「あれ?ここってメタバースのブログだよね?なんで少子化とか、社会のぶっちゃけた話が多いんだろう?」そう思った方もいるかもしれません。

そういえば政権がどうとか、少子化がどうとか多いよね?
正直なところ、メタバースは単なる技術やエンタメだけの話じゃないんです。



つまり娯楽に見えてライフスタイルなんよ
メタバースが本当に僕らの生活に溶け込むなら、今の社会の仕組みや、僕らの働き方、さらには「どう生きるか」って根っこの部分まで変わっていくはず。
さらに少子化みたいな問題も、一見無関係に見えて、実はメタバースの未来を考える上でめちゃくちゃ大事な要素なんです。
というわけで今回はメタバースのブログなのに政治的な要素が多いのかを語るよ。
メタバースはそもそも仮想世界という意味。
結論から言えば、政治とメタバースは切っても切り離せない、重要な経済基盤であるということです。
つまり、メタバースは私たちの生活に大きく直結するほど重要な存在になりつつあります。
一見すると、メタバースはゲームやエンターテイメント、あるいはVTuberといった「楽しい娯楽」のジャンルに位置しているように見えるかもしれません。しかし、その概念そのものは、それらとは全く異なります。
なぜ違うのか? それは、ゲームやエンタメ、VTuberが基本的に「娯楽系」であるのに対し、メタバースは「ライフスタイル」そのもの、あるいは「社会インフラ」という位置づけだからです。
マーケティングの言葉で例えるなら、「ウォンツ(欲しいもの)」と「ニーズ(必要なもの)」ほどの違いがある、と言えるでしょう。
ゲームは、あくまで決められたルールの範囲内で楽しむものです。
エンタメは、消費されるコンテンツ。VTuberは、特定のキャラクターを介したパフォーマンスです。
これらは確かに魅力的ですが、私たちの日常的な生活の基盤を根本から変えるものではありません。
一方、メタバースは、私たちがアバターとして存在し、コミュニケーションをとり、経済活動を行い、学び、働くことができる「もう一つの世界」です。
それは、まるでインターネットが私たちの生活に浸透したように、意識せずとも当たり前のように利用するようになる未来を描いています。
だからこそ、その発展には政治や経済といった社会の根幹が深く関わってくるのです。
なぜエンタメ系に見えてしまうのか…
では、なぜメタバースがこれほどまでに「ゲームやエンタメ」のイメージで捉えられてしまうのでしょうか?
その主な原因は、現在メタバースの開発に用いられている主要なソフトウェアが、もともとゲーム制作を想定して作られたゲームエンジンであることにあります。
実際に、多くのメタバースプラットフォームが「Unity」や「Unreal Engine 5 (UE5)」といったエンジンで開発されています。
これらは、高品質なグラフィックや物理演算、インタラクティブな体験を実現するために特化しており、ゲーム開発の世界ではデファクトスタンダードとなっています。
開発者側から見れば、これらのゲームエンジンは使い慣れたツールであり、そのノウハウを最大限に生かすことができます。
そのため、メタバースの初期段階では、先行してゲームやVTuberコンテンツ、あるいはイベント空間といった、比較的に娯楽性の高い分野から普及が始まったという背景があります。
この流れが、一般の人々に「メタバース=ゲームやエンタメ」という印象を与えてしまっている大きな要因だと考えられます。
なぜ政治的な要素が重要なのかという話
メタバースは単なるゲームやエンタメの領域を超え、私たちの生活基盤となる「仮想世界」へと進化しようとしています。そうなると、現実世界と同様に、いやそれ以上に、政治的な要素が極めて重要になってきます。
なぜメタバースの未来を語る上で、政治や社会の仕組みを深く理解する必要があるのでしょうか。



本当にそうよね…楽しそうな世界と暑そうな政治だからなんだか真逆な気がする…



でもこれをっちゃんとしないとあとからめちゃんこ大変なことになるんで!
それぐらい大切な要素ということ。
今は日本も政治な話がようやく出てきたというぐらいで再認識しているので、メタバースはそれ以上に重要だということです。
特に以下の4つの理由がメタバースと政治では切っても切り離せないと感じています。
経済や治安維持のために知識として知っておく必要があるため
メタバース空間を運営する企業や団体は、単に技術を提供するだけでなく、その仮想世界における経済活動を管理し、利用者の安全を確保するという、極めて重要な責任を担います。
これは、現実世界の国家が果たす役割に他なりません。
例えば、メタバース内で利用される仮想通貨やデジタルアセットは、その経済システムの根幹を成します。



