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起業・副業するなら日商簿記3級止まりか2級まで進むか?比較対決!

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副業するなら簿記の知識はほしいとどっかから言われたけど…どれくらいあれば良いのか?

「転職では簿記2級もしくは1級ほしいと言うけど、規模の小さい副業だともっと簡単でも良いよね?3級でも足りるのかしら?」というように、転職に限らず、副業なども簿記のレベルが気になる人がいると思います。

今回は簿記の知識を持つ自分が副業や起業をするなら具体的な必要の簿記レベルを解説していきます。

タイタン

プロフィール

  • デジライ・マイクラはクリエィティブだ 運営者
  • 日商簿記2級合格済
  • 2021年からブログを運用開始、しばらくはのんびりとしていたが、2023年から簿記3級を合格をきっかけに簿記2級FPマーケティング経営など興味性が湧き、現在夢に向かってひたすら勉強しつつ情報発信!
目次

結論

結論から言えば、起業や副業だけするなら日商簿記3級だけでもだいたいの場合は十分なレベルと言えます。

しかし、だからといって3級だけ取れば十分と言えるわけではなく、中には2級レベルの内容も入っています。

要するに時間重視なら3級安定性重視なら2級と言ったような感覚です。

まず、前提として簿記1級が比較にないのは
2級の時点ですでにオーバースペック気味だからです。

一応1級でも、2級にはないキャッシュフロー計算書だけは活かせますが、それでもあまりメリットはないです。

簿記3級まで十分なのか、2級まで進めるのかの判断基準

起業・副業で簿記3級までか2級までの判断基準として、「時間」「業種」「規模」の3つです。

予め言いますと簿記2級3級の上位資格なので、3級程度レベルであっても全く問題なく取り組めます。

逆に2級程度のレベルが必要なのに3級レベルしかないとなかなか厳しいです。
ただし、程度なので資格を取って合格しろというわけじゃなく、この程度ですというあくまでも実感です。

「時間」は捌ける勉強時間や決算における申告時間の判断基準
「業種」は使う内容は果たしてどれくらいか?
「規模」は個人?法人であってもどのくらいの人数と資本金があるか?

というように簿記の必要な目安は大体3つで決まります。

時間対決

簿記における時間勝負です。
簿記の基本は正確性ですが、重要なのが勉強時間によるロスタイムと決算による手間時間が減らせるかです。

勉強時間

簿記3級は100時間、簿記2級は300時間程度かかります。

簿記の場合3級では商業簿記だけなので時間のブレが少ないですが、2級の場合は工業簿記に加えて、商業でも厄介な連結会計も加わるため、これら2つの得意苦手によって時間が変わります。

起業・副業すると時間の割当がどうしても足りなくなりがちです。
その点あまり必要のない簿記3級では有利に働くでしょう。

簿記2級の場合、理解力がより深めなければならないので、集中的に短期間の方が合格しやすいです。

そのためどうしても手軽感が感じず、勉強時間であれば簿記3級に軍配してしまいます。

決算・確定申告時間

これは規模にもよるので引き分けです。
簿記2級にレベルが上がったとしても個人程度の確定申告ではあんまり変化しません。

ただし法人における決算の場合だと少し別で、簿記2級が役立ちます。
しかし、ここまで役立つのは相当稀なのであまり優位性はないです。

業種対決

業対決とは、何をするかによっての対決です。
例…「サービス業」「小売業」「製造業」など

しかし、この表現は法律上な表現のため、一般の人から見ればわかりにくいので、場面で勝負します。

Youtuber【クリエイターとして】

Youtuberの場合は基本的に簿記3級程度で十分です。

大物になると会計上が複雑になるのでもう少しレベルが高くなりますが
そもそも人気になった頃はYoutuberの本業で忙しくなり会計に付き合っている暇がないので、多くのクリエイターでは税理士や企業が会計しているのが実情です。

一般的なVtuber

Vtuberの場合はキャラクターを売りにするのを目的ですので簿記のレベルが異なります。
配信をするだけであれば簿記3級で十分です。
ただし、商品やファンをサービスする場合は状況によって異なります。

商品販売の場合は3級程度で十分ですが、会計上、販売認識をしていくさいどこの基準で売上認識をしていくかを確認する必要があるため、簿記2級レベルになります。

そして、ファンサービス【月額サービス等でファンに癒やしサービスをする約束】などがある場合、契約負債もしくは前受金などで計上しなくてはなりません【簿記2級ではサービス業で習う】

なのでこれらを合わせたとしても簿記3級+簿記2級の一部【販売認識+サービス業】だけあれば十分でしょう。

ブログ

ブログは簿記のブログじゃなければ簿記3級程度で十分です。

簿記をテーマに取り上げるのであれば最低でも2級、さらに1級があると望ましいですが、あまり需要が高くないため、メリットがないです。

2級部分で使うのはレンタルサーバードメインなどで支払った際に2年以上契約があるかどうかだけです。

決算の会計上、今年度よりも残り期間が翌年度以降で使う場合は流動資産/前払金で資産計上しなくてはなりません。

つまりは経費になるのは今年度分だけってこと。

前払金自体は3級で習うのですが、更に翌年度でも13ヶ月以上【翌々年度もある場合】の場合は1年以上も経費にならないので、その残り期間を1年分を差し引いた費用を固定資産/長期前払金にしていく必要があります。

