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お金持ちであっても東京の暮らしは魅力がない事がほとんど

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にゃもも

しばぬん先生、友達がね「東京に住めるのってやっぱお金持ちだけだよね〜」って言ってて。わたし、なんとなくそれを「そうだよね」って頷いちゃったの。でも、なんか違和感があって……。

しばぬん

ふむ、にゃもも。その違和感、めちゃくちゃ正しいぞ。今日ははっきり言おう。「東京に住めるのはお金持ちだけ」って思い込みは、ほとんど貧乏人目線の幻想なんだ。

にゃもも

えっ、だって家賃も高いし、タワマンとか億ションとか、お金持ちしか買えないでしょ?

しばぬん

購入しているのは確かに富裕層だ。でもな、買うことと住むことは別なんだ。実際の富裕層の多くは、東京に家を買っていても「住んでいない」。住んでいるのは軽井沢だったり、葉山だったり、田舎の戸建てだったりする。そもそも本当にお金と時間の感覚が鋭い人ほど、東京を選ばないんだ。

にゃもも

……待って、世界観が反転しそう。

しばぬん

今日はその反転を、事実と構造で一緒に見ていこう。終わる頃には、「東京居住=富の証」という呪いから、にゃももは自由になってるはずだ。


目次

1. 「東京に住めるのはお金持ちだけ」という都市伝説の誤り

しばぬん

まず、この言葉を分解しよう。「東京に住めるのはお金持ちだけ」。この文には二つの前提が入ってる。①東京に住むのは望ましいことだ ②望ましいから金がかかる——この両方がセットで正しいと思っているから、「東京居住=勝ち組」という絵が浮かぶ。

にゃもも

うん、確かにそのロジックで信じてた。

しばぬん

ところが現実は逆だ。①東京に住むのは実はほとんど望ましくない ②望ましくないのに値段だけ釣り上がっている——これが構造の正体なんだ。望ましい場所が高いんじゃなくて、需給の歪みで値段だけ残った場所に、情報の遅れた人たちが群がってる。

にゃもも

う、歪みって何で発生してるの?

しばぬん

法人需要・外国人投資・節税目的の購入・相続対策・円安・再開発バブル——このあたりだ。どれも「そこで普通に暮らしたい人」の需要じゃない。むしろ「住まないために買われている物件」が、東京の価格を支えていると言っていい。これを知らずに「住む場所」として値札を見ると、とんでもない勘違いが起きる。


2. 「貧乏な人が見る東京」と「富裕層が見る東京」のギャップ

しばぬん

ここが一番大事なところだ。同じ東京を見ていても、見えてるものが全然違う。

にゃもも

どう違うの?

しばぬん

表にしてみよう。

| 観点 | 貧乏人目線の東京 | 富裕層目線の東京 |

|——|——————|——————|

| 家賃 | 「高いけど夢」 | 「払う価値ゼロ」 |

| タワマン | 「憧れの象徴」 | 「保有物件の1つ、投資用」 |

| 六本木 | 「セレブの街」 | 「用事があれば行く商業地」 |

| 満員電車 | 「仕方ない通勤」 | 「絶対に乗らない地獄」 |

| 都心の夜景 | 「贅沢な眺め」 | 「光害でしかない」 |

| 行列の名店 | 「やっと行けた!」 | 「並ぶ時点で眼中にない」 |

にゃもも

うわ、同じ景色を見てるはずなのに、ほとんど真逆……。

しばぬん

そう。貧乏人目線では「東京=ゴール」なんだ。だから「そこに住めるお金持ちはすごい」という結論になる。一方、富裕層目線では「東京=用事がある時だけ立ち寄る場所」なんだ。住むなんて選択肢はそもそも発想に入ってない。「23区タワマンに住みたい」って本気で言う億万長者は、実はかなり少数派なんだ。

にゃもも

じゃあ本当のお金持ちはどこに住んでるの?


