これからの時代は投資でお金を増やす時代じゃない?これ以上資産を期待して増やせない理由

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資産形成といえば、「投資」という言葉が真っ先に思い浮かぶ時代が長く続きました。

株、不動産、最近では暗号資産。お金にお金を稼がせる、これが成功の定石だと信じられてきました。

しかし、私はここで、皆さんの常識に一石を投じたいと思います。

TITAN

これからの「風の時代」は、金融的な「投資」でお金を劇的に増やす時代ではありません。

リューロン

それってまさか…

TITAN

ああ…今までお金をかけて資産を楽に増やすというのがもう時代ととともに終わったということだ。

本記事では、なぜ過去の投資モデルが終焉を迎えつつあるのか、そして私たちが代わりに何をすべきかについて、歴史的背景と未来予測に基づいて深く解説していきます。

私自身、この変化を肌で感じ、自身の資産配分や活動の軸を大きくシフトさせています。


目次

💰 投資で増やせるのは「集中的」に「増やせる資産」があると信じているからこそ起きる

私たちが過去の「土の時代」で目にした資産の爆発的な増加は、「集中的なバブル」「特定の資産クラスへの信仰」の上に成り立っていました。

多くの人が、特定の資産が無限に成長すると信じて、そこに資金を集中させたからこそ、その価値が加速度的に上昇したのです。

土の時代の資産覇権の移り変わり

この「土の時代」における資産形成の覇権は、大きく前期と後期に分けられます。

1. 前期:土地と不動産の覇権(1842年頃〜1991年頃)

この時期、特に日本の明治維新以降は、国家や中央権力が保証する「形ある資産」、すなわち土地と不動産が最大の富の源泉でした。

高度経済成長期を経て、国土が狭い日本において、土地神話はピークに達し、1990年のバブル崩壊まで続きました。

土地は信用創造の担保となり、銀行はそれを基に次々と融資を行い、経済を回しました。

この時代、資産家といえば、ほとんどが広大な土地や多数の不動産を持つ人々でした。

ありす

今は東京の土地とかめっちゃ高いけど…

TITAN

それは外国人が買いまくっているからだね。
けどそれも長くなく、今崩壊しようとしている

もちろんそれ以外の田舎の土地はピーク時に比べても全然割安のまま。

とくに軽井沢や熱海と言ったリゾート地はバブル時代からやすいまま。

2. 後期:有価証券の覇権(1960年頃〜2025年頃)

土地神話が崩壊した後、特に1980年代後半からアメリカで「株主第一主義(Shareholder Primacy)」が叫ばれ始め、これがグローバルスタンダードとなっていきました。

  • 集中と効率: 企業は株主の利益を最優先し、自社株買いや配当増により、資本(ストック)を持つ者を優遇しました。
  • グローバル経済: 国境を越えた株式投資が可能になり、特定のハイテク企業プラットフォーム企業に富が集中しました。

この後期は、「有価証券(株式)」が富の源泉となり、ITバブルや近年のGAFAM株のような集中投資で、「億り人」が大量に誕生しました。

投資の成長限界点

なぜ今、この集中投資モデルが限界を迎えるのか? それは、「成長余地の枯渇」「資本の飽和」にあります。

現在の株式市場はかつてないほど巨大化し、新規参入企業が一気に時価総額を数倍にするような「未開のフロンティア」が少なくなりました。

昔は一部の富裕層や機関投資家しかアクセスできなかった情報が、インターネットにより瞬時に個人にも届くようになりました。

「知る人ぞ知る」投資先は、あっという間に価格に織り込まれてしまうため、短期間で大きなリターンを得るのが難しくなりました。


これから起きる広がりすぎる分散は守りがメインになる

「風の時代」は、「集中」の時代から「分散」の時代へと大きく舵を切ります。

これは単に投資先を分けるという戦術的な話ではなく、富の定義そのものが分散していくという構造的な変化です。

富の「質」が流動的で多様になるため、投資の目的は「爆発的な増加」から「価値の維持(延命)」**へとシフトせざるを得ません。

再び目覚める「見えない価値」を持つ金融資産

これまで投資の主役でなかった、あるいは古すぎて見向きもされなかった資産が再び脚光を浴びています。

昔から存在する金(Gold)や銀などの金属投資が、今再び目覚めています。

しばぬん

最近高すぎて全然ゴールドを買えなくなったよ…
銀はまだ良いとして…

これは、法定通貨(円やドル)の価値が不安定化する中で、国や中央銀行の信用に依存しない「価値の保険」として機能するためです。

金はもうすでに2万円を超えており、10gでもさえ割といいゲーミングPCを買えてしまうほど…

一方で銀は300円ぐらいと金やプラチナと比べても不当に安いものの、それでも少し前まで100円時代だったため、実に3倍近くも上がっており、庶民のための貴金属というのは今のうちになりそうです。

リューロン

てか思ったんだけど、なんで銀はそんなに安いんだ?
1等と2等の差の意味でわかりやすいけど、いくらなんでも格差つけすぎだろ

しばぬん

やっぱみんな1等となる金が大好きだからねー、それに比べて銀は安いからなのと2等という意味、工業製品で使われるからそこに資産性の価値が目につけにくいかも

銀がなぜ上がっているかはすでに色んな方で記事にしていると思うのでここでは書かないけど

また近年は暗号資産も身近な投資先へ変化しつつありますが、とはいえ暗号資産投資は投機的な側面が強い

けど暗号資産の分散となる根拠は、その根底にある非中央集権性という技術(WEB3)は、特定の国家や銀行が富を集中させるリスクから逃れるための「デジタルな分散」として機能しているからというのもあるからでしょう。

