日本は「創造性がない」とよく言われます。
しかし、より正確に表現するならば、日本は「まだ存在しないものを生み出す力」が決定的に欠如しているのです。

また随分と細かいところに、でもそういえば想像力はないのはちょっとへんよね?Vtuberとかいっぱいいるのに



そう、ここなんだ。
実は創造性自体はあるんだよ。
でもそのVtuberはすでにあったものをベース設計して、自分オリジナルなものとして作成に過ぎない。



むむむ…ここがミソね…
じゃあ存在しないものとは…いったい?
かつて、日本は世界に先駆けて革新的な製品や文化を生み出してきました。
パノラマカーや新幹線、ウォークマン、家庭用ゲーム機、そして世界中の半導体を牽引する存在でした。
しかし、今やその勢いは失われ、代わりにアメリカや中国がOS、CPU、SNS、AI、ロボットといった新しい分野を次々と開拓しています。
では、なぜ日本は「まだ存在しないもの」を生み出す力を失ってしまったのでしょうか?そして、その力を取り戻すにはどうすればよいのでしょうか?その原因を紐解き、具体的な戦略を解説します。
創造性と「まだ存在しないものを作り出す力」の違い
創造性とは、既存の要素を組み合わせ、新しい形を生み出す力です。
例えば、携帯電話、音楽プレイヤー、カメラを組み合わせてスマートフォンを作るような、「1から100」を生み出す能力です。
一方、「まだ存在しないものを作り出す力」とは、ゼロから全く新しい概念やを生み出す力です。
電気、コンピューター、インターネット、メタバースのように、それまで存在しなかったものを初めて世に出す「ゼロから1」を生み出す能力です。



それで今作っている3DCG Gen2は?



これはね、両方該当するね。
3DCG Gen2のほとんどはWEB3やAI、3DCG Gen1などをベースにして前者の既存の改良して作成するものからだが、3DCG Gen2のメタバースにおける動作システムコアとかは完全に設計し直しているんだ。
3DCG Gen2のコンセプトは「実現」というものして新しい3DCGベースを作成していますがそれはおいて
今の時代、高度化になって困ることも少なくなり完全な後者を生み出すことは難しいものの、部分的なものについてはまだまだ存在してないものを生み出せる力は残っています。
日本は前者、つまり既存のものを改善する創造性は高いですが
後者のような破壊的なイノベーションを生む力が欠如していると言えます。
1980年代までの日本:世界を驚かせた創造性
1980年代頃までの日本は、まさに「ものづくり大国」として世界を牽引していました。
新幹線、ウォークマン、ファミコンといったハードウェアから、高品質なアニメ、そして最先端の半導体まで、次々と新しい価値を創造していました。
この時代の日本は、ただ既存の技術を改良するだけでなく、全く新しいコンセプトを生み出すことに長けていました。
それは、戦後の復興という大きな目標に向かって、技術者や経営者が一丸となり、未来を切り開くという強い意志を持っていたからです。



この頃の日本は熱があったわねー
しかし、バブル崩壊以降、その強みは徐々に失われていき、今はそのどん底に…
なぜ日本は「まだ存在しないもの」を生み出せなくなったのか



でもどうしてそれがいきなり消えたんだ?やっぱり政治が原因??



