レンタルサーバーとは?実は色々と種類はある!

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「ブログやホームページを作ってみたい!」そう思ったとき、多くの人が最初にぶつかる壁が「レンタルサーバー」っていう言葉じゃないでしょうか。なんだか難しそうだし、専門的でよくわからない…って感じますよね。

僕も最初はそうでした。「サーバーって何?美味しいの?」みたいなレベルです。

にゃもも

そもそもこの時点で専門レベチーなんだからわかるわけがないよね

でも、実はこのレンタルサーバー、インターネット上で自分の「場所」を持つためには欠かせない、とっても大事なもの。

例えるなら、インターネットの世界における「土地」みたいなもの。家(Webサイト)を建てるには、まず土地が必要ですよね。

その土地を貸してくれるサービスが、レンタルサーバーです。

この記事では、「レンタルサーバーってそもそも何なの?」という基本的なところから、「実はこんなに種類があるんだ!」ということまで、誰にでもわかるように、なるべく専門用語を使わずに解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、あなたも自分にピッタリの「土地」を見つけられるようになっているはずです。

目次

まずそもそもレンタルサーバーとは何か?

a data center server rackの画像

改めまして、レンタルサーバーとは、Webサイトのデータ(文章や画像など)を保管し、インターネットを通じて世界中の人がアクセスできるようにしてくれるコンピューターを借りるサービスのことです。

このコンピューターは「サーバー」と呼ばれていて、24時間365日、絶対に止まらないように専門の会社が管理してくれています。

イォティ

メンテナンスのときは一時的に止まることはあるけど、それでもほんの僅かだし、寝ている時間に行うことが多い

もちろん、やろうと思えば自宅のパソコンをサーバーにすることもできなくはないんです。

でも、そのためには専門知識が山ほど必要だし、24時間パソコンの電源をつけっぱなしにしないといけない。

停電になったらサイトは見れなくなるし、セキュリティ対策も全部自分でやらないといけない…考えただけで頭が痛くなりますよね。

そこで登場するのが「レンタルサーバー」です。

月々数百円〜数千円くらいのお金を払うだけで、サーバーのプロたちが完璧に管理してくれている高性能なコンピューターの一角を「間借り」できる。

だから僕たちみたいな個人でも、気軽にブログやWebサイトを始められるわけです。

まさにインターネット上の不動産屋さん、って感じですね。

レンタルサーバーの種類

さて、そんな便利なレンタルサーバーですが、実は「土地」にも色々な種類があるように、サーバーにもたくさんの種類があります。

にゃもも

ブログをやりたいだけなのに、そんなに種類があるの?

って思うかもしれませんが、目的によって最適なサーバーは全然違うんです。

イォティ

これを知らないとお金が吹っ飛ぶぞお前

例えば、個人の日記ブログを運営するのと、巨大なオンラインゲームを運営するのとでは、必要な土地の広さや設備が全く違いますよね。

ここからは、レンタルサーバーの種類を一つずつ見ていきましょう。

自分のやりたいことに一番近いのはどれか、考えながら読んでみてください。

WEBサイト・ブログのレンタルサーバー

おそらく、この記事を読んでいるあなたに一番関係があるのが、このサーバーです。

一般的に「レンタルサーバー」と言うと、これを指すことが多いですね。

にゃもも

Conoha WingとかXserverとか…

専門用語では「共用サーバー」とも呼ばれます。

これは、1台の大きなサーバーを、複数のユーザーでシェアして使うタイプです。

例えるなら、大きなアパートの1室を借りるようなイメージ

家賃(利用料金)が安い代わりに、キッチンやお風呂(サーバーの性能)は他の住人と共有みたいなもの。

メリット
  • 料金が安い! 月々1,000円以下で始められるものがほとんどです。
  • 設定が簡単! 専門知識がなくても、管理画面からポチポチ操作するだけでWordPress(ブログ作成ソフト)などを簡単にインストールできます。
  • 管理の手間いらず! サーバーの保守やセキュリティ対策は全部業者がやってくれます。
デメリット
  • 他のユーザーの影響を受けることがある。 同じアパートの誰かが無茶な使い方をすると、自分の部屋(サイト)の表示が少し遅くなったりすることが稀にあります。
  • 自由度は低め。 基本的にはWebサイト運営に必要な機能に絞られているので、特殊なプログラムを動かしたりするのは難しいです。

これからブログやホームページを始めたい、という方なら、まずはこのタイプのサーバーを選んでおけば間違いありません。

僕のこのブログも、もちろんこのタイプのサーバーで動いていますよ。

法人用ビジネスレンタルサーバー

これは、先ほどの「WEBサイト・ブログのレンタルサーバー」の豪華版・高信頼性版

基本的な仕組みは共用サーバーと同じですが、法人向けに特化しています。

企業の公式サイトや、商品を販売するECサイトって、もし表示が遅かったり、サーバーがダウンして見れなくなったりしたら、会社の信用問題に関わりますよね。

イォティ

実はWEBサイトってかなり見る人多い。

そういった事態を防ぐために、より高性能で、より安定していて、セキュリティ対策もガチガチに固められているのがこのサーバーです。

もちろん、その分お値段は高くなりますし、電話での手厚いサポートが受けられるなど、サービス内容もビジネス向けになっています。

一応個人で使うには使えるけど、標準でも十分すぎるのでオーバースペックかもしれませんね。

SNSサーバー

「Twitter(現X)やInstagramみたいなSNSを自分で作って運営したい!」なんて考えたことはありますか?