これは2級で習う部分ですので、2年以上契約した際は固定資産が出てくるケースがありますので、計上の際注意しましょう。

いずれにしてもブログにおいて2級長期前払金だけなので通常は3級でも問題ないでしょう。

せどり

仕入と売上、売掛金【クレジット売掛金】だけなので通常は簿記3級程度でも十分です。
なお、Vtuberでも解説しましたが販売認識の帳簿だけ気をつければ問題ないので、2級は不要です。

イラスト・動画編集・ライティング作業等の個別依頼・受付

いずれもサービス業になる内容なので簿記2級程度が必要です。
サービス業における計上方法はやや複雑で、ココナラやSKIMAと言った先に支払った場合は契約負債や前受金などで計上し、その作業を必ずやる必要があります。

また、逆にまだ取引相手が支払ってないけど作業を開始して、イラストを完成した場合は契約資産になります。

というようにこのイラストなどの依頼系は最も手軽に収入できる手段であるが、計上自体がかなり複雑です。

ハンドメイドや手作り商品

ハンドメイドや手作り商品をするなら簿記2級程度のレベルが必要ですが、それが工業簿記となり、割と複雑な計算になります。

起業や副業をするなら雇う人が居なければおそらくは「材料」や「経費」だけなので、複雑な計算を問う工業の中ではそこまでは難しくないでしょう。

最も手作りであっても副業ではオーダー系が多いので、大量に作ることはあまりないので知識さえあれば良いとも言えます。

農業

農業の場合、簿記2級程度の他に農業簿記の知識が必要とされており、今回紹介する副業の中では最も難易度の高い会計でしょう。

農業簿記は基本的に工業簿記と仕組みが似ていますので、工業簿記を習えばあっさりとクリアできてしまいます。

規模にもよりますが、本格的に畑を借りる行く場合はガチで必要です。
農薬と言った薬だったり、除草機による購入費や燃料費、マルチカバーなどの購入費など、材料と労働と経費だけ済む工業よりも複雑なことがわかります。

不動産

不動産は金額が多いので一見高レベルな知識が必要になりますが、簿記においては意外と低めで簿記3級程度のレベルがあれば十分です。

ただし、めったに起こることはありませんが、災害の場合に備えて簿記2級を取るのもありだと思います。

特別損失は簿記3級で習うところがなく、簿記2級でようやく習います。

最近は地震や台風、気温が凶暴化していることや、建築基準法においても年々地震や台風、火災に対策として防火設備などを強化していることから、昔みたいに壊れたら終わりというではなく一部壊れているけど直せるというものが増えてきました。

建物が使えるかどうかで会計基準が異なりますので、個別具体的な会計は税理士に勧めます。

FP

FP自体は資格ですが、税理士のように名のれる資格です。
ただし、弁護士や税理士のような独占業務がなく、FP2級程度あれば最低限副業程度であれば教えることができます。

肝心な簿記レベルはと言うと、できれば簿記2級以上は望ましいです。
FPはお金の専門家という位置づけなので、簿記の知識がないというのはありえないです。

とはいえ、簿記1級まで使うのはキャッシュフロー計算書や稀な例としてデリバティブ取引といったところに限られるので、簿記2級程度あれば足りるわけです。

簿記3級だと、長期費用、保険、特別損失における不動産や有価証券全般、減価償却費【定率法】などの様々な場面でカバーできません。

そのため、FPで仕事をするなら簿記2級を目指しましょう。

規模対決

最後は規模の対決です。
規模の対決は「個人か法人」「従業員数」「資本金」、極稀に「上場企業」で変わってきます。

副業程度(白色申告)

収入が年間20万円を超えなければ、帳簿の記載が簡易でも十分となり、簿記の知識はでさえいらなくなります。

しかし、お金の管理面から簿記3級程度のレベルはほしいです。

中小企業

会社運営をするのであれば、業関係なしに簿記2級程度レベルは必須です。
特に純資産関係と言ったものでは、簿記3級には全くと行っていいほど習うことがないため、完全に不足気味です。

また、従業員の信頼性から見れば簿記の知識レベルは経営者を選ぶ判断基準の一つです。
採用をしてほしいという本気があれば2級を目指して、お金を用意しちゃいましょう。

まとめ

基本的に特別な事業をしなければ簿記3級程度でも十分であることがわかりました。
事実、簿記3級は「すべてにおいてのビジネスパーソンに必要な資格」と言われるほどものなので、とりあえずはコレぐらいあればOKというものです。

逆に「簿記2級や1級」などは転職・お金の知識を極めたい人などの専門家向けです。

実際に自分簿記2級持っているけど、ほぼ使わん(笑)

まとめますとこんな感じです。

簿記3級で十分な場面
  • 大半の簡単な副業は簿記3級でも事足りる
  • 個人事業主などでも簿記3級で十分。
  • 大きいお金を取り扱う不動産でも実は簿記2級以上はあまり活用しないことが多い
簿記2級が必要とされる場面
  • 農業(工業簿記が重要)
  • サービス業をメインとした業務
  • FPは簿記2級程度の知識がないと正直きつい
  • 法人設立なら簿記2級程度は必須

というように時間との相性見て考えておきましょう。

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