FIREは実は時代遅れになっていく

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今日は、最近まで多くの人が目指していた「究極のゴール」である「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)」について、あえて「時代遅れ」になっていくのではないか、という刺激的なテーマで深掘りしていきます。

リューロン

えー!?うそでしょ?
最近会社という組織を離脱してフリーで行く人が多いんだからそれは陰謀論だろ!

TITAN

その「フリーランス」で行くというのが今回「FIRE」が時代遅れになる重要なキーワードなんだよ

なぜそう感じるのかというと、FIREが求められた背景と、今の社会の進化のスピードが、もう完全にズレてきているからです。


目次

🥳 FIREは会社の存在がイキイキしていた時代こそ逃げ出す自由な手段であること忘れてない?

まず、FIREがなぜあれほどまでに熱狂的に支持されたのか、その「原点」を思い出しましょう。

FIREは、単に「お金持ちになる」という話ではなく、社会の支配構造に対する反抗の意味合いが強かったんです。

FIRE=早期離脱(会社から早期退職して自由な生活へ得る)

TITAN

そもそもこれはサラリーマンの人が目指すための道であって、経営者とかはそんな考えを持つ人はいない

リューロン

いつもなんか会社にいるような気がするよな

理不尽な会社ルールに縛られるのを逃げ出すための自由手段

FIREという概念に惹かれた最大の理由は、まさにここでした。

昔の会社、特に日本は「終身雇用という名の、ある種の「支配構造」が強固でした。

上司の命令は絶対、参加義務のある飲み会、意味をなさない長時間残業。

私たちは自分の人生の貴重な時間を、「会社」という巨大なシステムに拘束されていました。

この非人間的なシステムから、お金の力を使って文字通り「逃げ出すための手段、それがFIREだったわけです。

経済的な自立というゴールを立て、倹約し、資産運用で得た不労所得で生活する。

そうすれば、いつでも「こんな場所からサヨナラ!と言える自由を手に入れられる。

それは、当時の労働執着文化が根付いた日本社会にとって、とてつもない希望だったんです。

この時代は、「会社」という恐竜のような巨大な存在がドーンと立っていて、そこから身を守り、逃げ出さなければ自由は得られなかった。

だからこそ、FIREは輝いていました。

TITAN

2000年代に入って会社は従業員の生活を守ってくれなくなったからそこから一気にそのブームは流れ出してきた

でも、その「会社」そのものが、今、生存の危機に瀕しているとしたら?


FIREが時代遅れになる理由

これからお話しするいくつかの要素は、FIREという手段の必要性を薄れさせ、相対的に「古いもの」にしていくと考えています。

会社そのものがなくなっていく可能性が現実味になった

これが最も大きな変化です。

TITAN

FIREは、「会社を辞めても、会社員時代に築いた資産で生活する」という前提です。

しかし、これからは「会社そのものの価値や存在意義」が、急激に薄くなっていく時代です。

会社を「恐竜」に例えるなら、彼らは気候変動新種の生物(AI、WEB3)の出現に適応できず、絶滅の危機に瀕しています。

なぜ会社がなくなるか?理由は大きく分けて3つあります。

1. WEB3(非中央集権的なインターネット)

WEB1(ホームページ)までは、会社は情報の権威として強かった。

けど今も主流なWEB2(SNS、プラットフォーム)になって、GoogleやAmazonなどの一部の巨大な中央集権企業は超強くなったけど、同時に個人も発信力を持って、力関係が逆転し始めました。

TITAN

特に2018年以降にVtuberとかブログとかこのときの副業解禁してから一気にそれが目立つようになった

そして、WEB3は、この流れを決定づけます。

WEB3とは、簡単に言えば「特定の会社や国が管理していないインターネット」のこと。

補足:ブロックチェーン技術のおかげで、データや価値の所有権がユーザー個人に戻る。仲介者や管理者が必要なくなるってイメージ!

会社の最大の役割って、実は「信用を仲介することだったんです。

給料の支払い、商品の保証、契約の締結、など。でも、WEB3ではブロックチェーンがその「信用」を自動で、透明性高く担保してくれます。

会社という「中間業者」が、DAO(自律分散型組織)やコミュニティにとって代わられる未来が現実味を帯びてきます。

2. 地球温暖化と複雑性

現在の多くの会社は、株主への利益を最優先するため、大量生産・大量消費」を前提としています。

これは地球温暖化を促進する原因の一つです。

これからの時代、日本は特にモノが多い国なので、消費を増やすより節約しやすい、サステナブルな生き方が主流になる。

TITAN

本当の豊かさというのを忘れてはならない

さらに、現代の会社は組織構造が複雑で、意思決定が遅く、非効率なプロセスを抱えがちです。

恐竜のように巨大な組織は、環境変化(テクノロジーの変化)に対して鈍感で、小回りが利かない。

この難しすぎてめんどくさい構造も、終焉を早めるでしょう。

3. 生成AI(ジェネレーティブAI)

