イラストをこれから始める方は液タブとか板タブとかあるけどどっちを選べばいいんだろう?
個人的にはイラストデビューしたいなら板タブより圧倒的に液タブが断然推しでおすすめ!
推し!?
今回はなぜペンタブを買うなら「液晶タブレット」がおすすめなのかを理由と、おすすめの液タブを厳選して3つ紹介していきます!
おすすめの液タブ
サイズ | 解像度 | 筆圧 |
---|---|---|
15.6インチ | 1920×1080 | 8192レベル |
サイズ | 解像度 | 筆圧 |
---|---|---|
15.6インチ | 1920×1080 | 8192レベル |
イラスト描くなら板タブよりも液タブがおすすめの理由
イラストをこれから始める人は液タブを圧倒的にお勧めする理由は以下の4つが上げられます。
直接的にペンで書けるため書きやすい
液タブの一番の大きなメリットは「直接」で描くことができることです。
板タブはモニターを見ながら書くので直感で描くことができず初心者にとって扱いが難しくなかなか上達しにくいです。
なので板タブとかは上級者向けといってもいいね。
初心者の人とかからすればコストとかは結構気にすると思いますが
上達の速さと慣れることで精いっぱいになると思うので長期的な目線で負荷的に考えたら液タブのほうがコスパが良いでしょう。
直接画面で見れるため修正も少なく済む
2つ目のおすすめの理由は「直接画面で見れるので修正が少なく済む」ということ。
これ意外かもしれないけど、全然ストレスが違うのよ
例えば色抜けとか、線をもっとこだわりたいとかそういったことありませか?
板タブはモニター越しのため修正の意図が伝えるのが難しく、うまく操作するのが難しいです。
一方で液タブは直接で見れるのでどこが悪いのかがパッと見てすぐわかります。
普通のモニターより画質が良い傾向
3つ目のおすすめの理由は「画質が良いこと」
液タブはイラストに特化している商品が多いため、通常のモニターに比べて画質が良いことが多いです。
液タブには以下のような
- ビットカラーが8ビット(1678万色)じゃなく10ビット(10億7330万色)が使われている※一部のみ
- Adobeカラーの対応割合が高い
- 普通のモニターに比べて原型的になっていることが多い(独自な色合いが少ない)
- ショートカットキーが豊富
- タッチの精密性が高い
- 60Hz以上で普通のモニター水準である※一部の液タブは120Hz超えもある
というものがあり、
特にイラストとかはそうね
色やショートカットキーやタッチの精密性がかなり問われるので、イラストに特化したものともいえるでしょう。
サブモニターとして活用できるため生産性が高くなる
最後は液タブは普通のモニターとしても使うことができる点です。
近年の液タブはかなり性能が良く、普通のモニターとして使うことができるほか、高級モデルだとゲーミングモニターに匹敵するレベルを持つものも存在します。
とはいえ、イラストは60Hzもあれば十分なので高リフレッシュレートはあんまり意味ない。
そのためイラスト以外でも、例えばブログ作業としてサブとして使ったり、ゲームだったら配信用の操作画面はマウスで操作するより手早いので他の面として使うことができます。
ただし、普通のモニターに比べ価格が高いにもかかわらず、USBバスが少なかったり、あとは縁が広く基本的に床置きの下向きで使う想定なため、メインモニターとして使うにはちょっと厳しいです。
液タブを選ぶデメリット
絵が描きやすくイラスト初心者にとって液タブですが
当然ながらデメリットもきちんと存在します。
これは絶対に知っておかないと損することが多いから絶対に見ること!
価格が板タブに比べ割高
まず液タブは板タブやなんなら普通のモニターに比べて価格が高いです。
板タブは安いものだと1万円もかからなく、どんなに高くても4万円にも届きません。
しかし液晶画面やOSといった開発費用が加わる液タブは倍以上の価格になり、最低でも2万円、平均でも6万円以上はかかります。
2万円か…でも意外とちょっと節約すればいけそうかも…!
