Vtuberの配信を見ていると、時々「欲しいものリスト」が公開されているのを見かけます。
お菓子や飲み物といった気軽なものから、高価な配信機材まで、その内容は多岐にわたります。

でもどうしてそんなに欲張るのか?
と疑問に思う。
しかし、なぜ彼らは欲しいものリストを公開するのでしょうか。
表面的な理由だけでなく、その裏側にあるかもしれない、少し冷たい現実を考察してみましょう。
Vtuberの欲しいものリスト
Vtuberの欲しいものリストには以下のようなものが置かれていることが多いです。
- お菓子や飲み物
- 日用品
- ゲーム機
- ゲームソフト
- 漫画
- ギフトカード
- 配信機材
個人で活動しているVtuberがほとんどで、企業所属のVtuberはリストを公開している例が少ないのが特徴。
これは、企業が機材のサポートをしたり、規約で禁止している可能性が高いと考えられます。



大手とかでは少なくても見たことない



あれなんでしょうかね?リスナーが送りすぎて家がものが溢れちゃうとか…



それもあるけど、ストーカーとかで狙ってくる人もいるだろうし。
といった事情からない人も一定数はいます。
欲しいものリストの裏側を考察する
Vtuberが欲しいものリストを公開する行為には、いくつかの異なる動機が隠されている可能性があります。
1. 奨学金等で生活が苦しいため
多くの活動しているVtuberは、10~20代の学生や兼業の社会人です。
彼らの多くは、日々の生活費を捻出するのに苦労しているかもしれません。
特に、高額な奨学金という名の借金を抱えている場合、その生活は非常に苦しいもの。
そうしたVtuberのリストには、安価な日用品だけでなく、本来なら自分で買うべき高価な配信機材が並んでいることがあります。
しかし、ここで疑問が湧きます。
Vtuberとして活動するために、3万円以上もするキャラクターイラストを依頼しているのに、なぜ生活が苦しいのでしょうか?



答えはお金の使い所を理解をしていないから
Vtuber活動は、時間もお金もかかり、正直なところコスパが悪いコモディティ化されたビジネスです。
コモディティ化について


それに対して、収益化できる人はごく一部。
しかも、リスナーの流動性が高いため、一度ファンになってもらっても、継続的な収益には繋がりにくいのが現状です。


2. 「載せればもらえるだろう」と甘く見ている
残念ながら、中には「欲しいものリストに載せておけば、熱心なファンが買ってくれるだろう」と安易に考えている人もいるかもしれません。
しかし、日本のネット文化には、何かを要求する人に対して冷ややかな視線を送る「冷笑主義」が根強く存在。
よほど熱狂的なファンでなければ、高価なプレゼントは期待できません。
しかも、多くのVtuberリスナーは、実は金銭的に余裕のない層が多いという現実があります。
裕福な層は、そもそもVtuberを見る時間を持たず、自分でビジネスをしたり、旅行や趣味に投資することが多いためです。
資産3億円以上の「本当の金持ち」は、Vtuberを見る時間があるなら、自分のビジネスを回したり、新しい投資先を探しているはずです。



良い金持ちは別にいいとして、悪い金持ちはなにをしているかもうわかるよな?
3. モノを満たせば自分は豊かになると思っている
3つ目の理由は、「モノが満たされれば、自分はもっと豊かになる」という考え。
これはVtuberに限った話ではありませんが、新しい機材やアイテムを手に入れれば、自分の活動がもっと楽しくなる、もっと成功できる、という幻想を抱いている可能性があります。
もちろん、新しい機材が活動の質を上げることは事実ですが…本当に重要なのは、その機材を使って何を生み出すかという創造性。



最近は安いものでも全然十分に発揮できる
モノを増やすことに喜びを感じるあまり、本当に磨くべきスキルやコンテンツ作りがおろそかになってしまう危険性もあります。
4. 転売目的
これはごく稀なケースですが
欲しいものリストを、本来欲しくもないものを手に入れ、それを転売して利益を得るための手段として利用している人もいるようです。
これは、応援してくれるファンの善意を裏切る行為であり、決して許されるものではありません。
しかし、リストに不自然に高価な家電製品や限定品が並んでいる場合は、このような可能性も疑ってみる必要があるかもしれません。



特に気をつけておきたいのは
- 品数が多い
- 投資性がある商品(特にGPUは要注意)
- あまり見かけなそうな商品
この3つがある場合は疑っても良いかもしれないです。
まとめ
Vtuberの欲しいものリストは、一見するとファンとクリエイターの温かい関係性を示すものに見えます。
しかし、その裏側には、個人の経済的な苦境や、安易な考え、そしてモノへの依存といった、様々な思惑が隠されている可能性があります。
もしあなたが、Vtuberの欲しいものリストを見て少しでも違和感を覚えたなら、それはあなたの直感が正しいのかもしれません。
本当に応援したいVtuberを見つけるためには、表面的なコンテンツだけでなく、その活動の姿勢や、ファンとの向き合い方を深く観察することが重要です。