最近、新しいPCを買おうとしている人や、今使っているPCのストレージ容量に不満を感じている人、いるんじゃないでしょうか?

PCの心臓部の一つであるストレージ(SSD)の容量選びって、本当に重要。できれば多ければ多いほど良い。
「大は小を兼ねる」とは言うけれど、お財布との兼ね合いもあるし、用途によって最適な容量は全然違います。



SSDとかってまだまだ高い…
こんな感じでHDDと比較してもSSDはまだまだいい値段。




特に僕みたいに、創作活動(イラスト、3DCG、動画)をやったり、WEB3関連のデータを扱ったり、何より労働からちょっとでも早く解放されたくてゲームもがっつりやる人間にとっては、この容量選びは死活問題。
今回は、僕の経験や、最近のPC事情、そして「日本人は創造性を高めるべき!」という僕の強い思いも込めて、用途別の最適なSSD容量を徹底的に解説していきます。
「容量不足で作業が止まる」なんて、創造的な時間の無駄でしかないですからね!
避けるべき容量:128GB以下
まず、128GB以下の容量は



どんな用途であれ「絶対にやめておけ」と言いたい。
これはもう、個人的な経験則というより、現在のPC環境の常識です。
近年のOS、特にWindows 11は、それだけで35GB近くの容量を食います。



うえええ!?そんなに多く使うの!?
その他、最低限のソフトやアップデート、キャッシュなんかを考えると、すぐに半分以上が埋まってしまいます。
例えば、新しいソフトやゲームをインストールしようと思っても「容量不足」。
「せっかく新しいPCを買って、さあ遊ぶぞ!/仕事するぞ!」って時に水を差されるなんて、すごく不幸なことです。



少し技術的な話をすると、SSDは容量が多ければ多いほど、書き換えの寿命が長くなる特性(ウェアレベリング)がある。
容量が少ないSSDは、データの書き込み・消去が特定の領域に集中しやすいため、意外と早く寿命が来る可能性があります。
節約精神は大事ですが、これは「安物買いの銭失い」になる可能性大。
この容量は、今の時代にはお勧めできません。
普段使いなら最低限:256GB
「ネットとメール、簡単な文書作成くらいしかしない」という普段遣いの人なら、最低限としてギリギリ選択肢に入ります。



スマホの最低容量がこれくらいだったりもしますしね



iPhone 17とか、Nintendo Switch 2がこの容量
しかし、少しでも「趣味で動画を撮って編集したい」「ゲームを一本だけ入れてみたい」なんて気持ちがあるなら、後悔する可能性が高いです。
僕のブログの読者層は、きっと「創造性」や「WEB3」といった、少しでも新しいことを始めたい人たちが多いはず。
そういった活動を考えると、この容量は「論外」です。
少しでも良い環境に投資しましょう。
迷ったらここから:512GB
多くの人にとって、迷ったらまずはこの512GBから検討すべきです。
ネット、SNS、動画視聴、ちょっとした画像編集など、一般の用途であれば「十分すぎる」容量です。
多くの人がこれで満足できるでしょう。
イラスト制作はPhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどのソフトを入れても、イラストデータ自体は軽いので、当面はこれで十分です。



ただしイラストしか本当に使わない場合に限るけど
一方でゲームは軽いものから重いものまで様々ですが、最近のAAAタイトル(大作ゲーム)は、一本で100GBを超えるものが多いです。
一本入れるだけで容量がカツカツになるため、ゲーム用途としては「おすすめしない」というのが正直なところです。



原神とかインストールしたら洒落にならんよ…
3DCG/動画編集などはLive2D、Blender、Premiere Proといったソフトを使うと、作業ファイルや書き出しデータがすぐに数十GB~数百GBになるので、作業用としては全く足りません。
創造性を高める活動を少しでも考えているなら、512GBは「スタートライン」だと考えてください。
ゲームの基準容量:1TB(テラバイト)
「ゲームをある程度楽しみたい」「クリエイティブを本格的に始めたい」なら、最低でもこの1TBはほしいところです。
最近のゲームは本当にデータ容量が大きくなりました。
1TBあれば、だいたい5本程度のAAAタイトル(大作ゲーム)を入れておくのが限度だと考えてください。



軽いものとかならもう少し多く入れられそうね…
僕も過去にゲームを入れすぎて「あのゲーム消したくないけど、新しいゲーム入れたい…」と悩んだ経験があります。
SSDはHDDと違って速度が早いのでゲームを消して入れ直すのが楽ですが、その手間すらもったいないですよね。
イラスト・写真はこの容量なら余裕を持って作業できます。
3DCG・動画編集ではソフトやプロジェクトファイルを入れるのには使えますが、作業データや動画素材(特に4K動画)を保存するには圧倒的に不足します。
「作業用の一時保存」くらいに考えておきましょう。
多くのゲーマー・クリエイターの最適解:2TB
「迷ったら2TB」。これが僕の最も推奨したい容量です。
今の時代のPCは、この2TBが一つのベンチマークだと考えて良いでしょう。
この容量があれば、おおむね3Dの大作ゲームを12タイトル程度は余裕を持ってインストールできます。