これはFHDでエントリーのものなので、ガチの絵師向けの4KモデルやProモデルになると15万円以上と結構来るよ
それはさすがにむりぃ…
また、液タブは本体だけじゃなく、PCも要求するスペックが上がるため付属に価格が高くなる点も注意が必要です。
基本的に液タブは普通のやすいPCだと動作が厳しいため、ゲーミングPCといったGPUを載せたPCが必須になります。
どれぐらいのGPUがあればいいのだろう?
使用用途にもよりますが、個人的にこれぐらいのGPUのスペックはほしいでしょう。
推奨GPU | |
---|---|
FHD | RTX 3050 6GB |
WQHD(2.5K) | RTX 4060 |
4K | RTX 4070 Super RTX 4070 Ti super(動画編集/UE5) |
4K 120Hz | RTX 4070 Ti super RTX 4090(動画編集/UE5/ゲーム) |
FHDであっても最低でもRTX 3050 6GBはほしいところ。
ちなみにPC価格は最低でも10万円となるので、普通のPCが5万円で購入できると考えれば高いです。
おすすめのGPUを知りたい方は記事を描きましたのでそちらからどうぞ~!
重量が重く、持ち運びにあまり不向きなものが多い
2つ目は液タブはそもそも重く持ち運べないモデルが多いことです。
液タブは小さいものだと13インチとモバイルモニターと同等のものがありますが
ほとんどのモデルは16インチや24インチといった大型のものが主流のため、持ち運びに不向き、もしくは不可能といってもいいでしょう。
特に24インチ以上のものは4K画質になっているものも多く、その重量は5㎏を超えていきます。
そのため液タブは完全にデスクトップPCを想定しているといっても過言じゃありません。
大きいと描きやすい分、持ち運びなどが厳しい点も考慮しなければいけないのか…
だから喫茶店で気分転換にイラストを描きたいという方には液タブはあんまりおすすめしない。
なので基本は自宅専用に使うものと考えておきましょう。
HDMIといった専門的なITデバイスの知識が必要となる
描くのは簡単な液タブですが、準備に対しては割とシビアレベル。
板タブの多くはPCにUSBを刺せばすぐに使えることが多いのですが
液タブはUSBの接続以外にも、GPUにHDMI(もしくはdisplayport)を接続したり、コンセントを指す、左手デバイスといった周辺機器をPC本体に直接接続しなくてはなりません。
さらには前述のとおりPCのスペックが要求するので、GPUといったITの専門知識が必要になります。
もう何が何だか…!
なので準備に対しては上級者向けとも言えるため、セットが大変難しい点も液タブの一つのデメリットといえるでしょう。
以上のデメリットを踏まえたうえで次はおすすめの液タブをご紹介していきます。
おすすめの液タブモデル
おすすめの液タブって結局どれを選べばいいんだろう??
液タブはイラストに特化した分、高度な専門的な情報も多いためどれを選べばいいのか迷う方も少なくないです。
そこで数ある液タブの中で、今回そのうち特に初心者におすすめなモデルを3つに厳選しました。
定番の商品で見つけたい「Wacom Cintiq 16 FHD」
サイズ | 解像度 | 筆圧 |
---|---|---|
15.6インチ | 1920×1080 | 8192レベル |
まずどれを選べばいいのか迷ってしまい、どれか1つ選ぶとすれば「Wacom Cintiq 16 FHD」がおすすめ。
日本メーカーのWacomなのでサポートは充実していて、初心者で海外製に不安があるならぴったしです。
サイズは16インチでミドルクラスモデルですが
筆圧感度が8192レベルもあるため普通にイラストを描くだけじゃなく依頼業務でもそこそこ十分にやっていけそうなぐらいのスペックは持ちます。
- 日本製でサポート充実なWacom製
- 利用者のシェア率も8割程度
- 16インチでかつFHDサイズなのでバランスが良い
- スタンダードだが8192レベル
- スペックに対して価格がかなり高い(8万円)
- Proモデルじゃないため一部の機能が無効
格安で選ぶなら「HUION 液タブ Kamvas Pro16 液晶ペンタブレット」
サイズ | 解像度 | 筆圧 |
---|---|---|
15.6インチ | 1920×1080 | 8192レベル |
価格が高すぎてよ!買えない!とにかく安く買いたいという方には「HUION 液タブ Kamvas Pro16 液晶ペンタブレット」が良いでしょう。
価格は半額以下の3万円後半からで、しかも競合他社と違い「Pro」向けの商品であることが特徴でとにかくコスパ最高です。
メーカーは中国製なので人を選びますが
自分がHUIONのモデルを使っている限りだと特に問題なくむしろ快適なため変な使い方をしない限りは安心できるでしょう。
近年は中国のデフレが進んでいるみたいで、今後価格とかは安くなる可能性はあるかも…!