3. 実際の富裕層の住居実態:軽井沢・葉山・鎌倉・別荘地・郊外戸建て

しばぬん

ここで具体的に、国内の富裕層がどこに住んでいるかを大きな分布で見よう。もちろん個別差はあるが、おおまかな重心を押さえるのが重要だ。

  • 軽井沢(長野)——経営者・文化人・医者が多い。夏は涼しく、空気が澄み、東京まで北陸新幹線で1時間強。別荘ではなく本宅化している人が増えている。
  • 葉山・逗子(神奈川)——海、低層住宅地、ヨット文化。元・表参道住みが30〜40代で移ってくる王道コース。
  • 鎌倉(神奈川)——歴史・文化・海・山が揃い、渋滞はあるが通勤は週数回。作家・経営者の定番。
  • 熱海・伊豆(静岡)——新幹線通勤可能な別荘本宅化エリア。
  • 福岡・博多近郊——スタートアップ系富裕層の拠点。家が広く税負担が軽く、医療・食事の水準が高い。
  • 那須・蓼科・八ヶ岳——完全別荘型。二拠点生活の拠点。
  • 地方の広い戸建て——実は最多のパターン。年商数億の中小企業オーナーの多くは、地元の広い土地に広い家で普通に暮らしている。
にゃもも

……都心のタワマンがどこにも出てこない!

しばぬん

そう。富裕層の住居の重心は、どう見積もっても「東京の外」なんだ。なぜかというと、富裕層ほど「生活の質」を値段より重視するからだ。広さ、緑、空気、静けさ、プライバシー、子どもの伸び伸び具合——こういうものは、東京23区では金を積んでも買えない。軽井沢なら、東京タワマン1室の価格で、土地300坪+戸建て+庭+書斎が手に入る。

にゃもも

え、そんなに差がつくんだ……。

しばぬん

同じ額面で暮らしの体積がまるで違う。これに気付いている人が、そっちを選んでるだけの話だ。


4. タワマン購入の本当の用途:①投資 ②節税 ③仮拠点

しばぬん

じゃあ、あれだけ売れてる億ションとタワマンは、一体誰が何のために買ってるのか。用途を分類すると、実住はかなり少数派なんだ。

  • ①投資用:インバウンド・法人・海外ファンドによる値上がり期待の保有。5年後・10年後に売る前提で、借家に出すか空室のまま持っている。
  • ②節税用(相続対策):タワマン節税として長年使われてきた手法。評価額を下げて相続税を圧縮するために高層階を買う。住むのが目的ではない。
  • ③仮拠点用:本宅は軽井沢・葉山・地方にあり、東京の仕事・会食・通院のためだけに持っている「ホテル代わりの1室」。月の3日しか使わない億ションというのがザラにある。
  • ④子どもの学区用:中学受験・医学部受験のために、期間限定でピンポイント購入するパターン。受験が終わると売る。
にゃもも

……全部、「そこで人生を送るため」じゃないのね。

しばぬん

そう。住むための買い物じゃないんだ。だからタワマンの値段を、「ここに住むための相場」と思って見ると、現実を完全に見誤る。あれは資産運用の道具の値段であって、生活の値段じゃない。

にゃもも

貧乏人目線だと、そこの区別がつかないから「住めるなんて凄い」になっちゃうんだ。

しばぬん

その通り。お金持ちにとってタワマンは、車庫に置いてある3台目のベンツみたいなもので、「あるけど普段乗らない」存在なんだ。


5. 富裕層が東京を「住みたくない」と感じる5つの理由

しばぬん

ここから、なぜ富裕層が東京を嫌うのかを5つの角度で見ていく。これは別に精神論じゃなくて、健康・時間・教育・資産効率のすべてに実害があるからなんだ。

理由① 空気・緑・静けさの欠如

しばぬん

東京23区のPM2.5・NO2濃度は、国内地方都市と比べて明確に高い。緑地率も低く、夜の騒音は住宅街でも40〜50dBを下回らない。富裕層はこれを「数字で不快」と認識してる。

