みなさんは副業やフリーランスを始める際に知っておきたいもの「確定申告」はきちんと行っていますか?
確定申告は給料以外の収入が1円でも得たら、税務署に税金を納税を絶対に行わなくてはならない義務とされており、これが仮に脱税(税金を収めない)ことをしてしまうととてつもない税金が支払いをしなくてはなりません。
ただ、税金を支払っていく際、確定申告の記載は毎回毎回面倒です。
というのも確定申告のメイン手段は日商簿記の「複式」であること、家計簿の「単式」でもできますが、青色申告では「複式」が65万円まで、「単式」では10万円まで控除できることを考えるとかなり大きな額です。
多くの個人事業主は税理士に任せていたり、自分で行うにも「単式」などしているため、自分で「複式」はあまり行っているケースは多くありません。
複式の会計はとても複雑で、最低でも「簿記3級」できれば「簿記2級」程度の知識が必要とされており、
MoneyForward クラウド確定申告とは
「MoneyForward クラウド確定申告」、株式会社マネーフォワード(3994)が提供している、MoneyForwardクラウドのうち、確定申告に特化したサービスです。
このサービスの特徴として、面倒な「収入支出の会計処理」が簡単にスムーズに自動的にAIが精算処理をしてくれることで、作業時間が大幅に削減ができることが特徴です。

確定申告は今まで手書きかデータ入力して郵送などして提出が主でしたが、こちらのサービスではデータだけで完結が完了しちゃいます。
クラウド確定申告は無料版と有料版がある、違いは?
MoneyForward クラウド確定申告は無料版と有料版があります。
なお、基本的な操作は無料版でも使うことはできますが、以下の制限があるため「事業所得」で申告をするばあいは必ず有料版にしなくてはなりません。
- 51件以上の仕訳
- 各種CSV出力
- 確定申告書と青色申告決算書(収支内訳書)のプレビューとPDF出力
- 金融機関明細の「手動取得」機能
- 雑所得や控除を除いた「事業所得」などの税金処理
無料版だけで済むものは基本的に控除となる「ふるさと納税」や金や油先物等、その他事業所得に該当しない「雑所得」などです。
本格的な確定申告は有料版を選ぼう
ただし、有料版にはいくつかのプランがあり
「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の3つのプランがあります。

これら、個人には3つ、法人には3つそれぞれのプランがあるため
個人であれば
- 目的が副業か、個人事業主(自営業)か
- 取引登録者数が15件を超えるかどうか
- レポート機能の使用頻度
- 郵送やメール送信などの一括操作
- 電話サポートが必要かどうか
など、規模に応じて最適なプランを選択をしていく必要があります。
おすすめプラン
「パーソナルミニ」「パーソナル」「パーソナルプラス」の3つのプランがあります。
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
---|---|---|
800円/月 | 980円/月 | 2,980円/月 |

これだけ見ても、どれがいいのか迷うなぁ…
一番安い、パーソナルミニでも十分なのかな?



基本的にはどんな人でも中間グレードの「パーソナル」がおすすめ!
パーソナルミニは価格の割に機能制限が多いので、月額費を見るとあまりおすすめはしない。
なお、これらの機能、向いている方は以下の通りである。
- 副業で収入を得た方
- 自営業、個人事業主、法人の方
- 郵送やメール送信などの一括操作をする方
- 個人事業主、自営業で確定申告を十分に簿記3級程度の処理ができる方
- 法人の方
- 確定申告が適正にできるか不安な方
- 個人事業主、自営業で確定申告が初めての方、簿記3級程度さえ知識がない方
- 確認で電話サービスが欲しくて不安な方
- 法人の方
- 月額制で支払いたい方
パーソナルプラスのみ、月額プランがありませんのでご注意ください。
項目


さて、クラウド確定申告にはどんな項目があるのかというと
- ホーム(TOPページ)
- 自動で仕訳
- 手動で仕訳
- 取引管理
- 会計帳簿
- レポート
- 決算・申告
- データ連携(自動仕訳の際に必要
- 各種設定
- 他サービス
などの項目があります。
自動で仕訳


