歴史の大きな節目には、その時代を象徴するものが数多く生まれてきました。
今回は、江戸時代の終盤、1802年から2024年(令和6年)まで続いたとされる「土の時代」に焦点を当て、この約220年の間に日本社会を形作ってきた様々な要素について、その誕生から発展、そして衰退の過程を詳細に解説します。

今回はいろんな専門キャラが解説するからよろしく!
土の時代とはいつから?
一般的に「土の時代」とは、江戸時代の終盤である1802年から始まり、令和6年まで続いたとされる約220年間を指します。
しかし、江戸時代はまだ武士の力が強く、古い体制が色濃く残っていました。
私たちが「土の時代」の本格的な特徴と認識する、近代化や資本主義の波が押し寄せたのは、明治維新以降と言えるでしょう。



直ぐにはこなかったんだね



これは風の時代も同じで実際には1981年頃から来たとされるからね



え!44年前!?
この時期、日本は欧米列強に追いつくべく、富国強兵を掲げて社会の仕組みを根本から作り変えていきました。
土の時代で生まれたものたち
明治維新以降の日本は、急激な近代化の波に乗って、社会の仕組みから人々の生活様式まで、あらゆる面で新しいものが生み出されていきました。
その中でも、特に私たちの社会に大きな影響を与えたものをいくつかピックアップし、その詳細を掘り下げていきます。
1. 中央省庁と今の日本政府
現在の日本の行政を司る中央省庁や国会議事堂は、まさに土の時代に本格的に確立されました。
江戸時代までの日本は、各藩が独自の権力を持つ分権的な体制でした。



これ今でいうとアメリカ合衆国に近い分権制度だったということ



たしかにアメリカは独自の法律をある程度打ち出していますもんね。
しかし、明治維新によって天皇を中心とした中央集権国家が樹立され、それに伴い、各分野の行政を担う省庁が次々と設置されました。
例えば、現在の財務省にあたる組織もこの時期に生まれ、日本の財政を管理する重要な役割を担うようになりました。
これらの組織は、効率的な国家運営を可能にし、日本の近代化を強力に推し進める原動力となりました。
しかし、その強固な官僚機構は、後に硬直した縦割り行政や既得権益の問題を生み出し、時代が変化する中でそのあり方が問われるようになりました。



これは後の教育と銀行も同じ用に問われているね
国民の生活に密接に関わる一方で、変化に柔軟に対応できないという側面も持つようになりました。



裏を返すと官僚の1人1人は実は結構パワーが弱いらしく、言い方を悪くすると1人ずつ倒せば弱体化できるという



まるでジャン◯テ◯サみたいな感じですね



官僚は昔でいうと「武士」みたいなもので、これも20年後にはいなくなっているよ
2. 中央銀行と銀行
中央銀行と銀行もまた、土の時代に生まれた重要な存在です。
江戸時代には、各藩が独自の通貨を発行し、商人による両替が主流でした。



今でいうと仮想通貨みたいなもの



現金版仮想通貨ですね



それ仮想通貨とは言わんから…
しかし、明治時代になると、統一された通貨制度が必要となり、日本の中央銀行である日本銀行が設立されました。
日本全体の金融システムが安定し、近代的な資本主義経済が発展するための基盤が築かれました。
その後、多くの民間銀行が設立され、個人や企業が資金を借り入れることができるようになりました。



このときに会社がボンボン建てられた
これにより、大規模な事業投資や個人の住宅購入などが可能となり、経済活動が活発化しました。
しかし、銀行が持つ権力は時に巨大化し、バブル経済のような金融危機を引き起こす原因ともなりました。
現在では、キャッシュレス決済の普及やフィンテック企業の台頭により、銀行の役割も大きく変化しています。



でも今、仮想通貨が来ているからその役割も…



今ね、終盤に差し掛かっているところだ。
銀行は今後おそらく中央銀行を筆頭に、2025年以降から急激に倒産し始めるとされており、30年後には完全にはなくなっていくだろうとされます。
3. 鉄道と自動車、そして飛行機
土の時代は、陸海空の交通手段が飛躍的に発展した時代でもあります。



遠出や旅行が行けるようになったのはこの時代から!
船は土の時代以前から存在していましたが、鉄道、自動車、そして飛行機は、この時代に誕生し、人々の移動手段や物流のあり方を根本から変えました。
鉄道は、明治時代に日本の近代化の象徴として導入されました。
全国を網羅する鉄道網は、物資の流通を活発にし、人々の交流を促進しました。
しかし、地方のローカル線は、人口減少や自動車の普及によって利用客が減少し、廃線の危機に瀕するなど、その役割は変化しつつあります。



最近だとクルーズ列車とかや観光列車がその例?



