一時期、社会現象のように話題になったメタバースですが、最近では「オワコン」という言葉も聞かれるようになりました。
確かに、以前ほど頻繁にメタバースという言葉を聞かなくなった気がします…。
そうね。でも、それは本当の意味でメタバースが終息したわけではないんだ。むしろ、メタバースはこれからが本番、まさに「リンクスタート」の時を迎えると言えるかもしれない。
にゃももちゃん: リンクスタート…?ああ!それって
アクアちゃん: そう。SAO(ソードアート・オンライン)の主人公がゲームにログインする時の掛け声だよ。メタバースも、ゲームのように、手軽に仮想空間にアクセスできる時代が、もうすぐそこまで来ているんだ。
にゃももちゃん: ですよね!キリト君かっこいいよね!
メタバースは、単なる仮想空間ではなく、私たちの生活や社会を大きく変える可能性を秘めているんだ。
例えば、ビジネス、教育、医療、エンターテイメントなど、様々な分野でメタバースの活用が期待されているよ。
この記事では、メタバースがオワコンと言われる理由と、これからメタバースが「リンクスタート」する未来について、アクアちゃんが詳しく解説していくよ!
オワコンに至った理由とは?
少し前までメタバースはよく聞いたけど最近聞かないなぁ…
いやいやまだまだだぜ!
というのも今は下火の時期だからなぁ~本番はこっからこっから~
ではなぜ今オワコンとなったのは…!
あれはただのインターネットあるあるな話。
一時的なものだし…まあこんな理由だろう。
単純に今のAIのようなメタバースも大流行だった時代があるから
今はAIという流行が続いているわけで、そのかつてのメタバースにもそういった時代があったんだよ
へぇ~そうなんですね!
遡ること20年ほど前、2000年代初頭にも「セカンドライフ」というメタバースサービスが世界中で大流行しました。
当時は、仮想空間でアバターを操作し、他のユーザーと交流したり、アイテムを売買したりする新しい体験が話題を呼びました。
しかし、セカンドライフのブームは数年で終息し、メタバースという言葉自体も、しばらくの間、人々の記憶から薄れていきました。
にゃももちゃん: 確かに、私もセカンドライフという言葉は聞いたことがあります。でも、どんなものかはよく知りません…。
アクアちゃん: セカンドライフは、今のメタバースの原型とも言えるサービスだったんだ。でも、当時は技術的な制約が多く、ユーザー体験も決して快適とは言えなかったんだ。
下火になり現在はあまり注目されない
セカンドライフのブームが去った後、メタバースはしばらくの間、ニッチな分野として扱われてきました。
VR技術の進化や、Facebookの社名変更(Metaへの改名)などにより、近年再び注目を集めるようになりましたが、以前ほどの熱狂は感じられません。
どうして、また注目され始めたんですか?
スマートフォンの普及や、通信環境の向上など、技術的な進歩が大きかったね。VRヘッドセットも、以前に比べて手頃な価格で手に入るようになったことも大きいよ。
導入までのハードルも大きい
メタバースを体験するためには、PCやVRヘッドセットなどのデバイスが必要となります。
これらのデバイスは、決して安価とは言えず、導入までのハードルが高いと感じる人も多いでしょう。
また、メタバースプラットフォームの利用方法や、アバターの作成方法など、覚えるべきことも 多く、初心者にとっては敷居が高いと感じるかもしれません。
確かに、VRヘッドセットって高いですよね…。
そうだね。PCも、ある程度のスペックが求められるから、気軽に始められるとは言い難いよね。
(本当はDLSSとか対応してほしいけど、次のDLSS5ぐらいになりそう)
でもさっきスマホとかあるといっていたけど
そうね!今はスマホとかあれば始めれるけど、そのスマホでもある程度ないと結構厳しい。
特にリフレッシュレートが90Hzがないと酔いやすいわけなのでそれ以上が望ましいね。
ゲーミングPCと同様ですね
メタバース酔いの懸念
VRヘッドセットを装着してメタバースを体験する場合、乗り物酔いのような症状(メタバース酔い)を感じることがあります。
これは、視覚情報と平衡感覚のズレによって起こると考えられており、個人差が大きいものの、不快な体験となることは間違いありません。
VR酔いを軽減するための技術も開発されているけど、まだ完全に解消されているわけではないんだ。
人類はいままでリアルな緑世界を見てきているから、仮想空間を見るとなれば違和感になるのは当然ですね
そもそものコンテンツが少なすぎる
メタバースプラットフォームは数多く存在するものの、キラーコンテンツと呼べるような、誰もが夢中になるコンテンツは、まだ生まれていません。
ゲームやイベントなど、一部のコンテンツは人気を集めていますが、メタバース全体を盛り上げるには至っていません。
確かに、メタバースで何ができるのか、具体的にイメージできない人も多いかもしれませんね。
そうだね。メタバースの可能性は無限大だけど、それを活かせるコンテンツが不足しているのが現状なんだ。
まだまだ未知なる要素も多い反面、伸びが期待ができると思うので狙うなら今だと思います。
じゃあなぜ普及すると断言できるのか!?(予想)
メタバースが「オワコン」と呼ばれる一方で、私は近い将来、メタバースが再び脚光を浴び、私たちの生活に深く浸透すると確信しています。
その理由は、以下の4つの要素が複合的に作用すると考えられるからです。
市場が現在急速に増加中
メタバース関連の市場は、現在急速に拡大しています。
そうなんですか?周りを見ていても
ええ。市場調査会社の予測によると、世界のメタバース市場は2030年までに数兆ドル規模に達すると言われてらしくてな。
数兆ドル…!想像もできない金額ですね!
