主人公…もとい経営冒険者は目を開けた。
「ここはどこだ・・・?」
経営冒険者の目線では天井は割りと豪華な洋風の天井で、そして寝ていた床のそこはなんとなく寝心地は良くてよく眠れていた。
そして前を向いて気づいたら、目の前に茶髪と黒髪のメイドさんの2人が立っていたようだ
「気が付きましたね」
(この展開…どっかで見たことあるような…?)
「今ここには、〇〇さんが森の中へ倒れたことをアオイ様からご報告し、ゲストルームへお連れするようにご命令されて今に至ります。」
「アオイ様…?」
「〇〇、起きたのね!どう調子は?」
経営冒険者は「元気だが…何か違和感をある」もしくは「分からない・・・けど違和感がある」
「そっかぁー、あれは普通の人間は絶対に近づいては行けない植物だからさ、いつ命奪って死んでもおかしくないのですよ!」
経営冒険者の選択には「カエンマツロのことか?」
「いい!もし見かけたとしても絶対に近寄ってはいけません」
「すみません」
経営冒険者はアオイに対し、謝罪をした。
「そういえば聞かなければならないことがあるんだけど…ムスケルは無事か?」
「えーーと…そのー…私を救ってくれたから、この2人のことを信用をしているけれど…どうも…館長が…」
「俺は誓って殺しはやってません!」
部屋の外からムスケルの声がかなり響いていた。
「というか、同じ状況なのにあいつは部屋でメイドさんといい気になってなってんのに、俺は警察の取調室に閉じ込めてるんだ意味わからん!」
(いや、ずっと寝てたんだか…)
「これは守護長どの命令に従って、あなたを容疑かかっているんですよ。それも今に殺そうな顔つきで」
「最後ただの顔差別やねぇか!よっぽどお前らのほうが罪人思考じゃん!というか時間がもったいないから帰らせろ」
「困りましたね…!ならこちらのメニューの中から心を穏やかになろうか」
メニューに出されたのは
「メニューは…カツ丼に牛丼に豚丼…!?って警察じゃねぇか!」
「さっきから警察、警察って我々の世界には実在しない空想の言葉を使われても理解に苦しみますよ」
「こんなの刑事ドラマやないか!」
「またもや意味わからんこと…ドラマ?」
「こりゃ駄目だ…こやつは頭が悪すぎる…チュイソー族の亜種かもしれん」
「我々の頭を混乱させ戦闘不能にしようと企んでいるのに違いない…館長殿にこやつの処刑を判断を決めてもらうしかないですな」
「え・・・ちょっと!起訴するの早すぎじゃ!?」
「待ちなさい!」
「お嬢様…ただいまチュイソー族疑惑の捜査をしているところです、勝手なご入室は御遠慮を」
「この人は私を救った恩人です、そんな事実を知らずに偏見的にその族生らと一緒にするとは名誉毀損よ」
守護者たちは口をとどまって…下を向き始めた
「さあ、今すぐに彼にお詫びを言いなさい、さもなければこのとことを国王陛下に不正事実を伝えます」
「も、申し訳ございませんでした」
「さて…あまりにも言動や失態行為だからもちろん相応の反省をしてもらいます」
「…っつ」
アオイの横から3人のメイドたちが紙をびっしりと持ち運んできた。
「あなた方にはこの紙に”二度と偏見差別をしないと誓います”とすべて書き終わるまで部屋から出ることを禁じ命じます」
「そ…そんなぁああ、僕らは仕事だけ真面目に熟しているのに」
「た、助かったお…あおいちゃん…こいつら取調してるのに警察とか刑事という言葉全く無知だったぜ」
経営冒険者の頭には(そりゃあ…自分らの世界の常識とは違うからね…知っているとは限らんでしょ)
疑われていたムスケルの誤解を解き、アオイ、ムスケル、そして経営冒険者達はダイニング室へ向かった。