Geforce RTX 3080 Tiはメモリ半分のRTX 3090!

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2021年6月に発売されたGeforce RTX 30 seriesの最上級モデルのモンスターGPU「NVIDIA Geforce RTX 3090 」の半分のメモリになった「Geforce RTX 3080 Ti」を紹介します。

目次

Geforce RTX 3080 Ti のスペック詳細

RTX 3080 Ti のスペックは以下のとおりです。
なお、後継モデルと言われる RTX 4080 Tiはまだ発売されていないので 同価格の RTX 4080 16GBと先代のRTX 2080 Ti、あとは元になった RTX 3090とで比較しました。

RTX 2080 Tiの後継

今回の RTX 3080 Tiは RTX 2080 Tiの後継モデルとして 登場しました。
構成は従来どおり、最上位モデルの10752からスペックを少しだけ削った10240になり、メモリも半分程度になるというものなっています。

製造メーカーはTSMC 12nmからSamsung 8nmへ

RTX 30seriesの使用している半導体、いつもはTSMC製を使うが、今回は供給に追いつかず対応できなかったのか、韓国のSamsung製の10nmを改良した、8nmに変更されました。

RTX20シリーズは元の設計が16nmだったのを改良した12nmだったので、今回は純粋に進化したといえます。

とはいえPascal世代と比較してもやはり大規模な繊細化までにまでは至りませんでした。
最近は進化技術にかなり難航していることもあり、今後もどんどん厳しくなっていきそうです。

コア数は大幅増加

RTX 3080 TiRTX 2080 Ti
102404352

CUDA数は10240とRTX 3090からわずかに少なくなったのみにとどまっています。
おそらく今回、価格の高いところの一番の原因がCUDAの有効化と言えそうです。


これはNVIDIAのGPUはトランジスタとメモリキャッシュなどの機能がすべて一体化されている設計構造のため、どれかがスペックの満たさない不良品が出てしまうと全部使えなくなってしまいこのまま使えない部分とその一部部分をカットした上で下のモデルに流されていきます。

そのため実際には、この価格の高さというのは製造数が極めて少ないということがわかります。

このように完成度の状態を表すことを歩留まり率と呼びます。

メモリは384bit、GDDR6X 12GB化

メモリに関してはTITAN RTXと同じ384bitに昇格し、GTX 980 Ti以来の構成に戻った形になります。
一方でメモリはGDDR6Xの12GBであり、RTX 3090の半分位の量であることから、あまり差がないところでは一番の違いと言えるでしょう。

RTX 3080Ti は消費電力増加

RTX 30seriesはGDDR6XメモリやCUDA数が大幅に増えたことにより消費電力が桁外れに増加されました。

なんとRTX 3080 TiでもTDPは350wで、この数値は今までデュアルGPUに出たことがあったが、シングルでは過去最高クラスと言える水準です。

RTX 3080 TiRTX 2080 Ti
350w260w


このためNVIDIAでは電源は少なくとも750wは推奨しているが、このモデルを購入する人はだいたいはCore i9 や Ryzen 9 、Core i7のユーザーが多いだろう。

しかし、このモデルはいずれも消費電力が高いため、最低でも900w、できれば1000w以上の電源を搭載するのが望ましい。

サイズもそれなりに大きい

RTX 3090ほどではありませんが、RTX 3080 Tiも十分サイズがでかいです。
一応ミニPCではギリギリいけるかなぁというくらいのレベルです。

タイタン

ただし発熱がすごいからミニケースは十分に冷やさせない構造じゃない限り未推奨!

あとは全体的に重量も増加しているため、マザーボードの折り曲げてしまう懸念もあったのか、支え棒的なものも加わっています。

AV1デコード対応

AV1エンコード

RTX 30seriesからはデコードに限り、AV1に対応しました。
このAV1型はH.264やH.265と比較すると半分程度のビットレートでも同じぐらいの画質にできるという、通信に優しい規格です。

ただし、RTX 40seriesと違いエンコードには対応してないので動画編集や配信にはあまり活躍しないです。

とはいえ、デコードはゲームに結構役立つのでぜひとも使っていきたいです。

DLSSは第2世代対応

Tensorコアが第3世代になり、DLSS第2世代へ進化した。
DLSSといえば、フレームレートがあがる代わりとして画質が犠牲になったが

DLSS第2世代ではDLSS第1世代と比較するとかなり画質が悪化していた問題を克服し、DLSSをいれていても実況動画に問題ない画質になりました。

Geforce RTX 3080 Ti のベンチマーク

Geforce RTX 3080 Ti のスペックはどのくらいのレベルなのか気になるだろう。

3Dmark

gpu-monkeyからによる、3Dmarkのベンチマーク結果です。
ベンチマークの結果は19703で、RTX 3090とあまり変わらないレベルです。
ただし、下位と比較するとRTX 3080 TiとRTX 3080の価格が2倍近くも差があるのでコスパは明らかに悪いです。

