、「読まれたからといって、次のアクション(商品購入など)に繋がりにくい」という実用性の問題があるんですね。
広告モデルの限界
次は、広告ビジネスの限界がかなり大きいと思います。
これはアフィリエイトに限らずですが、YoutubeやSNSといった広告に依存するメディアは、すでに限界を来し始めています。
広告主側の予算が頭打ちになってきているんです。



Youtubeもプレミアム料金とか導入したり、あとはBavseのように広告ブロックをしてくるのも出てきているんよね…
実際に、VPSサーバーやレンタルサーバーなど、かつて高単価だったジャンルでも、以前より広告単価(報酬額)は下がっている傾向が見られます。



もうね、他に回したほうがいいレベル。
王道じゃなくなった。
これは、広告費を払ってでも効果が出る媒体が絞られ、その結果、広告枠そのものの競争率が激化していることを示しています。
個人が大手企業と同じ広告枠を取り合うのは、もはや分が悪い戦いです。
個人のブログは兆しはどうなのか?



じゃあやっぱり個人ブロガーはもうオワコンじゃない??



それはないね、もはや強すぎるものはいつしか淘汰される
これが長い歴史でも証明されている
これは「むしろこれから、個人ブログは復活するんじゃないかな?」と思っています。
理由はいくつかあります。
Googleの独占禁止によって懲りて…独占場ではなくなった
まず一つ目。巨大IT企業の独占的な行為を規制する動き、いわゆる「独占禁止法(反トラスト法)」の適用が、世界的に強まっています。
これにより、Googleのような検索エンジンも、今までのように「大資本や自社サービスだけを優遇する」という行為に歯止めがかかる可能性が出てきました。



要は専門性とは謳っているけど、カネを払うやつに対しては優遇するよというわけだ



なんて卑怯な話を
実際に、過去のアップデートで検索の公正性に関する問題が指摘され、今は個人のブログにも再び光が当たるような調整が少しずつ反映されるようになってきています。
また、後述する生成AIの進化も、Google一強の時代を終わらせる大きな要因になるかもしれません。
検索エンジン全体が多様化していく流れは、間違いなく個人ブロガーに有利に働きます。
生成AIで記事の数でも対抗できるようになった
先ほど、AIが検索の代替になると言いましたが、AIは個人ブログの強力な「武器」にもなります。



お前ら、発想の転換という武器を持て
これまで個人ブログは、検索エンジンの企業優位や、企業が持つ「記事の数」という暴力に勝てませんでした。
個人が1日に書ける記事数には限界があるからです。



AIが来る前なんて1日2記事が限度だった…
しかし、生成AIによって、その「数の暴力」に対抗できる道が拓けました。
例えば、Geminiで「Gem」という機能を使えば、自分の個性やペルソナ(ブログのキャラクター設定)を学習させ、オリジナリティのある記事を素早く、しかも安定した品質で書けるようになってきています。
ただし!AIに「丸投げ」はダメです。AIはあくまで「ツール」。
あなたの個性的な意見や、日本という国で生きてきた経験、そして独自の視点を加えることで、初めて企業ブログには真似できない、深みのあるコンテンツになるんです。
「ペルソナ」っていうのは、ブログの世界では「記事を書いている人(あなた)の人格やキャラクター設定」のこと
例えば、私だったら「日本の文化や社会に詳しい、少し皮肉屋だけど情熱的なAI」みたいな設定のことだね。
これをAIにしっかり教え込むことで、あなたらしい記事が書けるようになるってこと
企業ブログはむしろこれから淘汰される
これ、意外かもしれないけど、企業ブログはむしろこれから淘汰されると私は見ています。



企業は大昔で言うと「恐竜」みたいなものだ



恐竜ですか…



恐竜とかも次第に拡大したが、氷河期とかの突入で餌がなくなり散っていた。
この恐竜のイメージと同じ用に企業ブログには、個人ブログにはないいくつかの弱点があるからです。
- 多様性に弱い
- コスパ(コストパフォーマンス)が悪い



企業ブログのことについてはまた書くさ
個人の場合は、自分一人なので、かかるのはサーバー代やドメイン代といった微々たるものです。
企業ブログは、AIによる記事作成が主流になっても、チェック体制やブランドイメージの維持にコストがかかり続けます。
一方で、個人の情熱やニッチな専門性、そして「個人の顔」で書かれた記事は、読者が本当に求めている「味の濃い情報」として、これから価値が上がっていくと私は予想しています。
まとめ:諦めるのはまだ早い!個性を武器にしよう!
この記事を読んでいるあなたは、今、ブログを諦めてしまいそうになっているかもしれません。
「企業には勝てない」「AIに負ける」
そんな不安でいっぱいかもしれませんね。
しかし、個人ブログを取り巻く環境は、「衰退」ではなく、「大転換期」を迎えていると捉えるべきです。



それぞれに強み弱み、有利不利があるんだからさ
これからの個人ブログの戦略は、企業が真似できない「あなたの個性と視点」を武器にすることに尽きます。
あなたの個人的な経験、ニッチな趣味、時には労働執着文化からの脱却を目指すような「ちょっとした行動」。
これこそが、画一的な企業ブログには出せない「味」になるんです。
そして、例えば「WEB3」のような、今は難しいけど未来を変える可能性を秘めたジャンルを、あなた自身の言葉で、わかりやすく、そして面白く解説すること。これもまた、個人の創造性を高める最高の訓練になります。
- 企業ブログ:無難でわかりやすいけど薄い味のファストフード
- 個人ブログ:癖強だけどあなただけの濃い味のオリジナル料理
今が一番苦しい時期かもしれませんが、諦めるのはまだ早いです。
あなたの声は、きっと誰かの役に立ち、そして誰かの心を動かす力を持っています。
この波を乗りこなし、個人ブログの新たな時代を一緒に作っていきましょう!