クルーズ列車は風の時代の序章である。
自動車は、大正時代に普及が始まり、昭和時代に本格的に国民の足となりました。
これまでは馬車とかだったので、馬の管理もしなきゃいけないし、馬のご機嫌で走行できない場面もある、そして遅かった。
自動車で大量輸送が可能になり便利に。
しかし、その一方で、交通渋滞や排気ガスによる環境問題を引き起こす要因ともなり、電気自動車への移行など、新たな課題に直面しています。



ガソリンは地味に場所を探すのが大変。
都会ならともかく、田舎はきつい…
飛行機は、大正時代に実用化され、長距離移動の時間を劇的に短縮しました。国際的な交流を活発にし、グローバル化を推し進める上で不可欠な存在となりました。
けど飛行機は鉄道やバスに比べて敷居が高く、LCCや障害者割引が存在する今でも高級な乗り物であることは間違いありません。
ましてやこの半世紀、いくら座席の改善をしたとしても狭いことには変わらず、今後座席の進化はおそらく急速化するかもしれません、



俺の予想だとエコノミーでも全席今のビジネスクラスになるとされる。



ここも単価狙いですかね…
4. コンピューターとスマートフォン
土の時代末期、特に昭和時代後半から令和にかけて、コンピューターとスマートフォンは私たちの生活に革命をもたらしました。
コンピューターは、当初は軍事や研究目的で使われていましたが、次第に小型化され、企業や家庭に普及しました。
そして、手のひらサイズのコンピューターであるスマートフォンが登場すると、私たちはいつでもどこでもインターネットに接続できるようになり、情報収集やコミュニケーションのあり方が一変しました。
これらの技術は、私たちの生活を便利にし、効率化をもたらしました。
しかし、その一方で、情報過多やデジタルデトックスの必要性、SNSの普及による人間関係の変化など、新たな社会問題も引き起こしました。



SNSとかは必要悪…なんでこんなのが来るのか…



まあ便利なもの遊びココロで考えたら来るんじゃない?
5. 終身雇用と大企業
明治時代以降、日本は欧米に倣って近代的な資本主義社会を形成しました。
この過程で、終身雇用という日本独自の雇用慣行が生まれました。



んで大企業や終身雇用、マイホームというのは実はアメリカが当時進んでいた華やかな生活を真似したというのがはじまりとされているんだ
企業は社員を定年まで雇い続けることを前提とし、社員は会社に忠誠を尽くすという関係性が築かれました。
これにより、社員は安定した生活を送ることができ、企業も長期的な視点で人材を育成することが可能になりました。
この仕組みは、戦後の高度経済成長期に大きな効果を発揮し、多くの大企業が生まれ、日本経済の発展を支えました。
しかし、バブル崩壊後の不況やグローバル化の進展により、終身雇用の維持が困難となり、成果主義や非正規雇用の拡大など、雇用のあり方は大きく変化しています。



けど、中小企業はともかく大企業や財務省とかは余裕なはずなのに人を極限まで減らし、自分たちはお金持ちをしたからな
けど2025年はこの罰当たりがつけが来て、大きくなりすぎた大企業は今後縮小化、分断化されます。
6. デパートとマイホーム、そしてバブリーな高級品
土の時代は、物質的な豊かさを追い求める時代でもありました。
大正時代に登場したデパートは、単なる買い物をする場所ではなく、文化や流行の発信地となりました。
多くの人々が憧れを抱き、デパートで買い物をすることがステータスとなりました。
そして、高度経済成長期には、マイホームを持つことが多くの人々の夢となり、郊外に住宅地が次々と開発されました。



俺の祖父母、父とかもマイホームもちやで!



たいちゃんはマイホーム買うの?



買わん!
もう家もたくさん余っているし、人も減って建築費も高くなっているから
昭和末期のバブル期には、高級品がもてはやされ、人々は贅沢な暮らしを謳歌しました。
海外旅行やブランド品、高級車がステータスシンボルとなり、消費は美徳とされました。



今はうちらの世代だとゲーミングPCとか?



そうだね、今はゲーミングPCやね
俺もそうだけど、ちゃんと買う意味をなしているよ
しかし、バブル崩壊後は、消費のあり方が見直され、よりシンプルで持続可能な暮らしを志向する動きが強まっています。
最近だと高級バックとか全く見なくなりました。
ミニマリスト…最近はSNSの害悪性もあってか中間のミドルリストが現在の最も良い生活とされており、それでも以前よりかはモノを減らすような動きには進んでいます。
7. 競争社会と成功者・富裕層
土の時代は、競争社会でもありました。
明治維新以降、日本は弱肉強食の国際社会で生き残るため、富国強兵を掲げて絶え間ない競争を強いられました。
この競争は、やがて国内にも及び、学歴競争や出世競争が激化しました。
江戸時代は比較的平和な時代でしたが、明治以降の日本は、日清戦争、日露戦争、そして第二次世界大戦と、常に戦争の影に覆われていました。
これらの戦争は、ある意味で国家間の競争の最たるものであり、戦後も経済競争という形に姿を変え、その競争は今なお続いています。