ほとんどのゲーマーはこの容量で満足できるはず。
ただし、ハイエンドゲーマー、つまり「最新のゲームをとにかく全部入れておきたい」「MOD(改造データ)を大量に入れる」という人にとっては、むしろこれが最低限であり、少し足りないと感じるかもしれません。
動画編集は作業用としては最低限ほしい容量で、4K動画の素材は本当に容量を食います。長期的に考えるとこの容量でもちょっと足りないかと…



スマホだと上限なんだけど、PCだと足りないって…



いろいろとでかでかなんだよな
ゲーム制作(Unity/Unreal Engine)はゲームエンジン自体そのものが非常に大きく、アセット(素材)も大量に必要になるため、ここからがスタートラインです。
ダウンロードしまくると足りなくなる可能性があるのでもう少し欲しいところ。
3DCGは大量のテクスチャデータや制作中のシーンファイルを保存するのに十分な余裕が生まれます。
僕が最近進めている「WEB3と連携した創作活動」のような、実験的なデータを扱う場合にも、この余裕は重要になってきます。
本格的なプロの領域:4TB



ここからは上級者向けかな?
「動画編集をメインでやっている」「大量のゲームをコレクションしている」という人向けの容量です。
このあたりになると、ほとんどの人が容量不足で悩むことはなくなるでしょう。
ゲームタイトルも最新であっても25タイトル以上は余裕で入りますし、動画編集のプロジェクトファイルもかなり溜め込めます。
構成の工夫:2TB × 2枚構成のススメ
個人的な考えですが、4TB一枚のSSDを買うよりも、「2TBのSSDを2枚構成」にすることをおすすめします。
- Cドライブ(システム・ソフト):2TB
- Dドライブ(データ・ゲーム):2TB
こうすることで、万が一どちらかのSSDが壊れても、もう片方のデータは守られますし、容量の管理もしやすくなります。
ストレージも「分散」させた方がリスクが少ない、という考え方です。


少数派の上限:6TB・8TB



ここからは本当にストレージマニアとか、上級クリエイターしかほんまに使わんから初心者でいるかどうかだけど…
6TB(2TB + 4TB構成推奨)
6TBのSSD自体は存在せず、4TBのSSDと2TBのSSDの2枚構成で実現できます。
Cドライブ(システム)に2TB、Dドライブ(データ)に4TBを割り当てると、作業効率も良く、容量も最大限に活かせます。
動画クリエイターでも、かなりの量のアーカイブをPC内に保持したい人向けです。



タイタンが使うPCも今この容量である。
8TB
正直に言って、ほとんどのクリエイターにとっても、この容量は「流石にいらない」というのが僕の結論です。
もちろん、フルHD/4K動画を毎日何本も作るようなトップクリエイターなら話は別かもしれませんが、それほどのデータをローカルPCに貯め込むのは、リスクが高すぎます。



これ以上になるとPC2台買ったほうが個人的には良いかも…
もし8TBもの容量が必要なら、データのバックアップや長期保存のために、HDD(ハードディスクドライブ)や、クラウドサービス(YouTube、Google Drive、AWSなど)を利用することを強く推奨します。
特にWEB3の時代に向けて、データは一箇所に集めるのではなく、「クラウドや別の物理ドライブに分散」させるのが賢明です。
リスクを分散させるという考え方を持ちましょう。
まとめ:あなたの活動別SSD容量の最適解
僕たちは、創造性や新しい価値を生み出すための時間を作るためにPCを使います。
だからこそ、ストレージ容量で悩む時間や、容量不足で作業が止まる時間を徹底的に減らすべきです。
以下に、あなたの活動に合わせた最適な容量をまとめます。
用途 | 最適なSSD容量 | 補足とアドバイス |
普段遣い (ネット/文書) | 512GB | 多くの人にとって十分。これ以下は非推奨。 |
イラスト制作 | 512GB以上 (できれば1TB) | データは軽いが、ソフトやアセットの追加を考慮。 |
ゲーム (複数タイトル) | 1TB~2TB | 2TBが最もバランスが良い。ハイエンドは2TBが最低限。 |
3DCG (Blender/Mayaなど) | 1TB以上 | 大量のテクスチャやアセット、シーンファイルに備える。 |
ゲーム制作 (Unity/UE) | 2TB以上 | エンジンやアセット、テストビルドのデータで容量がすぐに埋まる。 |
動画編集 (4K素材あり) | 4TB以上 | 4K素材は想像以上に重い。できれば2TBx2などの分散構成がおすすめ。 |
PCのストレージは、あなたの「創造性を育む畑」です。
ケチらず、必要な分の土壌(容量)をしっかりと用意して、豊かな創作活動や趣味を思いっきり楽しんでいきましょう!