にゃもも

感覚じゃなくて、数値で嫌ってるんだ。

しばぬん

そう。お金があると人間ドックも頻繁にやるから、呼吸器・睡眠・ストレスの数値で都市生活の影響を「可視化」できる。見えたら、さっさと逃げる。

理由② 子育て環境の劣悪さ

しばぬん

公園の狭さ、校庭の小ささ、通学路の危険、塾漬けのピア圧力、そして何より子ども時代に自然と接する時間がほぼゼロになる。富裕層は子どもに「知的体験」以上に「身体体験」を与えたがる傾向が強くて、これが東京ではほぼ不可能なんだ。

にゃもも

確かに都心で育つと、カブトムシは図鑑でしか見ない感じ……。

しばぬん

それが10年・15年続くと、子どもの情緒・体力・健康観の基礎が全部違ってくる。ここに気付いてる富裕層は本気で東京を避ける

理由③ 時間の浪費

しばぬん

渋滞、満員電車、信号、工事、人混み——都心は単位移動あたりの時間消費が日本一重い。年間で換算すると、通勤と移動だけで200〜300時間を都心は余計に食う。時給換算で年収1億の人なら、これは直接的な損失だ。

にゃもも

時給10万円超えだとしたら、それだけで数千万円の損失……。

しばぬん

だから金持ちほど「移動しない」設計を取る。軽井沢でリモート+必要なときだけ新幹線+運転手付き、これが一番時間効率がいい。

理由④ 健康リスク

しばぬん

騒音、光害、PM2.5、水質、加工食品依存、深夜営業への誘惑、運動不足。東京に住み続けるのは、静かに体を壊し続けることに近い。医者のかかりつけを複数持つ富裕層ほど、これを警戒する。

にゃもも

若い頃は気にしないけど、40代以降はそうなるのね。

しばぬん

健康寿命は資産の中で最もレバレッジが効く変数だからな。富裕層ほどそこにお金と判断を使う。

理由⑤ コスパの絶望的な悪さ

しばぬん

最後がこれ。東京は「同じ金で得られる生活の量」が日本最低レベルだ。家賃、食費、駐車場、保育、レジャー、すべてに2〜3倍の値札が付いていて、その割に得られる空間・静けさ・自然はほぼない。金があるほどこの損失が見えるから、富裕層ほど東京コスパに厳しい。

にゃもも

「金がある=コスパ気にしない」じゃなくて、逆なんだ。

しばぬん

これが超重要な逆説だ。本物の富裕層ほどコスパ意識が鋭い。なぜなら、コスパの悪い選択を積み重ねた人間は、そもそも富裕層になれないからだ。感覚が鋭いから富裕層になれた。だから富裕層は東京を選ばない——この因果は逆に流れている


6. 「金銭感覚が狂った人」の典型プロフィール

にゃもも

でもしばぬん、現実には「東京に住んでて年収1000万くらい稼いで、オシャレに暮らしてる人」っていっぱいいるよね? あの人たちは何?

しばぬん

いい質問だ。ここがこの記事で一番率直に言う必要のある部分なんだ。結論から言うと、あの層の多くは「富裕層」じゃなくて「金銭感覚が狂った人」だ。

にゃもも

……うわ、ストレート。

しばぬん

整理しよう。典型プロフィールはこうなる。

  • 年収1000〜1400万円:手取りだと700〜900万円。税と社会保険で3割以上飛ぶ。
  • 世帯で23区マンションを35年ローン:7000万〜1.2億円、返済は月20〜30万円。
  • 保育園・塾・習い事:月10〜20万円。
  • 車・駐車場・外食・通信:月15〜20万円。
  • 貯蓄率はほぼゼロ、むしろマイナス:ボーナス頼みで年単位の収支はギリギリ。
  • 「東京に住んでる自分」というアイデンティティだけが唯一の精神報酬
にゃもも