そうでしょう?これは、メタバースが単なるブームではなく、社会のインフラとして定着する可能性があるんよ!
今はSNS主流だが、今後メタバースがコミュニケーションの主流になりそうだから
現代社会において、SNSはコミュニケーションの主要な手段となっています。
しかし、SNSはテキストや画像が中心であり、臨場感や没入感に欠けるという側面も否めません。
確かに、SNSだと相手の表情や感情が伝わりにくい時があります。
そうね。その点、メタバースは、アバターを通じて仮想空間内でリアルタイムにコミュニケーションを取ることができるため、より豊かなコミュニケーション体験を提供することができます。
また、メタバースは、地理的な制約を超えて、世界中の人々と交流することができるという点も大きな魅力です。
かつて、テレビや新聞が情報伝達の主流だった時代から、ブログやSNSが主流の時代へと変化したように、今後はメタバースがコミュニケーションの主流となる可能性を秘めていると言えるでしょ
これまで障がい者に関して認識が薄かった日本がメタバースがきっかけに普及する
そういえば、にゃーちゃん、障がい者のことを学んでいたよな…
それがどうしたんですか?
障がい者雇用って具体的にどんな職種な人が多いんだ??
- 一般事務、事務補助
- プログラミング関連
- 小売店販売業務
- 飲食店
- 工場商品の点検
- 清掃
など…
なるほど…プログラミングはまだ残りそうだからいいとしていずれもAIが普及するとなくなる可能性が高い仕事なんよ…!
それでなんでこうなの?
実際に法律の理由で数合わせの目的とかでこればっかりなんですよね…
原因としては偏見で任せる業務がわからないという当事者の知識の問題があげられるですよ。
なるほどな…でも安心性や!メタバースは障がい者(特に身体と発達)には相性が抜群といわれているんやで!
メタバースは障がい者の活動にめちゃくちゃ相性が良いといわれています。
障がい者の多くは「身体」であるため、これまでリアル出勤が困難だった仕事がメタバースになるとどうなるでしょうか?
出勤の負担が大きかったのがいらなくなるということ!?
そういうこと。
身体の場合は体のみなので実際のげんざいにおける最高の仕事「知識労働」であるため、事実身体に支障がなければ健常者と変わりないんです。
またほかにメタバースは発達障害を持つ人にもかなり相性がいいとされており、ITに強いという人ならば普通の人よりも生かせられる場面があるとされています。
日本社会は、これまで障がい者に対する認識が十分とはいえませんでした。
しかし、メタバースの普及をきっかけに、障がい者の社会参加が進み、共生社会の実現に貢献できる可能性があります。
今の政治、国に対しての不信が強く、現実世界で生活してもよくならないから
現代の日本社会は、政治や経済に対する不信感が蔓延しています。
特に日本では、少子高齢化、ならび政治の不信問題など、将来への不安を感じている人が多いのではないでしょうか。
こんなリアル社会嫌になる人も多いかなと思います。
確かに、私も将来のことを考えると不安になります…。
でもこれが将来性が何が期待されるんですか??
そうよね。このような状況下で、メタバースは、現実世界とは異なる、新しい生活圏として過ごす可能性があるんだ。
メタバースは、現実世界の制約から解放され、自由に自己表現したり、新しいコミュニティに参加したりする機会を提供します。
また、メタバース内での経済活動は、現実世界の経済状況に左右されにくいという側面もあります。
もちろん、健康上やサーバーやデバイスの関係からリアル社会に居続けなければならないこともありメタバースが全ての問題を解決するわけではありませんが、閉塞感を感じている人々にとって、新たな希望の光となる可能性を秘めていると言えるでしょう。
仮想通貨が今後の時代のお金の主流となるため
メタバースは、仮想通貨と密接に結びついています。
多くのメタバースプラットフォームでは、仮想通貨が経済活動の基盤として使用されており、アイテムの売買やサービスの利用などに仮想通貨が用いられています。
日本円などあるのにわざわざ仮想通貨を使うのは、どんなメリットがあるんですか?
一つは海外に住んでいる人と、簡単に取引ができるというメリットがあります。
確かに今、海外旅行などでほかの国に行ったらお金を変えなきゃいけないんですもんね…
ほかにも資産対策としての意味合いも強い。
将来的には、仮想通貨が現実世界のお金に代わる存在となり、メタバースが経済の中心となる可能性も考えられます。
まとめ
この記事では、メタバースが「オワコン」と呼ばれる理由と、それでも私がメタバースの未来に期待する理由について解説しました。
メタバースは、過去のブームの反省や、技術的な課題、コンテンツ不足など、様々な問題を抱えています。
しかし、市場は急速に拡大しており、コミュニケーション手段の変化、障がい者の社会参加の普及、現実世界への不満による第2の生活、そして仮想通貨の普及など、メタバースが普及する可能性を示唆する要素も数多く存在します。
メタバースは、まだ発展途上の分野であり、課題も 多くありますが、その可能性は無限大
技術の進歩や、新しい発想によって、これらの課題を克服し、メタバースが私たちの生活をより豊かにする存在となることを、私は信じています。