ねぇ、Vtuberで動くアニメーションはLive2Dを使っているんだね!
でも…Live2Dってそもそもなんだろう・・・?
Vtuberの言葉でもよく使われているLive2D。
実際にVtuber活動の8割ぐらいはLive2Dの姿として活動に使われています。
でも実際はVtuber以外でも使われる場面はとても多く、しらないことも多い!
というわけで今回はLive2Dのことについてかーるく解説していきます。
Live2Dは1枚絵をアニメーションできるソフト!
まず、Live2Dというのは1枚絵で簡単にアニメーションをすることができるクリエイターソフト。
じっさいにこのような立ち絵をこんな感じで動かすことできます。
すごーい!このソフトで私が動いているんだけど!
でしょ!?
Live2Dはイラストと3DCGを混ぜたようなもので、1枚のイラストをもとに3DCGアニメーションような骨組みを作れば簡単にアニメーションが作れます。
これまでのアニメーションでは1枚1枚ずつ書かなければ動かすのが主流だったためリアルタイムに動かすことができなかったり、効率も悪いことからなかなか個人のアニメーション制作はハードルが高い物でした。
しかしLive2Dは3Dと同様に1枚の絵があればアニメーションというのが作れるし、書くための枚数も圧倒的に減らすことができるので個人でも作りやすくなりましあt。
ただし実際にはレイヤー分けは必須
とはいえ、Live2Dはこのように1枚の絵から作れるが、実際には作ってこのままではありません。
そういえば動く仕組みはどんなもんだろう?
実際ににゃももの絵はどうなっているかというと…
こんな感じで、いくつか組み合わせた状態で製作します。
わわわ!私の立ち絵ってこんな感じでバラバラに構成されているんだ~!
ここまで分けなければいけないのは複雑なアニメーションを構築しづらいため。
もしいい加減でざっくりな場合でも作れなくはないけど、編集しづらかったり複雑な動作の時ゆがんだりするので、細かいレイヤーをおすすめしています。
とはいえ、実際に絵を描く際にこのモデルとなるにゃーちゃんのデフォでさえ100レイヤー以上ぐらいにはなる
うえええ~!
詳しいことはLive2Dのパーツ分けにてきさいしているのでそちらも合わせてどうぞ
普通のアニメーションとの違い
先ほど普通のアニメーションとの違いはどんなものか?
特徴としてアニメーションは1コマ1コマ1枚ずつ書かなければなりませんが…Live2Dは1枚絵から3DCGのようにモーションを動かすことが可能。
ううう…こんな表情恥ずかしいよ…
そのため、生産効率性がかなり上り、じかんとの節約期待できます。
ただし、Live2Dはソフトの特性上3DCGやアニメーションとは異なり複雑な動作モーションや向きを変えたシーンを行うのが苦手としています。
なので重要なこととしてLive2Dはアニメーションの進化系というわけじゃないということ。
明確な使い分けが超重要!
具体的な違いはこんな感じ。
Live2D | 普通のアニメーション(手書き) | |
---|---|---|
特徴 | 1枚絵から動かすイメージ | 1枚1枚で絵を描く (1秒で24枚製作) |
得意 | ・使い回ししやすい ・絵を作ってモーションだけなので効率性が高い。 ・複雑な絵も対応できる | ・無限大に動きを作れる ・価格が安いか無料で製作できる |
苦手 | ・3D表現した動きが苦手 ・Proの価格が少し高め | ・生産効率が悪い ・依頼料が高い ・複雑な絵は作れない(AIがあれば解決可能) |
なるほど…!
Live2Dのスキルの価値
さて、Live2Dはアニメーションのソフトということで気になるスキルの価値ですが…
ずばりできればLive2Dのスキルはつけておいたほうが良いです。
まずレベルであるが実際に操作したところ、難易度的にそこまで高くない。
もちろん人は得意苦手があるため、一概に言いづらいが、絶対に言えることは「3DCG」や「3DCAD」よりかは習得するまでの峠が明らかに簡単ということ。
3DCGは計算力が増えていくためかなり深くないと難しい。
けどアニメーションという特性上、反面実用できる場面が狭いように見えるが結構広い。
求人情報とかどうなの?稼げる?
Live2Dって稼げるの??
結論:Live2Dのスキル1本だけではちょっと厳しいかなという印象
理由はLive2Dに対応できる人口がどんどん増えてきていることや作品を完結したほうがいろいろとメリットが大きいため
Live2Dは前述のとおり、専門ソフトの中でもそんなに難しくないものなので意外と簡単に習得できてしまいます。
モーションを作り出すだけだから、なかなか単独だけじゃ付加価値を生み出すのはまあ難しい
フリーで働く場合はほかのスキルとの組み合わせがおすすめ
まずフリーの場合は基本的に1本でやり続けるのは超ハイリスク。
なので前述のとおりほかのスキルと組み合わせをしたものをやっていくのがおすすめしたいです。
どんなことできるの?
- ゲーム制作+Live2D
- Vtuberイラスト+Live2D
- 動画制作+Live2D
- アニメ+Live2D
その中でもとくにおすすめがイラスト(Vtuber用)とLive2Dの組み合わせをした案件が超おすすめ。
Vtuberのイラストは2024年になっていても需要はまだ続いていて、現在も個人であっても10万円以上の単価がスキルを磨けばまだまだ可能。
仕事の求人は比較的人手不足なので価値は高め
一方で求人のほうですが、こちらは割と売り手側でありスキルを磨くことにより比較的有利。
現状最強人材となるプログラミングや3Dに比べればニッチなほうだけど、それでも需要は多いね
有利となる理由としては
- 個人(フリーランス)で稼ぐ人が多く、あまり注目されてないため
- 簡単そうに見えて意外と専門寄りに難しい仕事(とはいっても個人的に中級レベルぐらい)
- 日本はソシャゲー市場が大きいので、スマホと相性が良いLive2Dは需要が高い(逆に3DはPCが多くスマホの採用例は少ない)
などいろいろあるため、使い方次第ではLive2Dの専門スキルを活かした雇用働きができます。
逆にVtuber用は単発なので、雇うよりも個人受託したほうがメリットが多く、もし雇用働きをする場合はある程度応じた動きはほしいところね。
まとめ
今回はLive2Dのことについてざっくりと解説をしていきました。
Live2Dといったらやはり=Vtuberというイメージが強いわけですが、ゲームやアニメなどでもよく使われており、意外にも汎用性は高いソフトです。
実際に現状Live2Dのモデラーは人手不足となっており、3DCGやプログラミングの陰に隠れているもののその技術の価値は高いため習得しておいて損はないでしょう。
基本操作はそこまで難しいわけじゃないから意外にも独学もすんなり行けますよ~