2021年6月に発売されたGeforce RTX 30 seriesのGPU「Geforce RTX 3070 Ti」を紹介します。
NVIDIAによれば、このGPUは前世代のRTX 2080 Tiに匹敵する性能があるとは言われており、実際のベンチマークでも

なお!ここで紹介する、RTX 3070 Tiはデスクトップ向けです。
モバイル版とは全く別物ですので、くれぐれもお間違いがないようにご注意ください。
スペック概要


3Dmark
ゲーム性能
Geforce RTX 3070のゲーム性能は以下の通り。
概ね軽量から重量の5つのゲームソフトで比較をしたが、RTX 3070のゲーム性能はWQHDまでがちょうどいいと言える。
4Kになると一気に性能が落ちてしまい、どうやらRTX 3070では4Kのプレイは快適に高画質で行うのは難しいようだ。
データ出典元:https://www.gpucheck.com/ja-jpy/
RTX 2080 Tiと比較
NVIDIAが公表したRTX 2080 Tiと同性能が本当にそうなのか、サイバーパンク2077のソフトにて比較してみました。
すると、ほぼ同等性能であることが確認されました。
理論性能はRTX 3070は20.31に対して、RTX 2080 Tiは13.45なので、CUDA数的にもう少し性能が高いかなと思ってましたが、どうやらメモリ関連で性能が同等になってます。
RTX 3070は256bit、8GBしかないため、RTX 2080 Tiよりもいくら性能が高いにしても高画質になるほどその弱点が現れてしまいます。
消費電力
RTX 3070のアイドル時とゲーム時、消費電力はこのようになり
比較としてRTX 2080 Tiの消費電力も入れてみた。
するとアイドル時は4w削減、ゲーム時の消費電力は70w近くも削減されていた。
一方で先代のRTX 2070がTDPが185w、実際が195w前後になると多少は増えていることからまた増えてしまったと言えるだろう。
ただし、RTX 3080や上位モデルのRTX 3070 Tiと比べるとそこまで異常な高さは持たない。
これらはGDDR6Xを搭載してまで消費電力を大きく増やしているため、RTX 3070ではかなり消費電力がマシと言えるだろう。
価格状況
現在の価格は約7万円から購入できる。
現状は円安により多少値上がりしており、定価で購入できるのが少ないのが現状だ。
しかし、ナンバリング上のRTX 3070 Ti後継モデルであるRTX 4070 Tiは799ドルで発売しており、価格も14万円とかなり高い。
RTX 3070の後継となる RTX 4070では少なくてもスペック上で見ても599ドル~699ドルと値上げされる予想がつく。
そのため、以前のような新世代登場間近に旧世代を買ったとしてもスペック損ということは少なく、むしろ今が買いのタイミングと言えるだろう。
簿記上は現在の価格は消耗品費扱い【個人事業主/法人の方限定】
2021年のマイニングブーム発生時のRTX 3070は10万円を超えていたため、簿記上では備品となることがあったが、現在は10万円を切って購入者が多いため、基本的に消耗品費扱いといえます。
ただし、RTX 3070は10万円を超えるモデルを購入際は一括償却資産か備品として扱いをしてください。
また、BTOの相場は20万円からなので基本的に一括償却資産か備品として扱います。
方式 | 全額 | 簿記の勘定 | 適用者 | 減価償却 | 固定資産税 | |
---|---|---|---|---|---|---|
費用処理 | 10万円未満 | 費用 | 消耗品費 | 全員 | 全額費用 | 非課税 |
一括償却資産 | 10万円~30万円 | 資産 →のちに費用 | 一括償却資産 | 全員 | 3年で一括償却 | 非課税 |
少額減価償却資産 | 20万円~30万円 | 資産 →のちに費用 | 備品 | 中小企業のみ | 所得年度に全額償却 | 課税 |
一般の固定資産 | 30万円以上 | 資産 →のちに費用 | 備品 | 全員 | 耐用年数で償却 | 課税 |