皆さん、こんにちは!「お金の話」と聞くと、ちょっと身構えてしまう人もいるかもしれませんね。
「そもそも浪費って何なんだ?」って疑問に思った人もいるかもしれません。

浪費を聞くけどお金をだらしないというイメージが強い気が…



けどこれは人によって違う!
「浪費=悪」っていうイメージが強いかもしれませんが、私はそうは思っていません。
だって、人生って全部が「投資」や「節約」でカチカチに固められてたら、息苦しくて続かないじゃないですか。
今回は、その「浪費」という言葉のイメージをガラッと変えて、本当に避けるべき浪費の正体について、じっくり掘り下げていきたいと思います。
浪費とは



まず、浪費ってなんでしょうか?
辞書を引けば、「金銭や時間、精力などを無駄に使うこと」と書いてありますよね。
多くの人が、家計簿をつけたときに、「これは消費(生活に必要な出費)」、「これは投資(将来利益を生む出費)」、そして「これは浪費(無駄な出費)」という風に、ざっくりと分類しているはずです。
でもね、私はこの「無駄」という言葉の定義が、人によってあまりにも違いすぎると思っています。
例えば、趣味で数万円のゲームソフトを買う。
「そんなのただの浪費だ!」と言う人もいるでしょう。
でも、そのゲームで100時間も楽しく遊べたとしたら?
1時間あたりのコストは数百円。しかも、日々の仕事のストレスが解消され、明日への活力になったとしたら?



それは本当に「無駄」と言い切れるでしょうか?



まあ本人が楽しくプレイしているんだったら別にいいんじゃないかな?
私が考える浪費とは、「その支出に見合うだけの『価値(対価)』、特に『幸福度』や『将来の可能性』が得られなかった出費」のこと。
つまり、お金を使ったことで、むしろマイナスになったり、気分が落ち込んだり、後悔するような出費こそが、本当の意味での「浪費」だと考えています。
割合的に最大10%ぐらいまでが健全な支出のライン
じゃあ、どのくらいの割合を浪費に使ってもいいのか?
これは個人の経済状況や価値観によって全く違いますが、一般的な家計管理術では、支出を大きく「消費」「投資」「浪費」の三つに分けて考えます。
私の感覚からすると、「健全な浪費」として確保できるのは



手取り収入の最大でも10%ぐらいまで



ここは人によって違うけど…



だいたい5%が多いね、でも私はそれでも比較的緩やかともいえるよ
というのが一つの目安になるんじゃないでしょうか。
例えば、手取りが25万円なら、2万5千円まで。
この10%の枠は、「後悔しない程度に、自分の心を豊かにするための自由なお金」として確保しておくことが大切です。
なぜなら、100%節約だけを考えて生活すると、人生の「遊び」の部分がなくなり、かえってストレスが溜まってドカ食いや衝動買いといった「悪い浪費」に走ってしまう危険性があるからです。



人間、ロボットじゃないんだから、「ガス抜き」は必要。
この10%を、「自分へのご褒美」や「ちょっとした心のゆとり」のために使うのは、むしろ人生の継続的な投資になるんです。
大切なのは、この「浪費枠」を自分で意識してコントロールしているかどうか。
無自覚に使っていると、あっという間に10%を超えて、家計を圧迫してしまうことになりますからね。
浪費には2種類の浪費がある
前述したように、私は浪費を単純に「無駄」という一言で片付けたくありません。
浪費には、明確に2つの種類があると考えています。
- 良い浪費(=自己投資や幸福度のための支出)
- 悪い浪費(=幸福度や時間を搾取する支出)
この二つを区別できるかどうかが、お金に振り回されない人生を送るためのカギになります。
悪い浪費とはどんなものか?
では、私たちが本当に避けるべき「悪い浪費」とは具体的にどんなものでしょうか?