- 価格が安い(4万円以内)
- 競合となるWacomはプロじゃないのに当モデルはPro向け
- 海外製のためサポートが見劣る
- 新品はAmazonもしくはHuion公式しか買えない
ハイスぺのPCを持つなら「HUION 液タブ Kamvas 24 (2.5K) QHD 液晶ペンタブレット」
サイズ | 解像度 | 筆圧 |
---|---|---|
23.8インチ | 2560×1440 | 8192レベル |
RTX 4070やRTX 4070 SuperといったすでにハイスペックなPCを持っている方なら、もう少しグレードが高い「HUION 液タブ Kamvas 24 (2.5K) QHD」がおすすめ。
液タブは高いものを買えばよいことがばかりなことが多いのでお金に余裕があり、かつすでにハイスぺなPCを持っているならWQHD以上の液タブを買っておきたいところ。
画質は異なりますが、そのほかのところは「HUION 液タブ Kamvas Pro16 」とほぼ同じです。
それで価格は10万円を切った価格で買えるためコスパは強力といってもいいでしょう。
ただし、ショートカットキーはモニターに直接ついておらず別の付属でついている点が使う人は選ぶかなと思います。
ほかにも個人的にもっとも推せる4Kモデルがあるけど、これは16万円もかかるから紹介しないが余裕があるならぜひ!
- 10万円以内でProとWQHDの液タブが買える
- セットには10本のペン芯がついていて意外と買わなくて済む
- 8万円ぐらいでも実務性能は十分すぎるほどのクラス
- 大きすぎるため重量が重い(モニターアームを使うなら選択注意)
- ハイスペックPCが要求する
- ショートカットキーは別付属
液タブに関してのよくある質問
- 液タブに接続するならdisplayportとHDMIのどちらに接続するほうがいいですか?
-
HDMIはGPUの穴に1つしか入ってないことが多いため、特に理由がなければdisplayportがおすすめになります。
- 液タブのFHDと4Kの違いはありますか?
-
4KはFHDの4倍の画質サイズがあります。
画質が高いメリットは「作業スペースが広くなる」「画質が良くなり細かく見える」「大きいサイズでは画質が見劣りにくい」などがあげられます。
特にサイズが大きい24インチ以上になると、その差は歴然で細かいところがくっきり見えるようになり、イラストにおいては大きいサイズのものを買うなら最低でもWQHD、できれば4Kが望ましいでしょう。
まとめ
今回はイラストをこれから始める初心者が板タブと液タブどっちを選ぶのに悩んでいるなら「断然液タブ!」という推しで解説していきました。
液タブは描きやすくて直感しやすいから初心者でも上級者まで定番ともいえるよ!
ただし、液タブには相応のデメリットもあるので以上のことについて注意しましょう。
- 液タブは板タブ(ペンタブ)に比べて価格が高い
- 液タブを使うために専門的なIT知識が必要になる
- 重く持ち運びしづらい
以上のことを踏まえて、ペンタブ選びの解説でした!