実は、そういうことも可能なんです。

最近では「Mastodon(マストドン)」や「Misskey(ミスキー)」といった、誰でも自由にサーバーを立てて運営できる分散型SNSというものが存在します。

これからの時代、中央集権的な巨大プラットフォームに頼るのではなく、個人やコミュニティが自分たちの「場所」を持つ流れは、Web3の普及と共に加速していくと僕は考えています。

こういったSNSを動かすには、通常の共用サーバーでは性能や自由度が足りません。

そこで使われるのが、次にご紹介する「VPSサーバー」などです。

VPSサーバー

VPSは「Virtual Private Server」の略で、日本語にすると「仮想専用サーバー」となります。

共用サーバーが「アパート」だとしたら、VPSは「分譲マンション」の1室を借りるイメージです。

1台の物理的なサーバーを複数のユーザーで共有するのは同じなのですが、ユーザーごとに領域が完全に区切られていて、それぞれにOS(コンピューターを動かす基本ソフト)を丸ごとインストールできます。

つまり、自分だけの「専用」空間が手に入るわけです。

にゃもも

どういったメリットが有るの?

メリット
  • 自由度がめちゃくちゃ高い! OSレベルからいじれるので、Webサイトはもちろん、ゲームサーバー、アプリ開発環境、ファイル置き場など、やりたいことは何でもできます。
  • 他のユーザーの影響を受けにくい。 自分の部屋は完全に独立しているので、隣人が騒いでも影響はありません。
デメリット
  • 専門知識が必要。 サーバーの設定や管理(セキュリティ対策など)を全部自分でやる必要があります。「黒い画面に英語のコマンドを打ち込む」みたいな作業が必須です。
  • 料金は共用サーバーより高め。

ブログ運営に慣れてきて、「もっと色々カスタマイズしたい!」「自分だけのサービスを動かしてみたい!」と思った中級者〜上級者向けのサーバーですね。

日本の労働執着文化から脱却するために、自分で何かサービスを作ってみたい、なんて野心がある人にはピッタリかもしれません。

Windowsサーバー

世の中のレンタルサーバーのほとんどは「Linux(リナックス)」というOSで動いています。

無料で高性能なので、Webの世界ではデファクトスタンダード(事実上の標準)なんですね。

それに対して、私たちが普段使っているパソコンでお馴染みの、Microsoft社が開発したWindowsのサーバー版OSで動いているのが「Windowsサーバー」です。

「なんでわざわざWindowsのサーバーを選ぶの?」と思うかもしれませんが、特定のアプリケーション、例えばMicrosoftが開発したプログラミング言語(ASP.NET)やデータベース(SQL Server)などは、Windowsサーバーでしか動かせないんです。

企業の社内システムなどで使われることが多く、個人でブログをやるために選ぶことはまずないでしょう。

ゲームサーバー

「マインクラフト」や「ARK」といったオンラインゲームで、友達とだけ遊べるプライベートなワールドを作りたい!と思ったことはありませんか?

それを実現するのが「ゲームサーバー」です。

これもVPSサーバーの一種なんですが、ゲームを快適に動かすことに特化していて、専門知識がなくても簡単に設定できるように工夫されているのが大きな特徴です。

本来、VPSでゲームサーバーを立てようとすると、例の「黒い画面」と格闘しながら、いくつもの設定ファイルを書き換えて…といった大変な作業が必要です。

でも、ゲームサーバーとして提供されているサービスなら、専用の管理画面から遊びたいゲームを選んで、人数などを設定するだけで、すぐにサーバーが立ち上がります。

ゲームという「味が濃い」体験を、仲間内だけでじっくり楽しみたい人向けのサーバーと言えますね。

イォティ

おれはゲームサーバーについては管轄外だからアクアとかがやっているマイクリとかで解説するぜ

オンラインストレージサーバー

Google DriveやDropbox、便利ですよね。

でも、「外部の会社のサービスに大事なデータを預けるのはちょっと不安…」「もっと容量が欲しい!」と感じることもありませんか?

そんな時に、自分専用のオンラインストレージを構築できるサーバーです。

これもVPSサーバーに「Nextcloud(ネクストクラウド)」のような専用のソフトウェアをインストールして作ることが多いです。

一度構築してしまえば、容量はサーバーの契約次第でほぼ無制限。

友人や家族と安全にファイルを共有する場所としても使えます。

イォティ

なお、運営によってはWEB3ストレージも存在するようだぞ

GPUサーバー

ここからは、さらに専門的なサーバーの世界になります。

イォティ

実はこのサーバー将来性があるんだぜ・・・

にゃもも

そうなの??他のサーバーとは何が違うの?

