Geforce RTX 3060 Tiは2020年12月2日より、発売されたミドルクラスのGPUである。
RTX 3070と同じGA104を採用しつつメモリも8GBで
なお、のちにグレードアップしたGDDR6X版のRTX 3060 Tiに関しても詳細を記載していく。
スペック概要

3Dmark
RTX 3060 Tiの3Dmarkのテスト結果は12074点、この数字はRTX 2080 Superとほぼ同等と言われており、計測の時点ではGDDR6X版が発売する前からあったのでGDDR6版であろう。
なお、GDDR6X版には現在販売数が少なく掲載がないが、7%ほど高くRTX 3070に迫る性能を持つが、流石にRTX 2080 Tiよりか低いといったところ。
それでも699ドルや999ドルだった2019年頃と比べるとずいぶん早い進化だったと言える。
ゲーム性能
RTX 3060 Tiのゲーム性能は以下の通り、この平にあるものは旧モデルのGDDR6版のものである。
RTX 3070では4Kギリギリというところだが、RTX 3060 TiはWQHD程度が丁度よいレベルに収まっている。
データ出典元:
消費電力
RTX 3060 Tiの消費電力はアイドル時は8w、ゲーム時は200wちょうどぴったりの数字になっている。
なお、比較用として RTX 2080 Superは243wと割と高めになっていた。
40wという数字は世代交代にしては大きくない削減だが、200w世代では300w以上の世代に比べるとかなり気になる数字であり、この40wというのが人によっては大きいはずだ。
また、RTX 3060 Tiは399ドルで発売、メモリもRTX 2080 Superと同じ256bit8GBなのでコスト面ではかなり抜群によく、今更RTX 2080 Superを買う理由はないだろう。
価格状況

RTX 3060 Tiの現在の価格相場はGDDR6モデルが¥59,980からでGDDR6Xが¥71,000からになっている、在庫が過剰にあるという状況から価格は徐々に下落状況であり、RTX 3060 Tiはもともと人気だったことから最近までは割高な商品だった。
現状の価格相場や性能差から見るとGDDR6版のほうがお買い得な状況だ。
一方でBTOの方はRTX 3060 Tiモデルは確認した限り最安で14万円台からである。
14万円台からRTX 2080 Superの性能を手に入れられるとずいぶん安くなったという印象だ。
RTX 3060 Tiの商品を探してみる。
簿記上は現在の価格は消耗品費扱い【個人事業主/法人の方限定】
2021年のマイニングブーム発生時のRTX 3060 Tiは10万円を超えていたため、簿記上では備品となることがあったが、現在は10万円を切って購入者が多いため、基本的に消耗品費扱いといえます。
ただし、RTX 3060 Tiは10万円を超えるモデルを購入際は一括償却資産か備品として扱いをしてください。
また、BTOの相場は16万円からなので基本的に一括償却資産か備品として扱います。
方式 | 全額 | 簿記の勘定 | 適用者 | 減価償却 | 固定資産税 | |
---|---|---|---|---|---|---|
費用処理 | 10万円未満 | 費用 | 消耗品費 | 全員 | 全額費用 | 非課税 |
一括償却資産 | 10万円~30万円 | 資産 →のちに費用 | 一括償却資産 | 全員 | 3年で一括償却 | 非課税 |
少額減価償却資産 | 20万円~30万円 | 資産 →のちに費用 | 備品 | 中小企業のみ | 所得年度に全額償却 | 課税 |
一般の固定資産 | 30万円以上 | 資産 →のちに費用 | 備品 | 全員 | 耐用年数で償却 | 課税 |
GDDR6X版が発売されたが…
2022年11月からRTX 3060 Tiは既存のGDDR6モデルをすべてGDDR6Xのメモリに更新して発売する見込みとなった。
GDDR6Xと言えばみなさんが思い浮かぶだろう、爆熱。
しかし、このRTX 3060 TiはGDDR6Xのメモリになったとしても価格も据え置きでTDPも変わらない。
一方で性能の方はGDDR6は14Gbpsだったが、GDDR6X版はRTX 3070 Tiと同じ19Gbpsであり、メモリの帯域幅も608GBと高くなっていた。
これにともなって性能も7%ほど高くなって、RTX 3070に近い性能まで引き上がるようになった。
消費電力は不明だが、コネクターや要求電力からしたらあまり変わらないみたいなのでGDDR6X版だとしても爆熱の心配は無いようです。