ここが今回の記事で一番重要!
悪い浪費の根本は、「自分軸」ではなく「他人軸」や「感情」によって行われる出費です。
お金以外の「時間」「幸福度」「健康」といった、最も重要なリソースまでをも奪っていくものが、これに該当します。
いくつか具体例を挙げていきましょう。
1. 価格の割に生活水準が悪い出費
これは、「使ったお金の対価として、得られた満足度が極端に低い出費」**のことです。
例えば、コンビニでの惰性的な買い物。
喉が渇いたわけでもないのに、なんとなく高い缶コーヒーを買う。
これは、安易に手に入るものに依存し、思考を停止したことによる浪費です。



あるいは、東京に住むことも、この一例。
高額な家賃を払っているのに、狭い部屋に住み、満員電車に揺られ、精神的な豊かさが得られないなら、それは価格の割に生活水準が悪い出費です。
この出費は、あなたの幸福度と時間を容赦なく搾取していきます。
東京に住むことの浪費な理由


【キホン】生活水準とは…


2. 見栄を張るための衝動買い
これは、「他人からの評価」のために行う出費です。
「高いブランドの服を買えば、自分は価値のある人間だと思われるはず」
「最新のスマホを持てば、仲間に入れてもらえるはず」
こうした見栄のための出費は、一時的にドーパミンが出て気分が良くなりますが、根本的な自己肯定感を満たすことはできません。
すぐに後悔に変わり、自己嫌悪という形であなたの幸福度をマイナスにします。
本来、見栄を張るための出費は、「自分」を磨くことに使われるべきです。
知識やスキル、健康といった資産価値のあるものに投資すれば、見栄など張らなくても、人は自然と集まってきます。
3. 承認欲求のための出費
これは、人間関係に関わる出費に多いです。
- ホストクラブやキャバクラのように、お金と引き換えに一時的な愛情や承認を買う場所への出費。
- 気が進まない飲み会や付き合いへの参加費。
承認欲求を満たすために浪費したお金は、「自分が本当に価値のある人間ではない」という潜在的な負の感情を強化してしまいます。
お金で買った承認は、お金がなくなれば消える砂上の楼閣です。



ある人はおし●こになって失うだけと言っていた
究極の悪い浪費は「搾取するだけのもの」
一般的に浪費はお金を使ってもマイナスになるだけというものですが、私たちが本当に警戒すべきは、お金以外のもっと重要なリソースまで奪い取るものです。
それは、幸福度や時間、労力など、お金では買えない人生のコアな部分を見合わず、一方的に搾取するだけのものです。
例えば、長時間労働。
これは、お金を稼いでいるようでいて、実は「健康」という人生最大の資本と「自由な時間」という未来の可能性を、企業と国の仕組みに安く売り渡している究極の浪費です。
これこそが、私たちが「仕組み」という前提を理解し、対抗策を講じる必要がある理由なんです。
【キホン】仕組みという考えのもとで学ぶ


まとめ:悪い浪費は「未来の可能性」を奪う
さて、今回の話をまとめましょう。
浪費とは、必ずしも悪いものではありません。
手取りの10%程度の「良い浪費」は、人生の潤滑油となり、メンタルを健全に保つための自己投資になります。
それは、明日への活力という形で、将来のリターンを生んでくれます。



やっぱお金は使ってなんぼだからね~!
しかし、本当に私たちが気をつけなければならないのは、「悪い浪費」です。
それは、価格と幸福度が釣り合わない、見栄や承認欲求からくる出費、そして何よりも「時間」「幸福度」「健康」といった、あなた自身の最も貴重なリソースを、一方的に搾取するだけの仕組みに組み込まれることです。
お金の浪費は、また稼げば取り戻せます。



けど最近は日本円の信用があまりないので、稼ぐなら色々と学ぶといいよ
でも、時間の浪費や幸福度の浪費は、あなたの「未来の可能性」を奪います。
私たち日本人は、「我慢すれば報われる」という労働執着文化の価値観に縛られすぎて、「悪い浪費」に気づきにくい傾向があります。
立ち止まって、自分の出費や時間の使い方が、「自分の幸福度を上げているのか?」それとも「他人に搾取されているだけなのか?」を、冷静に判断してみてください。
その行動が、あなたの未来を豊かにするのか、それとも縛り付けるのか?
まずはそこから考えるだけで、あなたの人生は大きく変わっていくはずですよ!
さて、あなたの人生の中で、今すぐやめるべき「幸福度を削っている浪費」は何だと思いますか?