新しいPCを買うとき、あるいはストレージを増設しようと思ったときに、必ずぶつかる壁がありますよね。
「SSD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)、結局どっちが良いんだ?」という疑問です。

SSDとかHDDとかってどっちも同じようなデータ保管だけど・・どっちが良いんだろう?価格もHDDにほうが安いし
少し前までは「速度のSSD、容量のHDD」と棲み分けがはっきりしていましたが、技術の進歩はすごいもので、最近はその常識が変わりつつあります。
特に僕たちのように創造的な活動をしたり、WEB3の世界を覗いたり、はたまたゲームをガッツリやったりする人間にとって、ストレージ選びは作業効率に直結する超重要ポイントです。



「遅い」せいで、あなたの創造的なインスピレーションが途切れるなんて、もったいない!



はあ・・・
今回は、現代のPC事情を踏まえ、SSDとHDDの選び方、そして少し未来を見据えた最適な構成について、僕の考えを交えながら徹底解説していきます。
結論:基本的にはSSDを選ぼう!🚀
まず、最もシンプルで明確な結論を述べます。
今の時代、PCのメインストレージ(Cドライブ)は、「SSD」一択です!



良いか!SSD一択!
でも最近HDD搭載見かけなくなったけどw



そもそもの迷いなしですね
速度が全てを変える
SSDの最大のメリットは、その圧倒的な読み書き速度です。
- OSの起動:数秒で完了。
- アプリケーションの立ち上げ:瞬時に起動。
- ゲームのロード時間:大幅短縮。
この「速さ」は、単なる快適性向上に留まりません。



電子レンジでチンする以上にこの速度は速い!
思考を中断させないという点で、僕たちの生産性や創造性を大きく高めます。
例えば、動画編集で大きなプロジェクトファイルを開くとき、HDDだと数分かかることもありますが、SSDなら数十秒です。
この待ち時間で「面倒くさいな…」とモチベーションが下がってしまうのを防げるだけでも、大きな一歩だと僕は考えています。
HDDはほとんど不要になった理由
HDD(ハードディスクドライブ)は、物理的なディスクが回転してデータを読み書きするため、構造上、SSDの速度には到底及びません。
以前は「大容量ならHDD」という鉄則がありましたが、近年、SSDも容量単価が下がり、8TBクラスの超大容量モデルも現実的な価格帯になってきました。



そのため、99%の人はもはやHDDの出番はないと言っても過言ではない。
速度で選ぶ:SSDにも2種類ある
「SSD一択」とは言っても、SSDにも種類があり、その選び方でまた速度に大きな差が出ます。
Nvme接続とSATA式:選ぶべきはNvme一択!



少し専門用語だけど、でも大体いまのPCはNvme SSDだと思うから新品購入はきにしなくていい。



ようは追加購入ユーザー向けですね!
基本的に、今から新品で買うなら「Nvme接続」のSSD一択です。
種類 | 接続規格 | 速度(理論値目安) | 特徴 | 選び方 |
Nvme SSD | M.2スロット | 3,000MB/s〜10,000MB/s超 | 圧倒的に高速。基板を直挿しするので省スペース。 | これが主流!メインストレージに最適。 |
SATA SSD | SATAケーブル | 500MB/s〜600MB/s | 従来のHDDと同じケーブル接続。速度はHDDより速いがNvmeには劣る。 | 今から買うのは非推奨。 古いPCの換装用など。 |
SATA式のSSDは、HDDに比べれば速いものの、転送速度が頭打ちになるため、今の高速なCPUやGPUの性能を活かしきれません。
特に3DCGのテクスチャ読み込みやゲーム制作のアセット読み込みなど、大量のデータを高速でやり取りする作業では、SATA式では処理が追い付かない場合があります。
更なる高み:Gen4 vs Gen5
Nvme SSDには、「Gen3」「Gen4」「Gen5」といった世代(PCI Expressのバージョン)があり、世代が新しいほど理論上の速度は上がります。



(補足:Genは「ジェネレーション」の略ね。)
世代 | 速度(理論値目安) | 選び方 |
Gen3 | 約3,000MB/s | ひと昔前の主流。価格は安いが新品が少ない。 |
Gen4 | 約7,000MB/s | 現状最もおすすめ!速度と価格のバランスが最強。 |
Gen5 | 約12,000MB/s超 | 最新世代。発熱対策が必要だが超高速。まだ高価。 |
個人的には、Gen4のSSDが現状最もおすすめです。
まずそもそもの話Gen3でも一般用途なら十分すぎる「オーバースペック」と言える速度ですが、今から新品で買うならGen4の方が手に入れやすく、価格もこなれてきました。
Gen5は超高速ですが、現状は発熱も大きく、そこまでの速度が必要な作業は限られます。



というかGen4ですら活かせないぐらいなんだよ。
複数枚構成の場合:分散ストレージのススメ
では2枚目以降のストレージはどっちを選べば良いのかという話であるが…
2枚目まではNvme SSDがおすすめ
2枚目の増設するのであればSSD一択です。



理由としてはこの記事に記載しているのでそちらから!


構成的にCドライブにOSや主要ソフトを入れたNvme SSDを1枚、そして2枚目にも大容量のNvme SSDを導入するのが、現代の理想的です。
2枚目をデータやゲーム専用にすることで、Cドライブの圧迫を防ぎ、データの管理を明確に分けられます。
3枚目以降の選択肢:SSDかHDDか?



3枚目以降になるとどうなのか?
マザーボードによっては、M.2スロットが3つ以上あったり、別途拡張ボードを使えば3枚以上のストレージを増設できます。
3枚目以降の選択は、「用途」によって変わってきます。
- 読み込み速度が命の場合(SSD推奨)
- 大規模なゲームのデータやMOD
- ゲーム制作のアセット(素材)やプロジェクトファイル
- 大規模な3DCGのテクスチャやキャッシュ
- 純粋な保管・アーカイブの場合(HDD推奨)
- 既に完成した動画のアーカイブ(YouTubeにアップ済みなど)
- 仕事で使うが頻繁には開かない古いデータ
- バックアップデータ
倉庫としてのHDDの魅力💰
特に動画クリエイターにとって、完成したデータは膨大になります。
この「ただの保管場所」には、HDDが経済的に非常に優れています。
HDDは8TB(テラバイト)クラスでも1万円台で販売されていることも多く、SSDに比べて圧倒的なコスパを誇ります。
速度は遅いですが、読み書き頻度が低い「倉庫」として割り切って使う分には、全く問題ありません。
外部ストレージとしても、HDDは容量単価が安く、バックアップ用途に最適です。
まとめ
ストレージ選びは、あなたのPCライフの快適さを大きく左右します。



以上のようにまとめると
用途 | 推奨ストレージ | 補足 |
メイン(OS/ソフト) | Nvme SSD (Gen4推奨) | 速度は創造性の源。最優先で高速なものを。 |
ゲーム/クリエイティブデータ | Nvme SSD (Gen4推奨) | 2枚目も高速なSSDで、読み込み速度を担保する。 |
アーカイブ/長期保管 | HDD | 速度不要な「倉庫」として。8TBなど大容量モデルがコスパ最強。 |
このようにストレージを選ぶことをおすすめします。
なお、ストレージはかなり奥深いので今回はざっくりとしたものですが、機会があればもう少しSSDの選び方のコツについて奥深く解説しようかと考えています。