それも結構多いが、実はそれ以前に日本の労働文化や明治維新における中央集権構造の元凶がかなり影響しているんだ。



これは随分難しい話ね
なのでこの問いに対する答えは一つではありません。
複数の要因が複雑に絡み合っています。
1. 「質の高さ」が足かせになった
まず、海外旅行とかで行ったことがある方ならわかるが、乗り物とか乗る際「なんか乗り心地悪いな…」と思った方もいるじゃないでしょうか?
これは他の国が質が低いからというじゃなく、日本が極限まで高すぎる質である。
世界全体でみてもこんなに質の高い国はそうそうないです。
でもこの質の高さというのは実は足かせになっているという点気づかないだろうか?
今の日本人はすでに存在するものを改善し、極限まで「質を高める」ことに非常に長けています。
これは素晴らしい長所ですが、同時に大きな弱点にもなっています。
「どうすれば既存の商品をより良くできるか?」という問題解決能力に長けるあまり、「そもそも何が新しい問題か?」や「どんな新しい価値を創れるか?」といった問題発見能力が育ちにくくなりました。
スマートフォンがその典型例です。
日本はガラケーの機能を極限まで高め、高品質な製品を作り続けましたが、スマートフォンという新しいコンセプトには乗り遅れました。
既存のものを改良する日本と、新しいコンセプトを創造する海外という構図が、この時点で顕著になりました。
2. 多様性を排除する社会構造
新しいものを生み出すのは、既存の枠組みにとらわれない「変わり者」であることが多いものです。
ASDやADHDといった発達障害を持つ人々は、特定の分野に突出した才能を発揮したり、独自の視点を持つことが少なくありません。



逆に変わり者じゃないやつは基本的に顔が載せない。
しかし、日本の社会は明治維新以降に実施した軍事的教育に洗練され、その後において「レールから外れること」を極端に嫌います。
集団行動を重んじ、個性を抑圧する教育システムや、大手企業・官僚に代表される安定志向は、そうした才能の芽を摘んでしまうのです。
この傾向は、特に大企業や官僚に顕著で、学歴も大卒エリートになればなるほど多様性を排除する傾向が強いです。



変わり者は逆に言えば学歴は低いことが多かったりする。



だから高卒なんだな
リスクを取って新しいことに挑戦するよりも、現状維持を優先する体質が染み付いてしまっています。
3. 「チャンス」を与えない日本の文化



にゃもも、一つ質問するが。
日本人はお金稼いで生活をして余ったお金はどうすると思う?



えーと?貯金すること?



流石だ!だがこの貯金。
このチャンスを与えないことと同じ意味をなすんだ。
そして過去30年間の日本と欧米・中国の成長の違いは、「成功者が次の世代や一般庶民にチャンスを与えたかどうか」に尽きます。
欧米や中国では、成功者が起業家や若者に投資し、失敗を恐れずに挑戦できる環境を作ります。
退職した経営者がエンジェル投資家として若者を支援したり、巨大なテック企業がスタートアップを買収して新しい技術を取り入れたりするのは、日常的な光景です。
しかし、日本では「レールから外れると一生苦しむ」という呪縛が根強く残っています。
さらに、1993年以降に国や大企業は人に投資せず、ひたすら「今あること」をやり遂げることしかしない。
これは、個人の力を信じず、組織の力だけでなんとかしようとする思考の表れです。
結果として、新しいアイデアを持つ人々は、資金も機会も得られず、その才能を埋もれさせてしまうのです。
新たなものを生み出すには?
「健常者には無理」という悲観的な見方をする必要はありません。
脳の構造が違うとはいえ、誰でも「まだ存在しないもの」を生み出す力を養うことは可能です。
1. まずは「退職」を視野に入れ、時間確保を最優先にする
新しいものを生み出すには、まず何よりも「時間」が必要です。
日々の業務に追われ、精神的な余裕もない状態で創造的な思考は生まれません。
そこで提案したいのが、「退職」という覚悟を持つことです。
この覚悟が、あなたを社畜的な働き方から解放し、本当にやりたいこと、学ぶべきことに時間を費やすことを可能にします。
それに今の企業や国はもうこれ以上の成長路線は見込めないので、退職して去ったほうが社会のためでもあるので。
なお、退職し時間を確保されるわけだが、
一つだけこの間に絶対にやってはいけないのは「SNS」
SNSだけは何が何でもやらないようにしてください。



なぜなんだ?いろいろと情報があって調べらそうなのに



はあーほんとうにリューロンさんわかってないよね…
SNSは情報を調べる以前に他人の生活を消費するだけで、あなた自身の創造性には何も貢献しません。
他人の承認欲求を満たすためのツールに時間を浪費するのはやめましょう。



SNSを「やるな」と言い切るのは、それほどまでに時間が潰され、思考停止に陥る危険性が高いから。



じゃあなんで兄貴はやっているのだ?



あれはアウトプットするためさ
2. 海外旅行を一回でも良いから行ってみる
これは単なるリフレッシュではありません。



よく成功者が言うけど、タイちゃんも!?