PCゲーム

これはTECHPOWERUPからによるPCゲームの平均フレームレートの結果です
CPUはRyzen 7 5800Xを使用しており、RTX 3080 Ti は フルHDでも170FPS、4Kでは92.3FPSでほぼRTX 3090と同じレベルです。

基本的に RTX 3080 Tiでは4Kが最適と言えそうです。

※ただし、基本はRTX 3090 Tiのデータから、RTX 4090やGTX 1630はRTX 4090の結果データ使用

しかし、こんなのまだ序の口でRyzen 9 7950xやCore i9 13900k、さらにのちに出るRyzen 9 7950X3Dだともっとこの数値より出ます。

レイトレ環境

これはTECHPOWERUPからによる、Controlの結果です。

結果的にFHDでのDLSSなしが95FPS、DLSSありが145FPS
4KではDLSSなしが31FPS、DLSSありが58FPSほどでました。

レイトレ使用での4K環境は60FPS超えはちょっぴり厳しそうです。

なお、CPUはRyzen 7 5800Xのため、現在の世代のCPUであればもう少し成果は出るとは思います。

RTX 3080 Tiレイトレ
RTX 3090 レイトレ

RTX 3090と比較してると、いずれもあまり差がないことがわかります。
強いて言えばFHDのDLSSが少しだけ差が出ていますという程度なので、本当にそこまで大きく差がないのは魅力と言えそうです。

消費電力

消費電力は以下のような結果になった。

まず、待機電力では16Wでありハイエンドといえよう、かなり消費が低いことがわかる。

一方で ゲーム時の消費電力は354wで これもRTX 3090と同じ水準であることがわかります。
メモリが半分にしたところでは消費電力は影響はないということはわかる結果になりました。

とはいえ、前世代の RTX 2080 Tiから100wほども高くなっているので、明らかにワットパフォーマンスが良くなったとは言いにくいです。

Geforce RTX 3080 Ti はどういった人向け?

Geforce RTX 3080 Ti は性能の高さからこれらの用途向いている。
ただし、RTX 3090とは違い、メモリは半分しかないため大容量を求める8Kは不適正です。

フルHDゲームWQHDゲーム4Kゲーム8Kゲーム動画編集
◎…快適、○…可能、△…妥協、☓…不適正

だいたいWQHD~4K程度がおすすめです。
なお、FHDではフレームレートがかなりオーバースペックレベルなので RTX 3070ぐらいで十分といえます。

Geforce RTX 3080 Ti の総合評価

総合評価は以下の通り。
RTX 3090よりもコスパは良くなったとは言え、今では中途半端感がかなり強いです。

性能
ゲーム評価
レイトレ評価
クリエィティブ評価
消費電力
価格
全体評価
評価ランクB
RTX 3080 Ti  良い点
  • RTX 3090とほぼ同じ性能で300ドルも安く購入できる
  • 12GBなので4K性能をこなすことはできる
  • 消費電力の増加はそこまで大きくない
RTX 3080 Ti 悪い点
  • 1199ドル(後に1099ドル化)の価格は高すぎる
  • RTX 3080 12GBの登場で影が薄くなった。
  • 消費電力が非常に高い、電源ブレーカーの落ちるリスクが高い
  • RTX 3090と違いメモリが半分なので8KやAI絵師などには弱い
  • すでに後継モデルが登場し、すぐに発売終了の可能性大
  • GPUのサイズが若干大きい(ミニケースはこのモデルで限度)
  • DLSS3.0に対応しない

RTX 3080 Tiは文字通り、RTX 3080 10GBの強化版というよりRTX 3090の廉価版といえる立場で、不要なメモリ分を抜いてすこしだけやすくなったといえるもでるです。

しかし、安くなったとはいえ、1199ドルとあまりにも高く、さらには RTX 3080 Tiの廉価版と言える RTX 3080 12GBも登場したことで現在は中途半端になっている状況です。

また、すでに後継のRTX 4090やRTX 4080が発売されていることもあり、現在は値下がりしていますが。今後のリーク状況によるとRTX 4070(RTX4080 12GBじゃない方)は RTX 3090とほぼ同等性能になると言われているので、この水準とほぼ同等の RTX 3080 TiもRTX 4070と全く同じレベルと言えそうです。

しかも容量は同じ12GBなので、今の価格状況と70番台と同じ性能で見たら、RTX 3080 Tiを今すぐ購入するよりもRTX 4070を待ったほうが購入金銭的にも消費電力的にも明らかにコスパは良い気がします。

個人的な予想で、RTX 4070の価格は今のところ、RTX 4080 12GBが当時899ドルを見る限り 699ドルで来そうな予感はします。

おすすめ単品

正直のところ14万円前後なので買いというタイミングではないため、今回おすすめできる商品はいまのところありません。

Geforce BTO おすすめ

すでにBTOメーカーが取り扱いが終わっているため、すでに過去の商品と言ってもいいでしょう。

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