日本は終戦したというけど、終戦80年という言葉を使うぐらい。実は戦争はまだ終わってない。



そうなの?
このような競争社会の中で、大きな富を手に入れた成功者や富裕層が生まれました。
彼らは、その財力によってさらに資産を増やし、資産を持った者勝ちという構図が形成されました。
これは、努力が報われるという側面がある一方で、格差社会を拡大させる要因ともなりました。



けど努力とかしても金儲からないとか言う人多い気が



先程行っていた既得権益の存在だな
基本的に「自己責任」というのはただの既得権益者の傲慢な言葉なので今の時代において傲慢は死語にする必要があるぐらい
8. 学校と反社会的勢力
土の時代には、社会のルールや規範を共有するための学校が全国に普及しました。
教育は、近代国家を支える国民を育成する上で不可欠なものとされ、多くの人々が教育を受ける機会を得るようになりました。
これにより、国民は読み書きを習得し、社会の一員としての知識を身につけることができました。



けどここだけの事実、実は読み書きができる教育って実は少数らしい。日本人はほぼ全員できるというのも相当レアものだという



え!?そうなの?



アメリカとかは簿記おろか四則演算すらできないところもあるぐらいだし
一方で、社会のルールから逸脱する反社会的勢力もまた、この時代にその姿を明確にしました。



日本でいうと暴力団。
江戸時代までの「敵対組織」とは異なり、近代的な「社会」という枠組みができたことで、その枠外に存在する存在として定義されるようになりました。



これが画一的社会の表れか…
彼らは、社会の歪みや貧困から生まれた側面があり、社会の光と影を象徴する存在と言えるでしょう。
けど実際に暴力団も衰退し、また宗教団体とかもなくなる一方なので社会の光と影は分散化がこれまで以上に進むかもしれません。
9. 電気製品と通信網
土の時代は、電気製品の普及とともに、私たちの生活を一変させました。



江戸時代までは光や熱はすべて火で賄っていた。
電気が開発されたのは明治以降で比較的最近のことですが、電灯、冷蔵庫、洗濯機、テレビなどが次々と発明され、人々の暮らしはより便利で快適なものになりました。これらの製品は、家事の負担を軽減し、娯楽の幅を広げました。
たった150年の間ですよ…!
また、電信や電話といった通信網もこの時代に整備されました。



インターネットも実は電気のお陰で出来上がったもの
これにより、遠く離れた人々と瞬時にコミュニケーションを取ることが可能となり、情報の伝達スピードが飛躍的に向上しました。
電気の開発は人類の歴史を変えるものといっても過言じゃなく、生活を豊かのもとになりました。
おそらくは全部電気で賄うだろうと思うけど、でも1つだけ電気が絶対に代用できないインフラエネルギーが存在することも…
10. 傲慢な人
昔から傲慢な人は存在しますが、土の時代は特にその傾向が顕著になりました。
その原因は、時代が急激に変化する中で、自分の経験や成功体験が唯一の正解だと信じ込み、他者への共感や理解が欠如してしまったためです。
特に、多くの富を得た成功者の中には、サイコパス的な傾向を持つ人が多いと言われています。



主に「官僚と天下り」「政治家」「経営者」「医者」「弁護士」が多いとされている



いずれも年収が高そうな人たちですね…
彼らは、他人の感情を理解することなく、自分の利益を最優先に行動することが多く、これが傲慢さとして現れました。
しかし、土の時代が終わりを迎え、情報が瞬時に拡散される現代においては、こうした傲慢な振る舞いは許されなくなります。
SNSなどで簡単に悪評が広まり、傲慢な人間は社会的に信用を失い、孤立していくことになります。
今後、風の時代はサイコパス的な人や傲慢な人は間違いなく滅びていくと予測されています。



本当か?



まあ生まれてくるだろうけど、でも生きづらくなって追い込まれるだけでしょうね。
土の時代の終焉と、その遺産
土の時代に生まれたこれらのものは、日本の近代化を推し進め、私たちの生活を豊かにしてくれました。
しかし、グローバル化や情報化、少子高齢化といった新たな時代の波に直面し、その多くは今、特に2025年~2030年の間に大きな転換期を迎えています。
終身雇用は崩れ、マイホームを持つことが当たり前ではなくなり、競争社会のあり方も見直されつつあります。



野原一家のような生活スタイルももう過去のもの。
これらの変化は、土の時代が終わりを告げ、次の時代へと移行しつつあることを示しているのかもしれません。
私たちがこれからどのように新しい時代を築いていくのか、土の時代に生み出された数々の遺産から学び、考えることが重要です。
過去の遺産をただ否定するのではなく、その功罪を理解し、次の時代を創造するためのヒントを見出すことが、今私たちに求められているのではないでしょうか。