もうね、これは説明するより今すぐ行けと。
海外の文化に触れることは、あなたの常識を根底から覆し、新しい視点を与えてくれます。
ネットで調べてもわからんことも多い。
じじつSNSの情報や検索エンジンの殆どは日本に最適化したものばかりで現地なことを深く追求してません。
文化の多様性は日本では当たり前だと思っていたことが、他の国では全く違うルールで動いていることを知る。
比較の視点は外から日本を見ることで、日本の良い点と悪い点が客観的に見えてきます。
「井の中の蛙」から脱出し、世界を広く知ることで、新しいアイデアのヒントを得ることができるでしょう。
3. 「仕組みの構造」を知っておく
多くの人は、目の前の製品やサービスが「どのように動いているか」という仕組みに興味を持ちません。



これ見ないとあらゆるものを作れないぜ。
しかし、新しいものを生み出すには、その裏側にある構造を理解することが不可欠です。



例えば、ゲームが好きなら「ゲームを動かすための仕組み」を学ぶ。



ブログで稼ぎたいなら「どうやってサイトを構築し、収益化するのか」という仕組みを学ぶ。
今あなたが興味を持っている分野を深く掘り下げ、「どうすれば作れるか」「どのように動いているか」という視点を持つこと。
これは、将来的にあなたがその分野で新しい何かを生み出すための土台となります。



私が今取り組んでいる3DCG Gen2も、そのシステム開発やAIの仕組みを理解することから開発が始まった。
それは、既存の枠組みを壊し、新しい価値を創造するための第一歩なのです。
4. 限度と適度を知る
4つ目は物事はなにごとも適度と限度は存在することを忘れてはならない。
何事も、やりすぎは禁物。
そしてこれは人間心理行動だけじゃなくそのものに適正があるということを忘れてはならない。



オーバースペックはむしろ扱いにくい。
家電がいい例だ。
完璧なものを作ろうとするのではなく、「まずは動くもの」から始めること。
完璧なアイデアが生まれるのを待つのではなく、不完全でも良いから形にしてみること。
基本的にこういう無から作るのは長期戦バトル。
無理をして燃え尽きてしまっては元も子もありません。
適度な休息を取り、楽しみながら続けることが、長期的な創造活動には不可欠です。
5. 「チャンスを与える」ことを考える
新しいものを生み出す力が、一人の力だけで生まれることはありません。



俺自身の3DCG Gen2は一人で開発しているようにしているけど、実際は色んな方の話とYoutube動画、先人たちの情報などみて参考にしているぜ!
それは、誰かが「あなたにチャンスを与える」ことで生まれます。
そして、あなたが成功を収めたら、今度はあなたが次の世代にチャンスを与えなければなりません。
これが、持続的なイノベーションサイクルを生み出すための最も重要な要素です。
日本がこのサイクルを取り戻さなければ、創造性の欠如は今後も続くでしょう。
あなたが作ったものは、完成した時点でその役割を終えます。
そして、今普及しているものは、必ずいずれ衰退します。だからこそ、常に次へと進むために、新しい才能を信じ、投資し、チャンスを与え続ける必要があります。
私たちは80年ほどの命しかありません。その限られた時間の中で、自分のためだけでなく、未来の世代のために何ができるか。この意識こそが、日本全体の創造性を高める鍵となるのです。
まとめ
日本が「まだ存在しないもの」を生み出せなくなったのは、「質の高さ」という長所が裏目に出て、既存のものを改善することばかりに注力した結果です。そして、安定志向と、多様性や挑戦を認めない社会構造が、新たな才能の芽を摘んでしまいました。
しかし、希望はあります。
「SNSを断ち切り、時間を確保する」 「海外に出て、新しい視点を得る」 「興味のある分野の仕組みを理解する」
そして何より、「自分がチャンスを与え、次の世代の創造性を育む」という意識を持つことです。
これらの行動は、決して特別なことではありません。一人ひとりが意識を変え、行動することで、日本は再び、世界を驚かせるような新しいものを生み出す力を取り戻せるはずです。