それ、「高収入」ではあっても「お金持ち」じゃない……。

しばぬん

そうなんだ。高収入と富裕層はまったく違う。富裕層は「金融資産+不動産+事業価値」で定義される、つまり寝ていてもお金が入ってくる状態のことだ。一方、都心で見栄を張って生きている高収入世帯は、働くのをやめた瞬間に全部崩れる。これは富裕層ではなく、高収入の貧乏人と呼ぶのが正確な構造分類なんだ。

にゃもも

高収入の貧乏人……。

しばぬん

そしてこの層が、「東京に住めるのはお金持ち」という都市伝説を外側から支えてしまっている。本物の富裕層は軽井沢や葉山にいて見えないから、都会で見える範囲には「見栄で居続けている人」しか残っていない。結果、そこが「東京在住者=富裕層」というイメージを偽造してる。


7. 本当の富裕層は見えないところで豊かに暮らす(ステルス富裕層論)

しばぬん

ここで知ってほしいのがステルス富裕層という考え方だ。アメリカの古典『となりの億万長者』が言い続けている話の、日本版と言っていい。

にゃもも

ステルス?

しばぬん

「資産はあるが、見た目では絶対にわからない」人たちのことだ。彼らの特徴は極端にシンプルだ。

  • 家は地方の広い戸建て、あるいは軽井沢・葉山の中くらいの平屋
  • 車はトヨタかスバル、10年乗る
  • 服はユニクロとユナイテッドアローズを半々
  • SNSは見ない。周囲に資産を明かさない
  • 子どもは公立+国内大学、もしくはのびのび系私立
  • 飲み会は月2回、行列には絶対に並ばない
  • タワマン? 興味なし。住所を持つ意味がない
にゃもも

これ、「質素な普通の人」にしか見えないよ……。

しばぬん

見えないから本物なんだ。SNSでキラキラ見せる都心居住者より、地方の工場経営者の平屋のほうが、金融資産で10倍あるなんてのは普通にある。金は見せるほど減り、見せないほど増える——これが富裕層行動学の最も古い鉄則だ。

にゃもも

「東京の華やかな人=お金持ち」って思い込みは、本当に表層だったんだね……。

しばぬん

そう。表層を追いかけると、その表層に支配される。本物はいつも、見えない側にある


8. 結論:東京居住 = 富の証 ではなく、むしろ金銭感覚の混乱の証

しばぬん

最後にまとめよう。今日の話を一行で言えばこうだ。

東京に住み続けることは、富の象徴ではなく、金銭感覚と時間感覚がズレている証拠に近い。

にゃもも

うわ、強い。

しばぬん

もちろん、仕事の都合で数年東京にいる人、事業の拠点として必要な人、文化的理由で好きな人——そういう人は全然いい。選んでいる人は問題ない。問題は、「東京に住まなきゃ負け」という無意識の呪いで居続けている人たちだ。

  • 本物の富裕層は、東京を「使う」けど「住まない」
  • 住んでいる高収入層の多くは、ローンと見栄で動けなくなっている
  • コスパ意識の鋭い人ほど、軽井沢・葉山・地方戸建てを選ぶ
  • 「東京居住=凄い」は、貧乏人目線で外から見たときだけ成立する幻想
にゃもも

……今日、わたしの「東京観」、根こそぎ変わっちゃった。

しばぬん

それが一番の収穫だ。居場所を選ぶとき、値段と周りの目ではなく、「自分の健康・時間・家族・資産効率」で選ぶ。これができる人は、10年後には静かに豊かになってる。派手に見せなくていい。見えないところで満ちている暮らし、それが本物なんだ。

にゃもも

しばぬん、ありがとう。軽井沢、ちょっと調べてみる……。

しばぬん

ふふ、それでいい。東京に住んでいる「ように見える」だけの人たちに惑わされず、自分の人生のコスパを自分の目で測れるようになったら、にゃももはもう卒業だ。


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