AIで問題解決に関する仕事はなくなる、そして雇わなくなるでしょう。

「問題を効率的に解決する」ことは、会社の最も重要な機能でした。

しかし、生成AIが人間の何倍も速く、正確にそれをこなせるようになります。

会社が人を雇うのは、AIができないこと、つまり「感情」「創造性」「ゼロから生み出す力」「人間的な繋がり」を生み出す仕事だけになります。

日本は創造性やゼロから生み出す力が弱いと言われがちですが、これからは、その能力が給与に直結する。会社に依存しない、個人の創造性が最強の武器になる時代です。


ペーパーアセット(投資信託)の資産運用の方式が過去のものになる

FIREを語る上で絶対に外せないのが、S&P500やオルカン(全世界株式)といった投資信託(ペーパーアセット)を資産運用しながら、その配当や売却益で生活費を賄うスタイルです。

しかし、前述の通り、会社(株式会社システム)そのものがなくなっていくと、このシステム全体が崩壊します。

リューロン

おっと…それは盲点じゃん…

S&P500やオルカンは、「現行の株式会社システムが今後も成長し続ける」という前提の上に成り立っています。

もし、WEB3の普及やAIの台頭によって、巨大な中央集権企業が次々とコミュニティやDAOに置き換わり、その市場価値が急激に下がったらどうなるでしょうか?

FIREの土台が一気に崩れることになります。

TITAN

実は、私が近年仮想通貨への投資にメインを変更しているのも、この未来を強く感じているから。

仮想通貨は、特定の「会社」の業績に依存するものではなく、非中央集権的なネットワーク」の価値に賭けるもの。

WEB3という新しい土台に資産をシフトしているわけです。

ベーシックインカムが今後議論されそう

会社が人を雇わなくなり、AIが社会を支える、そしてWEB3で価値が分散する。

こうなると、国は「全ての人間の最低限の生活」をどう保障するのか、という議論に直面します。

ベーシックインカム(BI)は、この過渡期において、社会の混乱を防ぐためのセーフティネットとして、真剣に議論されるでしょう。

TITAN

これは以前から議論されていたけど、今後これは見ておいたほうが良いぞ

補足:BIは、国が国民全員に、最低限生活できるだけのお金を、無条件で定期的に支給する制度のこと。

もしBIが実現したら?最低限の生活費が保障されるので、そもそも「FIRE(経済的自立)」を目指す必要性が薄れることになります。

お金の不安が半分以上なくなるんだもん。

生活するだけで稼ぐ手段がどんどん広がっていく

FIREの前提は「投資信託などの不労所得」でしたが、これからは「X to Earn(〇〇して稼ぐ)」系の仕組みが、社会のあらゆる場所に埋め込まれていきます。

すでにブログやアフィリエイト、そして仮想通貨の世界では「Move to Earn(歩いて稼ぐ)」「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」などが登場しています。

  • 創作活動: 自分の好きなこと(イラスト、小説、3DCG)を発信するだけで、投げ銭やNFTなどで直接収益化できる。
  • DAO・コミュニティ: 運営に参加するだけで、トークン(仮想通貨)という形で報酬を得られる。

もはや、「会社を辞めて投資で暮らす」より、「好きなことで稼ぎながら、ゆるく生きる」というスタイルが、より現実的で、何より「人間的で楽しい」時代になるんです。

これは、日本が持つ「創造性やゼロから生み出す力」**を増やす大きなチャンスでもあります。


FIRE生活はきついということを情報が流れてきたから

そして、現実的な側面として、数年前にFIREを達成した人たちの情報がSNSで共有され、「FIRE後の生活のリアル」が明らかになってきました。

目標を失って虚無感に襲われる」「社会との繋がりが薄れ、孤独を感じる」といった声が多く上がっています。

FIREは「会社からの逃避」としては最高でしたが、「人生の目標」としては不完全だったんです。

今の若い世代は、この「FIRE後のリアル」を知っているからこそ、「サイドFIRE」「好きなことと両立」といった、もっと持続可能な生き方**に移行している傾向があります。


まとめ

結論として、FIREは「理不尽な中央集権社会からの自由」を目指した、過去の偉大な手段でした。

しかし、これからの時代は…

  1. 「会社」という恐竜が絶滅に向かい、逃げる必要性が薄れる。
  2. 既存のペーパーアセットの価値基盤が揺らぐ。
  3. WEB3やAI、X to Earnで「経済的自立」のハードルが下がり、「好きなことを続ける」ことが可能になる。

私たちが目指すべきは、「会社を辞めて投資で暮らす」という「逃げの自由」ではなく、「好きなことを仕事にして、創造性を爆発させる」という「攻めの自由」になっていくでしょう。

これからは、「FIRE」よりも、「LIFE(Live Independently, Fun Enjoyment:自立して生き、人生を思い切り楽しむ)」を目標にしませんか?

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