GPUって聞いたことありますか?「グラフィックボード」や「グラボ」とも呼ばれる、コンピューターのパーツです。

イォティ

サーバー用は少し異なるが、お前らが使うGPUはNVIDIAやAMDなどのメーカーのGeforceやRadeonなどは聞いたことあるか?

にゃもも

いや多分素人は知らないと思うと思いますよ

もともとは3Dゲームなどの映像をキレイに、そして滑らかに表示するための装置でした。

このGPU、実は映像処理だけでなく、ものすごく大量の計算を同時に、一瞬で片付けるのが得意なんです。

CPU(コンピューターの脳みそ)が真面目な秀才くんだとしたら、GPUはたくさんの分身の術を使える忍者みたいなイメージ。

その高性能なGPUを搭載したのが「GPUサーバー」です。

AIの開発(機械学習)や、膨大な科学技術計算、映画レベルのCG制作など、普通のコンピューターでは何日、何ヶ月もかかってしまうような処理を高速で実行するために使われます。

日本はゼロから何かを生み出す創造性が課題と言われがちですが、こういったテクノロジーを個人でも使えるようになると、新しいアイデアがどんどん生まれてくるかもしれません。

AI文章作成サーバー

今話題のChatGPTのような、AIが文章を作ってくれるサービス。

ああいった大規模言語モデル(LLM)を動かすためには、とんでもない計算能力が必要です。

まさに、先ほど紹介したGPUサーバーの塊のようなものが使われています。

企業が「自社のデータだけを学習させた、オリジナルの対話AIを作りたい」といった場合に、こういったサーバーが利用されます。

個人で借りるのは現実的ではありませんが、AI技術の裏側ではこんなモンスターマシンが動いているんだ、と知っておくと面白いですね。

AI画像生成サーバー

「Stable Diffusion」や「Midjourney」など、キーワードを入れるだけでAIが美麗なイラストを生成してくれるサービスも大人気ですよね。

これも、AIが文章を生成するのと同じように、膨大な計算を行っています。

そのため、専用のGPUサーバーが使われています。

イォティ

このまえあいつが言っていたけどGPUのメモリ少なすぎだろと不満げにいっていた。

高性能なグラボを積んだパソコンがあれば自宅でも動かせますが、「もっと色々なモデルを試したい」「もっと高速に、大量に画像を生成したい」というヘビーユーザーは、時間単位で借りられるGPUサーバーを利用することがあります。

創作活動の可能性を無限に広げてくれるサーバーです。

ゲーム用のGPUサーバー

最後に紹介するのは、少し特殊なGPUサーバーです。

これは「クラウドゲーミング」というサービスで使われています。

にゃもも

少し調べてみたけどすでにGeforce Nowというのがすでにあるんだね

イォティ

実際に素晴らしいサービスだと思うぜ。なにせ所有という無駄なコストを減らせる。
あいつが開発する3DCG Gen2もこんな感じで使うことを想定しているそうだ

簡単に言うと、ゲームの処理をすべてサーバー側の高性能なGPUで行い、その映像だけをインターネット経由で手元のパソコンやスマホに送る、という仕組みです。

これの何がすごいかと言うと、手元のデバイスの性能が低くても、最新の超美麗な3Dゲームがサクサク遊べてしまうんです。

データ量の大きいゲームをダウンロードする必要もありません。

まさに、ゲームの世界のサブスクリプションサービスですね。これもまた、GPUサーバーの面白い活用法の一つです。

イォティ

逆に言うとレンタルサーバーはこの分野に早く移行を進めないと時代に取り残される

今はまだゲーミングPCが熱が高いものの、今後メタバースが普及するときはこれが主流になるかもしれないです。

まとめ

さて、今回はレンタルサーバーの基本的な意味から、驚くほどたくさんあるその種類まで、一気に解説してきました。

  • ブログやWebサイトを始めたい初心者WEBサイト・ブログのレンタルサーバー(共用サーバー)
  • 慣れてきて色々いじりたくなった中級者VPSサーバー
  • 友達とゲームで遊びたい人ゲームサーバー
  • AIや専門的な計算をしたい人GPUサーバー

このように、レンタルサーバーは「目的」によって選ぶべきものが全く違います

難しく感じるかもしれませんが、まずは第一歩として、一般的な「WEBサイト・ブログのレンタルサーバー」を一つ借りて、WordPressでブログを始めてみるのがおすすめです。

そこで経験を積んでいくうちに、「もっとこうしたいな」「あんなこともできるのかな?」という欲が出てきて、自然と他のサーバーにも興味が湧いてくるはずです。

インターネットという広大な世界に、あなただけの「土地」を借りて、自分だけの「家」を建ててみる。そう考えると、なんだかワクワクしてきませんか?

この記事が、あなたのその第一歩を踏み出すきっかけになれば、とても嬉しいです。

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