難しい簿記2級の中で比較的かんたんな傾向な第4問(1)は最も得点を取るに当たり最重要なところでもあります。
しかし、工業簿記は40点ということもあり、あまり手をつけていなかったりする人も多いため、意外とこの問題における重要性を見ていない受験生も多いです。

たったの40点で、なんだか計算が多くて疲れるし、うーん・・・どうでもいいかな?



いやいやだめでしょうよ!
工業簿記だから手をつけるこそ簿記2級を合格できるんだよ!
今回は第4問(1)の基本的なところとなぜ重要なのか?そして対策方法について解説していきます。
第4問(1)の特徴・出題傾向


第4問(1)は第1問における仕訳問題の工業版として3問出題されます。
基本的に仕訳以外は出てくることはないです。
また、第1問とは異なり、出題によって共通する条件が出てきたりします。
その中で本社工場会計があることもあり、個別の問題だけじゃなく全般条件が出てくるのでかならず確認しておきましょう。
内容的にはそこまで難しくないので第1問に次いで解くのがおすすめです。
点数
第1問と同じように1問につき4点がつけられ、全部で12点です。
そのため、この問題はできれば高得点を狙っておきたいです。
第4問(1)は重要な得点源
工業簿記は40点なため、あまり手をかけなかったりする人も多いのですが
商業簿記が難易度が上がってからは、工業簿記の重要性は極めて高くなりました。
実際に商業簿記では満点どころか40点にも届かない場合も出てきているほどです。
今までであれば工業簿記はできる範囲でという感じでしたが、今の簿記2級における合格に近づくには工業簿記がどこまで進捗が勧めているかどうかで確率が大きく変わっていきます。
その中で第4問(1)は内容がシンプルなので、解く時間も早い傾向です。
問題の中では一番といっていいほどの重要で、点数配点が大きいのがその証拠と言えるでしょう。
第4問(1)の対策方法


第4問(1)は基本的な問題しか出題される傾向なため、工業簿記の全体像をすべて把握することと、電卓をきちんと対策していけばすぐにできてしまいます。
第1問と同様に国語力は重要
また、第1問と同じように国語力が問われますので、文章分で何を回答してほしいのかと、工業簿記特有の勘定連絡図を把握していくことが重要になります。


図を書くことの意識も忘れずに
シュラッター図や公式図など、工業簿記における特有の図をかけるようにしておきましょう。



製造間接費の問題は最も出やすいから、図は絶対必須だぞ!
制限時間は5分以内に終わらせよう
問題がたった3問しかないので、この項目は5分で終わらせておきたいです。
工業簿記は複雑なものが多いため、この問題は唯一シンプル形式になっています。
まとめ


今回は簿記2級の第4問(1)がどれほど重要性が高い問題であることはおわかりでしょうか?
第4問(1)のまとめると以下のとおりです。
- 工業簿記をきちんと勉強すればそんなに難しくない問題である
- 仕訳の問題なので国語力と工業特有の計算力が問われる。
- 1問あたり4点と決して低くない
- 第1問の次に解きたい問題の一つで所要時間も5分で済ませたい
以上のように参考になると幸いです。
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