これをリアルで例えると「日本円」と「土地/建物/車/株」ね。
これらの通貨がどのように発行され、流通し、価値が維持されるのか。利用者の資産がどのように保護されるのか。これらは、まさに経済政策や金融政策そのものです。
もし運営側がずさんな管理をすれば、インフレやデフレが発生したり、ハッキングによる資産流出が起きたりして、利用者の生活は脅かされます。
また、治安維持も同様に重要です。
メタバースは「自由な空間」である一方で、その自由が無法状態を生み出す可能性も秘めています。
ハラスメント、詐欺、デジタルアセットの盗難、さらにはアバターを通じた倫理的な問題行動など、さまざまな「デジタル犯罪」が発生する可能性があります。
運営陣は、これらの問題に対して、どのようなルール(法律に相当するもの)を定め、どのように取り締まり、利用者の「安全な居場所」を確保するのかという責任を負います。これは、現実世界の警察や司法の役割に重なります。
利用者側も、これらの運営体制やルールを理解しておく必要があります。
どこのメタバース空間がより安定した経済を持ち、安全な環境を提供しているのかを見極める知識がなければ、安心して生活したり、経済活動を行ったりすることはできません。
つまり、メタバースを賢く利用するためには、経済や治安維持に関する基本的な「政治的」知識が不可欠なのです。
AIアバターや今後人間がデジタル移植で住人として住むから格差防止の為
現在はまだ「お遊び」と捉えられがちなメタバースですが
その技術が進化し、AIアバターが高度な知性を持ち、人間が自身の意識をデジタルデータとして仮想空間に「移植」して住人となる未来を想像してみてください。
このような未来において、メタバースは単なるゲーム空間ではなく、もう一つの「生活の場」へと本格的に移行します。



アニメだけの世界だろと思うかもしれないけど、これ本当に現実になってきているから怖いところ
そうなった時、最も懸念されるのが「デジタル格差」の拡大です。
現実世界では、経済的な不平等が教育や医療、居住環境に格差を生み出しています。
メタバースでも同様に、高性能なAIアバターを所有できる者、高品質なデジタル空間に居住できる者、特別なデジタルスキルやアセットを持つ者と、そうでない者との間で、アクセスできる情報、得られる機会、ひいては生活の質そのものに大きな格差生じます。
例えば、高度なAIアバターは、仮想空間での仕事や学習、人間関係において圧倒的に有利になるかもしれません。
意識をデジタル移植した人間も、その移植にかかる費用や、維持管理に必要なリソースによって、住める空間や得られるサービスに差が出る可能性があります。
このような格差が拡大すれば、メタバースは一部の富裕層や特権階級だけが享受できる「楽園」となり、多くの人々は劣悪な環境で生活せざるを得ない「デジタルスラム」に追いやられるかもしれません。
このような未来を防ぐためには、メタバースにおける「公平なアクセス」「機会の平等」「最低限の生活保障」といった、現実世界の福祉や人権に関わる政治的議論と制度設計が必須となります。
誰でも安心してメタバース空間で活動し、恩恵を受けられるようにするためには、格差を防止するルールや、共有資源の公平な配分といった、政治的な介入が不可欠なのです。
そもそも今、日本は民主主義の危機があり、それをきっかけに知ってもらいたいから
日本の現状は、民主主義が危機に瀕していると言っても過言ではありません。
グローバリズムの進展は、企業間の過激な競争を煽り、結果として労働執着化を加速させ、格差の拡大を招いています。
これは、経済的な「勝ち組」がますます有利になり、その力が暴走しやすい状況を生み出しています。
一方でその支配を抑えるために、政治は、法律を考え、社会のルールを定める役割を担っています。


もし、この政治の場に、私利私欲に走り、自分だけが有利になるような法律を作り出そうとする悪意ある人物がいた場合、国民は不利益を被ることになります。
ただ、情報社会の現代においては、このような一方的な独裁はもはや通用しにくくなっていますが、それがメタバースにおいては、さらに効かなくなる可能性があります。



それはどうしてなの?
なぜなら、メタバースは、現実世界よりも個人の自由な選択と移動が容易だからです。
もし特定のメタバース空間の運営が独裁的であったり、不公平なルールを押し付けたりすれば、利用者は簡単に別のメタバース空間へと「引っ越し」できてしまいます。
これは、「利用者の流動性」が、独裁的な権力を抑制する力として働くことを意味します。
しかし、この「流動性」の力が十分に機能するためには、国民(利用者)が政治やルールに対する意識を高く持ち、積極的に関与する必要があります。
現在の日本の民主主義の危機は、多くの国民が政治への関心を失い、無関心になっていることにも一因があります。
メタバースという新しい世界を通じて、「ルールがどう作られ、それが自分たちの生活にどう影響するか」という政治の重要性を、より多くの人に再認識してもらいたい。
そして、現実世界でも、より良い社会を築くために、積極的に声を上げ、行動するきっかけにしてほしいと私は考えています。
国家や通貨の民営化みたいな立ち位置、そのため競争も激しくなるだろうから
メタバースは、ある意味で「国家や通貨の民営化」のような立ち位置にあると捉えることができます。
現実世界とは異なり、資源や土地が理論上は無限であり、個人レベルでも新たな仮想空間を創造できるという特性は、これまでの「国家」が独占してきた権力や役割を、大きく揺るがす可能性を秘めています。
これまで国家は、特定の領域(国土)において、唯一の法治権を持ち、通貨を発行し、国民から税を徴収することで、サービスを提供してきました。



