ココナラの手数料が高く感じます。
なぜ高いのか知りたいです。
というテーマで回答していきまーす!
みなさんはココナラを使っている方ならアレを感じる方が多いと思うでしょう。
そう
高すぎる手数料
なんでこんなたけぇんだ!
とか
全然儲からん!
とかいう人も結構います。
今回はココナラはなぜこんなに高いのか、その理由を解説していきます。
ココナラの手数料は本当に高すぎる?
本題に入る前にまず、そもそもココナラの手数料は果たして本当に高いのでしょうか?
結論を言う前に早速他のクラウドソーシングサービスとの比較したほうが理解が早いので載せておきます。
ココナラ | SKIMA | クラウドワークス | ランサーズ | シュフティ | |
---|---|---|---|---|---|
出品手数料 | 一律22% | 2万以下:22% 2~5万:16% 5万以上:11% | 10万以下:22% 10~20万:11% 20万以上:5.5% | 一律16.5% | 一律10% |
購入者手数料 | 5.5% | ||||
振込時金額 |
というようにココナラはかなり高いのは本当でした。

た・・・たけぇ・・・!?
購入者目線でみると理論上27.5%(消費税も含めて合わせると37.5%、更にクレジットカードだと最大で42%)も払わなくてはならないのか・・・!
厳密に言えば、出品手数料は出品者が負担する手数料のこと指し、イメージで言えばクレジット売掛金のようにひかれる一方で、購入手数料は消費税のように加算する仕組みとなってます。
低い価格のサービスでは多くのサービスが22%となっており、そこまで大した差がありませんが
それでも購入者の目線でも5.5%加算しているためぶっちきりの最高率です。
高い価格になると多くのサービスが手数料の割合が減り、最安値のクラウドワークスと比べて約4倍の手数料(購入者では5倍)と明らかにぼったくりとも言えるレベルです。
電話サービスは?
ココナラの電話サービス手数料では以下のような価格になります。
購入者料金 | 相談料 | 出品者売上 | 割合 | |
電話 | アプリ | |||
120円 | 100円 | 100円/分 | 41円 | 41% |
140円 | 120円 | 120円/分 | 49円 | 40.8% |
160円 | 140円 | 140円/分 | 59円 | 42% |
180円 | 160円 | 160円/分 | 66円 | 41.25% |
200円 | 180円 | 180円/分 | 74円 | 41.1% |
220円 | 200円 | 200円/分 | 83円 | 41.5% |
240円 | 220円 | 220円/分 | 91円 | 41.3% |
260円 | 240円 | 240円/分 | 99円 | 41.25% |
280円 | 260円 | 260円/分 | 107円 | 41.1% |
300円 | 280円 | 280円/分 | 115円 | 41% |
320円 | 300円 | 300円/分 | 124円 | |
340円 | 320円 | 320円/分 | 132円 | |
360円 | 340円 | 340円/分 | 140円 | |
380円 | 360円 | 360円/分 | 149円 | |
400円 | 380円 | 380円/分 | 157円 | |
420円 | 400円 | 400円/分 | 165円 | |
440円 | 420円 | 420円/分 | 173円 | |
460円 | 440円 | 440円/分 | 182円 | |
480円 | 460円 | 460円/分 | 190円 | |
500円 | 480円 | 480円/分 | 198円 | |
520円 | 500円 | 500円/分 | 206円 |
電話サービスだと出品者に手渡す金額が半分にも満たないということがわかります。
価格による変動はどれも41%前後とほぼ同じなので、出品者から見れば時間単価が高いほうがやはり得です。
ココナラの手数料が高すぎる理由
ココナラの手数料が高すぎる理由は主に3つあります
- 広告宣伝費を手を付けている
- ココナラは実は赤字である
- 現状の社会情勢で見ると今後も利用者は増えそう
広告宣伝費を手を付けている
ココナラが手数料が一番高い理由はやはり広告宣伝費をかなり使いこなしているところだと思います。
ココナラは出品ユーザーの集客力を優先のためにTVCMを積極的に実施したり、不正アカウントの排除機能など様々な手を付けています。



過去のTVCMの状況から見ると、タレントさんをかなり積極的に使っていることもあってか、少なく見積もっても1000万円以上はかかっているかもしれないです。
そのためこんなことはないでしょうか?



他のクラウドサービスとかあんま来ないのに、ココナラはよく来る
集客性を高めるための努力としてココナラは日々購入者と出品者の流動性を高めるためにできる限り一人でも多く来るように広告に手を付けています。
ココナラの集客は他のクラウドサービスよりもかなり多いってことになります
高すぎる手数料の裏側にはこういったやり方をしているのです。
ココナラは実は赤字である
広告宣伝費にも直結する話で、ココナラは2022年8月の決算報告によれば連結損益計算では赤字ということが判明しています。
そして2023年5月(第三期決算)の報告でも赤字であることから、今年の決算でも2年連続になる見込みです。
そういった赤字経営ということもあってか手数料の高すぎる原因でもあります。



ええ!?ココナラって経営危ないんじゃね!?
と思う方も多いはずです。
これについては基本的に大丈夫です
2023年5月のB/SやC/Fなどの全体像まで見ると「ベンチャー企業」あるあるの状態であることが判明しています。



営業や投資CFはマイナスだったけど、財務CFはプラスだったってことね。
ベンチャー企業は簡単に言えば成熟前の会社なので、今は苦しくても今後将来のためにもできる限りどんどん事業を大きくし投資を積極的に行っていくのが基本なので、ようするに悪い方向の経営ではないだということです。



報告書の内容にもよれば「TVCM」なども積極的に投資していることも記載されているよ
残高面で見てもキャッシュはそこそこ残っていて、また借入金という勘定項目がない会社であることが判明しています。



基本的に借入金は銀行から融資(借金)と思えばいいよ
なのでよほど不祥事がない限りは2年程度は倒産する心配性はそこまでないと思ってもいいでしょう。
ココナラの設立が2012年、上場が2021年(東証G)であることから、今後のココナラの経営方針はまだまだ変えられる予兆があり、状況次第では手数料の上下するため見逃せないポイントでしょう。
とはいえ赤字が続くというのはたいへんよろしくないことには変わりはないので
現状の社会情勢で見ると今後も利用者は増えそう
コロナ以後、日本社会は大きく変貌してきて働き方の変化が少しずつですが、クラウドソーシングサービスを利用する方も増えてきているのも事実です。
近年企業の従業員の人口が大きく減って人手不足が多くなってきている一方でフリーランスで働く人が年々と増えてきています。
フリーランスは副業なども含むため、一筋とはいきませんが
最近は個人のスキルが問われると言った意味合いが強いことから使う人が増えているかもしれません。
元々個人だけのみでしたが、最近は法人顧客にも手を付けるようになってきたのでますます人気になるのは間違いないです。



イメージが付かない方に簡単に例えると「ディズニー」がいい例だよ。
ディズニーは元々3000円くらいだったのが、今では7000円!
けれど今も人気は衰えてない
ということから手数料を上げたとしても人が増えるので値下げる理由がないのが実情でしょう。
まとめ
ココナラのサービスは初心者からすれば非常におすすめとも言えるサービスとも言えるでしょう。
しかし、やはり手数料の相場が非常に高すぎることには変わりがないので、すばらしいサービスを持っていてブログなどである程度集客性があるかつサービスそのものが高い単価(10万以上)を行っている場合は他を選んだほうが良いかなと思いました。
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