「自動で仕訳」はAI技術によりデータ連携で口座やクレジットカードなど使用したところを経歴を自動的に追加され非常に便利でつかいやすい機能です。
何に使ったのかを忘れた際に思い出すのも非常に便利です。
しかし、この「自動で仕訳」も注意点があります。
完全な「自動仕訳」をしているわけではなくあくまで金額と対象な口座もしくはカードで仕訳の「下書き」のみ行われており、実際に「勘定項目」や「口座」、「補助項目」合っているかどうか仕訳確定するところは自分で押していく必要があります。
また、クレジットカードや口座を「プライベート」「事業向け」を分けずに一緒にしている場合、対象と対象外もきちんと対応していく必要があります。
例えば本業からの給料の場合は「給与所得」ですのでこちらは対象外ですので入れないようにしましょう。
また、副業や個人事業に関係しない「友達とゲームを遊ぶためにソフトを買った」のは事業に当てはまらないので対象外。
一方でYoutuberをやっていて、ゲーム実況するために30万円のゲーミングPCを購入したのは「備品」に当てはまるため対象
賃貸などで支払う場合でも事務所の割合次第で分割で対応するなど…
設定項目に対して細かく対応していく必要があります。
これだけ見るといちいち確認するのが面倒ですが、これでもゼロから銀行口座の履歴を見直したり、クレジットカードの使用歴を見ると大幅に削減ができるので導入するメリットはありでしょう。
対応している種類
- 銀行
- カード
- 電子マネー・プリペイド
- サービス連携
- 通販
- ビジネス
※証券口座はありません、おそらく「特定口座」により税金を抜かれるところ見ると必要ないでしょう。
手動で仕訳


「現金」「自動に対応してないサービス」などは「手動で仕訳」をしていく必要があります。
「現金」は物理的に金銭管理やレシートの確認が面倒であることから、MoneyForwardクラウド確定申告を取り扱う際はできるだけキャッシュレスで済ますことをおすすめします。



現金は支払った際、レシートですぐに表記するのがオススメ!
レシートは物が増えて片付けが面倒になるし、すぐ捨てたほうがスッキリだぞ!
操作の方は「収入」「支出」などの分別されていて、次にカレンダー(日付)、取引の内容・金額を選択、最後は摘要、タグなど入力しておけば登録ができます。
提出方法


「MoneyForward ME」と連携できる


MoneyForwardのクラウド確定申告では、家計簿アプリ「MoneyForward ME」と連携することができます。
これら2つを組み合わせることにより「家計簿」「確定申告」の時間短縮が大幅に早くすることが可能としているためおすすめです。
MoneyForward クラウド確定申告 口コミ
さて、MoneyForward クラウド確定申告での口コミは果たして良いものでしょうか?
確定申告は税務署に提出するものなのでできる限り「作業効率」を重視したい内容です。
良い口コミ
毎年煩わしくて仕方ない確定申告を手順に沿ってページを進めていくだけであっという間に完了させられるまさに簡易化ツール。
・カードや銀行との自動連携させることで、仕訳の入力が楽です。手動での仕訳も難しくありません。
・仕訳の方法に迷った時は、公式サイトの仕訳例が充実しているのでなんとかなります。
・家事按分も設定しておくと自動で計算されていくの非常に便利に感じました。
・確定申告はe-tax(ウェブ版)でしているのですが、クラウド確定申告で事前に確定申告データを作っておけるので、かなり楽に申告できます。
悪い口コミ
・別ウィンドウで違う年度(前年度)を開けない。
・カード会社側の問題かもしれないが、カード連携時の読み込み速度がフリーズしているのか思ってしまうほど遅い時がある。
・クラウドBoxという領収書の画像をアップできるサービスが便利だが、一度アップすると削除できないファイルがある。ファイル名など間違えてアップしてしまった場合に削除したい。(ただ、これは「電子帳簿保存法の要件を満たすため」にしょうがないのかもしれない。)
紙の書類をデータに落とし込むのに時間がかかるので、圧縮したりなにかしらデータを軽量化できる機能が欲しい
というように、基本的には口コミの内容的に評判は良いようです。
実際のところ私自身もかなり使いやすく、自動仕訳ができるというのがかなり良いもので、簿記経験が0な人でも「数字能力」さえあればなんとかできるものと言えそうです。
とはいえ、まだまだ改善余地があり、PayPayがなかったり、ビジネスの連携ソフトがまだまだ少ない気がしたので増やしてほしいところです。
まとめ
MoneyForward クラウド確定申告は…
- 連携を取ることで自動仕訳ができる
- 複雑な簿記を直感でわかり、操作しやすい
- 取引管理などの機能もある
- 2020年のコロナから普及し、現在ではユーザーからの評判が高い
など、マネーフォワードの評判はかなりいいものと言え、私自身もおすすめしたいソフトです。