ここまでなら今の現代では当たり前の話だな
しかしメタバースでは、運営団体が事実上の「仮想国家」として機能し、独自のルール(法制度)、独自の仮想通貨(経済システム)、独自のコミュニティ(国民)を持つことになります。



えええ!?



あくまでも技術が進化した場合ね。
でも意外と今すぐでもできそうなんだよねこれ。
これは、かつてないほどの「仮想・リアル国家間の競争」が激化することを意味します。
もしあるメタバース空間の住み心地が悪ければ、利用者はパスポートや多額のお金といった現実の障壁なしに、簡単に別のメタバース空間へと「引っ越し」できてしまいます。



たしかにセカンドハウスとか海外移住などまだまだ普及してないかも
現状では、海外への移住は多くの手続きと費用を伴いますが、メタバースではそれが不要なのです。
これは運営側にとって、利用者を繋ぎ止めるためのサービス競争がより一層激しくなることを意味します。
さらに、メタバースは「セカンドハウス」のような位置づけに見えるかもしれませんが、実際には複数のメタバース空間を渡り歩き、同時に活動することが一般的になるでしょう。



たしかにこんなに手軽でお金もかからないなら複数で住みたいかも…
仕事はAのメタバースで、趣味はBのメタバースで、友人と会うのはCのメタバースで、といったように、「特定のメタバース空間が全てを独占する」という状況はもはや不可能だと考えるべきです。
この競争原理は、利用者にとってはメリットとなります。
より良いサービスや公平なルールを提供するメタバース空間が選ばれ、そうでない空間は淘汰されていくからです。
しかし、運営側にとっては、より賢明で戦略的な「統治」と「経済運営」が求められます。
これらの視点から見ても、メタバースの未来を語る上で、政治的、経済的な要素を切り離して考えることは不可能であり、むしろそれらを深く理解し、議論していくことが、健全なメタバース社会を築く上で極めて重要なのです。
よくありそうな質問
- 政治の勉強はどこから入ればいい?
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まずは経済の勉強から始めることを強くおすすめします。
政治家の仕事の中で最も重要なのが経済だと言われるほど、経済の知識は不可欠です。
インフレやデフレ、税金の増税・減税が社会にどう影響するのか。これらを理解していなければ、有効な政策を立案したり、既存の政策を正しく評価したりすることはできません。
政治の世界は奥深く見えますが、実は幅広い視点が非常に重要視されます。経済の基礎を学ぶことは、政治を理解するための強力な土台になるでしょう。
- 独裁国家(独裁的なメタバース運営)にすると何かデメリットが起きるんですか?
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信用を失い、最終的には破綻すると考えてください。
現実社会の政治とメタバースの政治では、その構造や制約が異なりますが、基本的なシステムは同じだと捉えるべきです。
現在の現実社会では、国民が不満を抱いても、引っ越しが容易ではないため、デモや選挙といった手段でしか対抗できません。
しかし、これは国民にとって大きなリスクを伴うため、本当はやりたくないというのが本音でしょう。
一方、流動性が容易なメタバースでは、利用者がとても簡単に「退去」できてしまいます。
もし運営側が独裁的で、利用者の意見を聞き入れなかったり、不公平なルールを押し付けたりすれば、ユーザーは躊躇なく別のメタバース空間へと移っていきます。
もちろん、メタバース内でもデモのような動きが起こる可能性はありますが、根本的に「逃げる」という選択肢が容易であるため、独裁化を目指すのは諦めた方が賢明です。
信用を失い、利用者がいなくなれば、そのメタバースは機能しなくなり、いずれ消滅する運命にあります。
まとめ
「メタバース」と聞くと、多くの人はまずゲームやエンタメを思い浮かべるでしょう。
派手なアバター、バーチャルなイベント、Vチューバーたちの活躍……。
でも、ぶっちゃけて言えば、これらはメタバースのほんの一側面、いわば「入口」に過ぎません。
僕がこのブログでなぜ、少子化のような社会問題や、政治・経済といった「お堅い話」にまで踏み込むのか。
それは、メタバースが単なる娯楽ではなく、私たちの「ライフスタイル」そのもの、そして「社会インフラ」へと進化していくと確信しているからです。



そういうわけだから普段から学習は重要なことだよ~!