またアンティークコインレアなアート作品、特定の不動産投資信託(REIT)など、市場連動性が低く、独特の価値を持つ代替資産への投資が広がりを見せています。

もちろん、これらはまだ一部の例であり、実際にはかなり広範囲で多角的に分散投資が行われています。

この現象は、「将来、どの資産クラスが勝つか誰もわからない」という未来への不安と、「一つがゼロになっても他で生き残る」という防衛的な意識の現れです。

最強の分散投資「見えない投資(自己投資)」

くわえて、これまで紹介したのはすべて「見える投資」である金融投資です。

しかし、近年、最も着目されているのが「見えない投資」、すなわち自己投資です。

これは何を指すのか。つまり、お金の流動化を促進する考えへ変わってきたということです。

お金を**「固定された資産(ストック)」として貯め込むのではなく、「流動的なエネルギー(フロー)」として、自らの知識、スキル、経験、健康、そして信頼できる繋がり**に変換することに価値を見出す考え方です。

TITAN

「流動化」って、銀行口座のお金が動くことだけじゃないよ。お金を払って旅行に行くのも一種の流動化。
その旅行で得た異文化理解発想は、誰にも奪われないし、AIにも代替できない。これは最強の分散投資なんだ。お金を『物』ではなく『道具』として使う意識に変わってきたんだね。

自己投資によって得られたスキルや知識は、デフレやインフレ、国家の信用不安など、いかなる経済的混乱が起きても価値がゼロになることはありません。これこそが、未来において最も信頼できる資産なのです。


🚀 では何で増やすのか?答えは「稼ぎやすくなる」

「投資でお金が増やせないなら、どうやって豊かになるんだ?」

この問いへの答えはシンプルです。

「稼ぎやすくなる」、すなわち「労働収入(フロー)」の価値が再評価されることです。

投資 vs. 稼ぐ(労働)

ここで「投資」と「稼ぐ」の違いを改めて認識しましょう。

  • 投資: 持っていれば持つほど(元本が大きければ大きいほど)増えていく。資本力に依存し、格差を生み出す主要因。
  • 稼ぐ: 行動をすればするほど(スキルや行動量に比例して)お金を増やせる。元本は不要で、個人の能力と流動性に依存します。

土の時代の投資は、元本が少ない者にとってはほぼ無意味であり、格差を招いた最大の要因の一つでした。

風の時代に稼ぎが再評価される理由

しかし、風の時代はその構図を根本から変えます。

  1. AIによる単純労働の代替: AIが単純な作業を担うことで、人間は創造性、発想力、共感性、企画力といった、AIには代替できない高付加価値な仕事に集中できるようになります。
  2. ギグエコノミーとWEB3: 企業への所属という固定的な枠組みが崩れ、個人がスキル単位で世界中のプロジェクトに参加できるようになります(DAO、NFTプロジェクトなど)。場所や時間に縛られずに稼げるようになり、稼ぐためのハードルが劇的に下がります。
  3. 評価のフラット化: 従来、大企業のエリートに集中していた仕事が、スキルと成果に応じて世界中の個人に分散されます。これは、**「誰でも稼げるチャンスがある」という極めて分散的で民主的な構造です。

今後「風の時代」では、資本力(ストック)による格差は徐々に意味を失い、代わりに「行動力とスキル(フロー)」による格差**へと変わっていくでしょう。

この新しい格差は、「不公平」ではなく「機会の平等」を基盤としています。

あなたが持つ「知識」や「スキル」という自己投資から生まれた資産を、**流動的な労働(稼ぎ)**という形で社会に提供し、その対価を得る。これが、これからの時代の主流になる資産形成の方法なのです。

TITAN

僕の個人的な経験で言うと、昔は「情報収集力」が投資で勝つための鍵だったけど、今はその情報収集力自体を新しい事業を立ち上げるための企画力に費やした方が、断然リターンが大きいんだ。
株を買う時間があるなら、新しいスキルを学ぶ動画を見た方が、未来の『稼ぎ』に直結する。この傾向は、今後ますます強くなると思うよ。


🌟 まとめ:投資の時代から「価値創造」の時代へ

今回は投資でお金を増やす時代はなぜ終わったのかについて記事に書いてみました。

土の時代は見えるものに趣にしていたが、風の時代はむしろその逆を重視されるようになっていきます。

  • 過去の投資モデルの終焉: 集中と信奉に基づいた土地や株式への集中投資モデルは、市場の成熟と情報格差の消滅により、爆発的なリターンを生む力を失いました。
  • 富の分散化と防衛: これからの金融投資は、通貨価値の不安定化に対抗するための「守り(延命)」がメインになります。金属や暗号資産、代替資産への広範囲な分散が基本です。
  • 最強の投資は自己投資: 誰にも奪われない知識、スキル、経験への自己投資が、最も信頼できる資産となります。お金を固定されたストックではなく、流動的なフローとして活用しましょう。
  • 稼ぎの価値の再評価: AIとWEB3の普及により、個人の高付加価値なスキル場所や時間に縛られず、世界中で「稼ぐ」機会が増大します。「持っている人」ではなく、「行動する人」が豊かになる時代が到来します。

私、TITANは、皆さんに金融的な「億」という目標に囚われるのではなく、自己投資によって得た能力を駆使して、社会に新しい価値を創造することに集中することをおすすめします。

それが、新しい時代の「豊かさ」の定義になるでしょう。

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